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ひのえうま 江戸から令和の迷信と日本社会 光文社新書1348
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商品詳細
| 内容紹介 | |
|---|---|
| 販売会社/発売会社 | 光文社 |
| 発売年月日 | 2025/02/19 |
| JAN | 9784334105532 |
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ひのえうま
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商品レビュー
3.5
17件のお客様レビュー
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
迷信が社会通念に及んで結果として人口減少まで至るなんて何とも奇妙だし不思議だ、と思い読んでみた。 元を辿ればメディア発信だったと知ってとても驚いた。SNSでも反証記事が逆に炎上して拡散されるケースはあるからそれと同じことなんだろうなぁ。拡散されたデマが時代時代で良いように捉えられ使われた、と。(別軸だけど「夜桜お七」の元ネタがこれと知ってへぇ〜となった) この本にも書かれていたけどこの年に産むことを恐れているのではなく社会的不利益を被ることを恐れているのだから、データを解析し昭和のひのえうまで不利益を被った人はほとんどいなかった、むしろ得した人もいたと結論づけたこの本は重要だと思う。 こういう切り口で解き明かすの面白い。読めるか自信なかったけど読んで良かった。
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丙午(ひのえうま)は、60年に1回めぐる十干十二支のひとつ。この丙午の年の女性は気性が激しい、嫁ぎ先に禍をもたらす、など全く根も葉もない俗信があった。本書では、この俗信を視点に社会の仕組みを紐解いていく。なお中心は、丙午によって出産を意図的に避けた昭和の丙午の1966年の記載とな...
丙午(ひのえうま)は、60年に1回めぐる十干十二支のひとつ。この丙午の年の女性は気性が激しい、嫁ぎ先に禍をもたらす、など全く根も葉もない俗信があった。本書では、この俗信を視点に社会の仕組みを紐解いていく。なお中心は、丙午によって出産を意図的に避けた昭和の丙午の1966年の記載となる。 丙午の始まりは八百屋お七の放火事件というのをまず知った。全く知らなかった…ひのえうまは、江戸期の子減らしや間引きがしやすい年になるよう考えられたという指摘もあり、恐ろしい俗信と感じる。 昭和のひのえうまの原因としては、助産婦たちの受胎調節実地指導が広まりつつあり、人口抑制政策から第二子を計画的に出産という意味合いを帯びたよう。それがひのえうま報道とつながり、出生が減ってしまったとのこと。ちなみに第一子はあまり減っていないらしい。 また本書では昭和のひのえうまの人生を少し辿っており、皆、俗信が全然当たっていなかった。来年の2026年のひのえうまは、無事迎えられるはず。
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1906年明治の丙午 1966年昭和の丙午 そして、来年が2026年令和の丙午 「丙午」は、何の根拠もない迷信や陰謀論的なものなのですが、来年はどうなるでしょうか。 日本は既に少子化が根付いています。 川柳にするなら「毎年が ひのえうまかな 令和の世」とは、言い得て妙です。 ...
1906年明治の丙午 1966年昭和の丙午 そして、来年が2026年令和の丙午 「丙午」は、何の根拠もない迷信や陰謀論的なものなのですが、来年はどうなるでしょうか。 日本は既に少子化が根付いています。 川柳にするなら「毎年が ひのえうまかな 令和の世」とは、言い得て妙です。 1966年昭和の丙午の時は「丙午(ひのえうま)年の生まれの女性は気性が激しく、夫の命を縮める」という迷信をマスコミなども流していたようです。 信じていなくても、周囲からの同調圧力に逆らえない社会だったのでしょう。 60年経って、当然そのような事実はないことは皆わかっています。 今こんなことを言おうものなら、○○ハラになるか、炎上するか、軽蔑されるかで、おかしな奴という烙印を押されてしまいます。 よって、2026年令和の丙午は、大規模な出生減は起きないでしょう。
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