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ひのえうま の商品レビュー

3.5

17件のお客様レビュー

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2025/11/29
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

迷信が社会通念に及んで結果として人口減少まで至るなんて何とも奇妙だし不思議だ、と思い読んでみた。 元を辿ればメディア発信だったと知ってとても驚いた。SNSでも反証記事が逆に炎上して拡散されるケースはあるからそれと同じことなんだろうなぁ。拡散されたデマが時代時代で良いように捉えられ使われた、と。(別軸だけど「夜桜お七」の元ネタがこれと知ってへぇ〜となった) この本にも書かれていたけどこの年に産むことを恐れているのではなく社会的不利益を被ることを恐れているのだから、データを解析し昭和のひのえうまで不利益を被った人はほとんどいなかった、むしろ得した人もいたと結論づけたこの本は重要だと思う。 こういう切り口で解き明かすの面白い。読めるか自信なかったけど読んで良かった。

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2025/10/14

丙午(ひのえうま)は、60年に1回めぐる十干十二支のひとつ。この丙午の年の女性は気性が激しい、嫁ぎ先に禍をもたらす、など全く根も葉もない俗信があった。本書では、この俗信を視点に社会の仕組みを紐解いていく。なお中心は、丙午によって出産を意図的に避けた昭和の丙午の1966年の記載とな...

丙午(ひのえうま)は、60年に1回めぐる十干十二支のひとつ。この丙午の年の女性は気性が激しい、嫁ぎ先に禍をもたらす、など全く根も葉もない俗信があった。本書では、この俗信を視点に社会の仕組みを紐解いていく。なお中心は、丙午によって出産を意図的に避けた昭和の丙午の1966年の記載となる。 丙午の始まりは八百屋お七の放火事件というのをまず知った。全く知らなかった…ひのえうまは、江戸期の子減らしや間引きがしやすい年になるよう考えられたという指摘もあり、恐ろしい俗信と感じる。 昭和のひのえうまの原因としては、助産婦たちの受胎調節実地指導が広まりつつあり、人口抑制政策から第二子を計画的に出産という意味合いを帯びたよう。それがひのえうま報道とつながり、出生が減ってしまったとのこと。ちなみに第一子はあまり減っていないらしい。 また本書では昭和のひのえうまの人生を少し辿っており、皆、俗信が全然当たっていなかった。来年の2026年のひのえうまは、無事迎えられるはず。

Posted byブクログ

2025/10/11

1906年明治の丙午 1966年昭和の丙午 そして、来年が2026年令和の丙午 「丙午」は、何の根拠もない迷信や陰謀論的なものなのですが、来年はどうなるでしょうか。 日本は既に少子化が根付いています。 川柳にするなら「毎年が ひのえうまかな 令和の世」とは、言い得て妙です。 ...

1906年明治の丙午 1966年昭和の丙午 そして、来年が2026年令和の丙午 「丙午」は、何の根拠もない迷信や陰謀論的なものなのですが、来年はどうなるでしょうか。 日本は既に少子化が根付いています。 川柳にするなら「毎年が ひのえうまかな 令和の世」とは、言い得て妙です。 1966年昭和の丙午の時は「丙午(ひのえうま)年の生まれの女性は気性が激しく、夫の命を縮める」という迷信をマスコミなども流していたようです。 信じていなくても、周囲からの同調圧力に逆らえない社会だったのでしょう。 60年経って、当然そのような事実はないことは皆わかっています。 今こんなことを言おうものなら、○○ハラになるか、炎上するか、軽蔑されるかで、おかしな奴という烙印を押されてしまいます。 よって、2026年令和の丙午は、大規模な出生減は起きないでしょう。

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2025/10/08

私も1967年生まれ。67コアグループの次の早生まれ集団に入る。干支が立春を境に替わることを知ったのは社会人になってから。私の両親も私の干支を未年と言っていたくらいだ。江戸、明治、昭和と、丙午にまつわる迷信(悲惨な子減らし、当該女性の差別)により当年人口が減少したことを検証しなが...

私も1967年生まれ。67コアグループの次の早生まれ集団に入る。干支が立春を境に替わることを知ったのは社会人になってから。私の両親も私の干支を未年と言っていたくらいだ。江戸、明治、昭和と、丙午にまつわる迷信(悲惨な子減らし、当該女性の差別)により当年人口が減少したことを検証しながら、令和の丙午がどうなるかを予測。私の経験から、同年女子に恋心を抱くことはあれ、丙午を理由に忌避することはなかった。人口減少の原因が戦後GHQの政策にあったと記憶していたが、その後の「明るい家族計画」がダメを押したのではないか。

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2025/08/11

今から40年ほど前、丙午の人たちが成人式を迎える頃にメディアで取り上げられ、話題となっていたのを覚えている。 母に「丙午って何?」と聞いたら、迷信としか思えない謂れについて教えてくれた。 今ならネットなどで根拠のないこととすぐに調べられるだろうが、そこまで昔のことではないはずな...

