日本語からの祝福、日本語への祝福

李琴峰(著者)

• 販売会社／発売会社: 朝日新聞出版
• 発売年月日: 2025/02/21
• JAN: 9784022520333

商品レビュー

2025/11/30

こんなにも丁寧に日本語について講義を受けたことはなかった。幼い頃に憧れたことを努力し続けて成し遂げる彼女の生きざまに感動を覚える。

2025/09/07

日本語を愛する台湾生まれの作家さんのエッセイ。日本語を好きになった経緯を述べ、日本語と中国語・台湾語の特色を挙げる。改めて日本語の特色を教えてもらう。母語話者では意識せず気の付かないところに光を当ててくれる。だからこそ、日本語からの祝福、そして日本語への祝福なのだな。

2025/08/27

日本語教師をしている方が、この本のレビューを書いていらっしゃったのを読んで興味がわいた。著者は美しい日本語を話し、母語ではない日本語で小説を書き、芥川賞も受賞されているすごい人だ。

日本語をとても深く学んでおられるためか、彼女が語る学問の話は私には難しすぎた。外国語を学ぶってこういうことなの？と驚嘆。学問って深すぎる、、、とやる気がでるどころかゲンナリしてしまった。（知識欲が低い私ゆえの感想です）
さらに、ちらちらと伺えるプライドの高さと自己顕示欲が強い様子に辟易。お腹がいっぱいだ。昔、講演会かなにかのイベントで彼女のお話を聞く機会があったのだが、その時に感じた印象ままである。日本社会で生きにくいのでは？と勘ぐってしまう。

以前、日本語のかな文字に漢字が混ざっている様子が、宝石がちりばめられているようで美しいと感じた風なことを、書かれていたように思う。
そんなかんじの優しいことばを勝手に期待してしまったので、私的には期待はずれ。彼女の学生生活や留学時代のお話は興味深く読むことができたので、次回はもっと柔らかめのエッセイを読んでみたい。

こんな稚拙な文章で感想を書いたら、彼女に攻撃されるのでは？とどきどきしてしまう。稀有な存在だと思う。
なんだか疲れる読書体験だった。小説のほうが好きだな。
20250827