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翻訳者の全技術 星海社新書326
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商品詳細
| 内容紹介 | |
|---|---|
| 販売会社/発売会社 | 講談社 |
| 発売年月日 | 2025/02/19 |
| JAN | 9784065376812 |

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商品レビュー
4.1
23件のお客様レビュー
☆4.5 山形浩生の率直さは翻訳に活かされてゐる これはよい本だ。専門家よりジェネラリストでないと、広範にまたがった分野の翻訳はつとまらない。山形は自身をジェネラリストと自称する。 世のなかの多くの訳者が専門的でないために、原書とシンクロできてゐない。そのため、ユーモアやジョ...
☆4.5 山形浩生の率直さは翻訳に活かされてゐる これはよい本だ。専門家よりジェネラリストでないと、広範にまたがった分野の翻訳はつとまらない。山形は自身をジェネラリストと自称する。 世のなかの多くの訳者が専門的でないために、原書とシンクロできてゐない。そのため、ユーモアやジョーク・わざと不鮮明にした原文の意図を読み取れないで、わかりやすくなったり、堅苦しくなったり、仰々しかったりするといふのだ。そのとほりである。 哲学やポモなど、わからないことをありがたがる読者すら斬り捨ててゐるが、これも科学的な姿勢としては正しい。わからないことをありがたがる・楽しむ、それはただの娯楽であって、学問の態度としては不健全だらう。わからないことはわからない。それだけだ。 なかではキューバの社会主義の話や、ノマドがあまり動いてゐない話、バロウズなどのSFや海外文学の批評も載ってゐるので、おもしろくて必見だった。
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翻訳家という世界にて、山形浩生さんという方を恥ずかしながら始めて知りました。 翻訳をする上で、直接言語を日本語にするのではなく、読者や視聴者が理解しやすく馴染みが深い言い回しへ変換されている事を理解いたしました。 そして、原作者の方特有の言い回しや、通常の場合ではその意味を内包している言葉であっても、異なる意味が含まれている為、汲み取る作業をされており、これは実社会でも活かせる事が出来ると理解いたしました。 そして、翻訳をする為のツールや方法、それ以外に、積読に対しての所感知る事ができました。
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分かりやすい翻訳をするが、主流な翻訳ではないから批判もされやすい翻訳者。…らしい。著者の翻訳した本を読んだことがないから、そこらへんは分からない。 章立ては「翻訳の技術」「読書と発想の技術」「好奇心を広げる技術」の3章構成。そこからもわかるように、翻訳だけについて書いているわけではない。また、著者は業界的に普通とされる翻訳をする人ではない(らしい)ので、書かれているのはあくまで著者にとっての翻訳論であって、翻訳の一般論を語っているわけでもない。そういう意味では、著者に興味がある人が読む本というような感じがする。 翻訳のところでは、原文の書かれた状況を考えて、原文のニュアンスなどを日本語に落とし込むべし、というようなことを書いている。当然のような気もするが、専門書なのにくだけた調子で書いていたり、原書でもわざと不自然に分かりにくく書いていたりする場合、それを表現するのにはそれなりの技量が必要だし、それができる人は多くない、ということらしい。訳書が分かりにくいときに、原文がそもそも分かりにくいのか訳が悪いのかがふつうの読者は分からないので、翻訳の評価は難しいよね、ということも言っている。 「翻訳するときは原書と同じ順番で言葉が読者に届かないといけない」とかいう考えで、英語の並びを保ったままで翻訳すべしという不思議理論を唱えた人もいたとか。これと通じるかは分からないけど、専門書とかで、やけに読みにくい翻訳があるのはそういった考え方もあるのだろうか。(それとも特に読みやすさとかそういうことは考えていないだけなのか。)専門書を専門家が訳すのは、言語的にだけでなく、内容的にも読者に分かるように翻訳することを期待されているからだと思うのだけど。 翻訳者や、その他色んな人を本の中で結構こき下ろしていて、関係性とかは全然分からないけど、大丈夫なのかなと思ったりした。 その他、印象的だったりしたこと。 ・日本の翻訳者は、他言語と比べてしっかり仕事をする傾向にあり、その分評価も高い?他言語だと本の表紙に翻訳者が載らない場合もあるそうな。 ・最初から最後まで精読しなくてよい。あるジャンルの入り口となるような薄い入門書を読んで、概略を掴み、次に分厚い本を読んで細かいネタを掴むと、その後に読むものをつまみ食いしても細かい所が分かるようになる ・「説明してください」と言われて説明できるようなことはもうとっくにわかっていて、まだ言葉になっていない非常に根本的なところや、説明するまでもないと思っているところに問題の根本がある。(p170)コンサルの仕事について。
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