今から40年ほど前、丙午の人たちが成人式を迎える頃にメディアで取り上げられ、話題となっていたのを覚えている。 母に「丙午って何?」と聞いたら、迷信としか思えない謂れについて教えてくれた。 今ならネットなどで根拠のないこととすぐに調べられるだろうが、そこまで昔のことではないはずなのに伝聞がまことしやかに信じられていたというのが信じがたい。 いや今この時代であっても、陰謀論が拡散しているのだからSNSでこの迷信が流布される可能性だってある。 無意味なデマを流すことがないように、メディアにはしっかりと対応してもらいたい。 しかし著者は幅広く細部にわたって調査されている、感服した。

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2025/08/10

母がひのえうまで、この本を買ってきました。 子の私が先に読み切ってしまいました。 やはり「メディア」の影響は凄まじいな、と。 特に明治〜大正の新聞、反省してほしいです。 そして、近代化が進み多様性が尊重される社会とともに「ひのえうま」の在り方が変わっていくのが興味深く思いまし...

母がひのえうまで、この本を買ってきました。 子の私が先に読み切ってしまいました。 やはり「メディア」の影響は凄まじいな、と。 特に明治〜大正の新聞、反省してほしいです。 そして、近代化が進み多様性が尊重される社会とともに「ひのえうま」の在り方が変わっていくのが興味深く思いました。

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2025/08/09

普通に面白かった。 文章も平易で読みやすく、図解やグラフもわかりやすい。 サブタイトルが『江戸から令和の迷信と日本社会』とあったので、てっきり民俗学的な話かなと思ったら、違った。 社会学の本だった。 ひのえうまについての基礎知識と、60年ごとにあるこの年に生まれた女性についての理...

普通に面白かった。 文章も平易で読みやすく、図解やグラフもわかりやすい。 サブタイトルが『江戸から令和の迷信と日本社会』とあったので、てっきり民俗学的な話かなと思ったら、違った。 社会学の本だった。 ひのえうまについての基礎知識と、60年ごとにあるこの年に生まれた女性についての理不尽な言説についての解説と、来年はこのひのえうまだけど、どうなるかなって感じの展開。 ひのえうまの女が云々かんぬんは、腹立ちしかないのだけれど、それが生じた背景についての丁寧な洗い出しは実に面白かった。著者自身がひのえうまの生まれということもあり、本人は『やや好事家的な蓄積の総まとめ』とのことだが、今の時代必要なものではないかと思う。 今時ひのえうまがどうのこうのという話はないだろうが、似たような巷間が悲劇を生む可能性はあるし、今の時代だからこそ容易に生じる危険性は高いのだから。

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2025/08/04

年末から妊活を始める予定なので、丙午に女子を出産する可能性があり、学ぶために手に取った。 結論、おもしろかった〜! メディアが「迷信ではあるけれど〜」と注意喚起をする様はさながら先日の参院選を思い起こさせる。 結局何も変わっていない。 けれど、子どもを検討する世代は60年ごとに...

年末から妊活を始める予定なので、丙午に女子を出産する可能性があり、学ぶために手に取った。 結論、おもしろかった〜! メディアが「迷信ではあるけれど〜」と注意喚起をする様はさながら先日の参院選を思い起こさせる。 結局何も変わっていない。 けれど、子どもを検討する世代は60年ごとに鮮やかなくらい変化を見せている。 昭和のひのえうま時代、新婚で避妊しない人は13%!? 今じゃ考えられない!! わたしたちもキャリアと人生の狭間で緻密なバースプランを練っているので、ひのえうまくらいで産み控えはしないなあ。

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2025/07/23

ひのえうまがどのように社会に浸透したかをデータから検証する本。 前半の検証は面白かったが、後半はデータの紹介は退屈だった。研究者にとっては重要なデータなのかもしれない。

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2025/07/07

丙午とは、干支の組み合わせで60年おきにやってくる。この年生まれの人は気性が激しいといった民俗的迷信によって出生数が減る傾向にあり、実際に1966年には前年比で40万人もの減少が見られた。そして2026年がその年に当たり、明治・昭和と続いた出生数減少の影響が発生するのだろうか。 ...

丙午とは、干支の組み合わせで60年おきにやってくる。この年生まれの人は気性が激しいといった民俗的迷信によって出生数が減る傾向にあり、実際に1966年には前年比で40万人もの減少が見られた。そして2026年がその年に当たり、明治・昭和と続いた出生数減少の影響が発生するのだろうか。 丙午生まれの女性は気が強く嫁の貰い手がいない―という根拠のない迷信によって、この年の出生数は10-20%程度減少してきた。そして明治の丙午(1906年)、昭和の丙午(1966年)を詳細に紐解いていくことで、それぞれの社会情勢に合わせた現象が見えてくる。それは家父長制のイエ本位の結婚から、個人の自由が高まってきた時代の出産調整といった結婚・出産にまつわる価値観の変化もあり、60年周期での調査検証はそれらを見る上で興味深い。 果たして2026年も出生数は減少するのか?それについてはすでに干支というものを気にする風潮はほとんどなくなりつつあり、また減少するための出生数全体が少子化によって危機的状況にあるため、有意に顕在化するとは考えづらい。むしろ社会としては逆の意味での迷信として、受験や就職といった面での競争率が低い丙午生まれは幸福であるといったキャンペーンを張るのが望ましいのではないか。

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