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アイドルだった君へ 新潮文庫
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商品詳細
| 内容紹介 | |
|---|---|
| 販売会社/発売会社 | 新潮社 |
| 発売年月日 | 2025/02/28 |
| JAN | 9784101057811 |

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商品レビュー
3.4
26件のお客様レビュー
表紙に惹かれて手に取った1冊。 200ページちょっとでしたが、短編5話になっており、とにかく色んなアイドルに纏わるお話でした。 アイドル側であったり、推している側であったり… どのお話も面白かったのですが、 犬は吠えるがアイドルは続く アイドルの子どもたち 寄る辺なくはない...
表紙に惹かれて手に取った1冊。 200ページちょっとでしたが、短編5話になっており、とにかく色んなアイドルに纏わるお話でした。 アイドル側であったり、推している側であったり… どのお話も面白かったのですが、 犬は吠えるがアイドルは続く アイドルの子どもたち 寄る辺なくはない私たちの日常にアイドルがあるということ が面白かったです。 アイドルになった2人のそれぞれの視点で話が進んでいくのも、新鮮でした。 短いのに重みのある、それぞれの人生を見ていたような気持ちになりました。 最後の寄る辺なく~は、もう全オタクに見て欲しい。 違う話ではあるんですが、 アイドルは娯楽として即効性がある。 小説も映画も労働ですり減った頭には回りくどいんだよ。いい作品でも気が滅入ることも多いしさ。 アイドルは、血管に無理矢理ぶち込むみたいに効くから。 っていう文面同意の激しい頷きしてました。 最後の短編の最後の終わりもまたそれで面白かったです! そういうところですよね。 見応えあって楽しかったです。
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辻村深月さんが帯を書いていたので気になったのと、タイトルにも惹かれたので読んでみました。 希と蘭ちゃんのお話はなんだかどこかの現役アイドルを物語っているような感じがして、なんだか感傷的な気分になりました。 すごく薄い本なのに読み応えがあって、そういう本は初めてだなと新たな読書...
辻村深月さんが帯を書いていたので気になったのと、タイトルにも惹かれたので読んでみました。 希と蘭ちゃんのお話はなんだかどこかの現役アイドルを物語っているような感じがして、なんだか感傷的な気分になりました。 すごく薄い本なのに読み応えがあって、そういう本は初めてだなと新たな読書体験でした。 アイドルを題材として様々な視点から作られた物語が新鮮でした。ですが、個人的に話自体は面白い!とはならなかったです。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
思ったよりも薄い文庫本だったので、なんだすぐ読み終わりそうだな〜♪と思ったらそんなことなかった。ひとつひとつの話がとても読み応えがある短編集でした。 アイドルそのものの人たち、アイドル周辺の人たち、アイドルを推している人たち、色んな立場の人が描かれているので、誰かのどこかの感情には思い当たる節が。 アイドル当事者やその周辺の人たちの話では、想像がつくようでつかなかったこともあって面白かった。 ⚪︎犬は吠えるがアイドルは続く 義務教育を終えていないような若い頃から芸能界に入ると、人間関係が逆に狭まって特殊になりすぎてこういうことが起きるのかもしれない。狭すぎて特殊すぎて普通に生きてたら恋愛の対象にはなり得ない人を好きになってしまう…? イメージカラーが白と黒、見た目も正反対な女の子2人組アイドル。文字の並びだけで気になってしまう!ノンシャランのパフォーマンス見てみたかった。 ⚪︎君の好きな顔 冒頭の語りからは思いもよらない方向に晶と夏子が進んでいくのが面白かった。夏子が顔真似をして晶との関係性が大きく動くのか…?と思いきやそうでもなく、結果的に夏子だけが大きく変わっているのがなんとも言えなかった。自分の生活のほぼ全てを捧げてきたことがある瞬間から馬鹿げて思えてしまう時って本当にある。 ⚪︎アイドルの子どもたち ほんとーにタイトルそのまんま。どんなにセックスしてもなんかの拍子に会えなくなるってあるあるだけど、やっぱり切ない。 自分たちのことがネットに流出してものすごい速さで周りが変わっていくのに対して、当事者はその速さに置いていかれていて、かえってとてもゆっくりと状況に呑み込まれていく感じがリアルな気がした。これも正常性バイアスなのかな?
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