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翻訳者の全技術 星海社新書326
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翻訳者の全技術 星海社新書326

山形浩生(著者)

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 講談社
発売年月日 2025/02/19
JAN 9784065376812

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商品レビュー

4.1

20件のお客様レビュー

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2025/11/06

山形浩生訳とみると書籍の信頼度が増すまるでミシュラン、モンドセレクションのよう。(嫌味な含みはありません) 読み進めるうちに超人ぶりがこれでもかと沸き立つが、個人的な付言は「好奇心の広げ方」。何気ない日常生活がルーティン化している私、食事に行く店が固定化している等々、には胸が痛...

山形浩生訳とみると書籍の信頼度が増すまるでミシュラン、モンドセレクションのよう。(嫌味な含みはありません) 読み進めるうちに超人ぶりがこれでもかと沸き立つが、個人的な付言は「好奇心の広げ方」。何気ない日常生活がルーティン化している私、食事に行く店が固定化している等々、には胸が痛いお話です。今後は少しの挑戦と変化を意識しながら暮らしていこうと誓う。 読書についても自分の好奇心が惹かれるものに固執せず、全くの他分野にあえて飛び込む意識をもち自分の知識や見解を広げていかねば。 これは常々不足しているなと感じることではあるが、知識を実生活や実体験にコネクトさせることに注意を向けること。これってなかなか難しい。実生活へのコネクトという面では、他人に話すネタにしようとか、得た知識を発信してみようという心意気でいいと解釈。他人を意識した読書を試みていこうと思う。 最終章のコンサルタント話も具体的な体験からの気づきを率直に共有してくれているしおもろい。昔のベトナム気骨あるな。ただ、著者が通ってきた翻訳家や著者への批評話は前提知識がなくスーッと読み飛ばし気味になってもうた。これは個人の力量次第なのでご勘弁。そうはいっても山形浩生という稀有な存在の魅力の一端に触れられた気がした。

Posted by ブクログ

2025/10/19
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

結論から言うと、色々な角度からめちゃくちゃ面白い。 突っ込み所、感心する所、普通に話が面白い所が入り乱れて、付箋をつけてみたら本の天面の小口が見えないくらいになった。 ・タイトルからすると翻訳者になりたい人向けのエッセイみたいだけど(自分がなりたい訳ではない)、読んでから見直すとこれは「ジェネラリスト・山形浩生の全て」という意味であって、「技術」には読書術とか勉強の仕方も含まれていることが分かる。巧妙だなぁ。 ・日本語の扱いがわりと雑(翻訳者なのに)。「うちの親は清水建設で」「ぼくが仕事の中でちょっと自慢なのが」という具合(他にもある)。 この人の訳した本のレビューでも、翻訳の口調については賛否ある様子。本人もそれを自覚していてたまに触れている。  もったいぶった言い回しに惑わされるな、まず大筋を理解しよう、というのはこの人の人生哲学的に(後述)とても頷ける話ではあるんだけど、あまりにざっくばらんすぎるとちょっと気になる。 ・読んでいくと、本業は開発援助コンサルタントであり、翻訳はその副業とのこと。 純粋な興味や仕事での必要があってちょっと訳したものを、足りないところを補って一冊の本にするというやり方でやっているらしい。 ルーツとしては、昔からSFに興味があって、大学のSF研で色々漁って勝手に(!?)翻訳していた流れで、翻訳業もやるようになったという流れらしい。 このへんの話めちゃくちゃ面白い。各大学にSF研があって翻訳のシマがあったとか、サンリオSF文庫の新人起用の話とか。 翻訳業のあるある話、色々な翻訳者の評価も面白かった。 文中でほとんど触れられていないけど、本の背表紙を見たらば、東大とMITの修士号を取っているかなりすごい人だった。大学って東大のことだったのか…。 ・文芸やITや哲学、歴史、とにかく知的好奇心と知識量がすごい。 昔だったら知識人と呼ばれていたと思うけど、黴の生えた「学者」ではなく、あくまで在野の立場から、縦横無尽に手を出してみた、というスタンス。 手を動かしてやってみること、現地に行って実態を知ることも大事。 本人も言うようにそこがこの人の真骨頂で、結構珍しいタイプだと思う。 そのため、普通は交わらない分野同士を繋ぐ発見をすることが稀にあり、その瞬間を求めている節もある。 (過去にした発見について、山形はもっと評価されてもいいんじゃないか…いじいじ、というように後書きで泣き言を言ってるの面白かったな) ・かようにすごい人なんだけど、「この翻訳はダメ」「この本の内容は見るべき所が何もない」みたいな言い回しが割と頻繁に出てくるので、翻訳者としてどうなのと思わなくもない。「この作者/翻訳者に失望した」というかなり長い下りもあったし。 でもなんかあんまり嫌味がないというか、しょうがないな…という気持ちになる。 ・開発援助コンサルタントとしての話もすごく面白かった。発展途上国にインフラを作る際の日本側の思惑、現地の人とのギャップなど。 その方面の話だけで一冊読みたい。 ・というか、名前で検索してみたら、はてなで「経済のトリセツ」を書いている人だった。道理で名前に見覚えがあると思った。 内容が難しいから流し見で読んでいたけど、漠然と抱いていたイメージが掘り下げられた感じがある。 YouTubeで話しているのを見たら普通の感じだったけど(10年前にもこの本の内容のようなことを話していた。ぶれないな)、写真で見るとシルバーのピアスをしている時があり、なんというか解釈一致だった。 ・他の翻訳者はどんなエッセイ(?)を書くんだろうと思って調べた。 瀬田貞二の子どもの本の評論集は、平易でやさしい感じ。大森望は山形浩生と文体が似ている感じがした。 一口に翻訳者と言っても、色々な文化圏があるんだな。 ・他メモ。軽井沢の「Qカルbooks」で購入。大手書店もいいけどこういう本屋がとても好き(「森の本屋」もよかった)。 旦那曰く、店長が発行したらしき「軽井沢移住顛末記」みたいな本があったらしく、その時言って欲しかった。それも読みたかったよー。 調べたら店長さんがブログをやっていて、オーウェルの「1984年」のタイトルが新訳で「1984」となっているのは村上春樹の影響なのかな。という下りがあるのだけど、それを訳したのがまさに山形氏で、本書でタイトルについても書いていた。 英語でもそもそもアルファベットと数字の両方の表記があるし、作者も特にこだわりがあった様子はない。 今回、カバーデザインで「年」がないほうが収まりが良いと言われ、作中の架空言語「ニュースピーク」の雰囲気にも合っているということで、短縮して「1984」とした、とのこと。 すごい偶然だったな。最後までチョコたっぷりで奇跡。

Posted by ブクログ

2025/08/30

趣味で翻訳をしているという山形浩生氏の人生観を綴った作品。 痛烈な批評と思わず笑ってしまう小ネタの数々。 その全てに山形浩生節が炸裂している。

Posted by ブクログ