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翻訳者の全技術 の商品レビュー

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25件のお客様レビュー

  1. 5つ

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  2. 4つ

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2026/02/11

2026-02-11 まあ、予想していた通りの内容ではあった。間違いなく頭がいい人だし、ある程度以上に成果を出しているのも確か。選書のセンスも信頼出来る。 でもなあ。どうにもリスペクトに欠けるんだよね。言葉の選び方とか。さらに、手のひらの返し方にも違和感を感じる。 ということで、...

2026-02-11 まあ、予想していた通りの内容ではあった。間違いなく頭がいい人だし、ある程度以上に成果を出しているのも確か。選書のセンスも信頼出来る。 でもなあ。どうにもリスペクトに欠けるんだよね。言葉の選び方とか。さらに、手のひらの返し方にも違和感を感じる。 ということで、読んだからといって何かが変わる訳ではない本でした。自分にとってはほぼ確認作業。

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2026/02/22

なんでもいいから始める。百個並行してやってもいい。そのうちどれかが実を付ける。 誰もいない場所に乗り込んで行くのはアマチュアの特権。できたばかりの新しい世界にはまだプロがいないので全員アマチュア。多くのプロは既存のものを少しずつ広げていくのが仕事。ある世界にどっぷりつかると、新...

なんでもいいから始める。百個並行してやってもいい。そのうちどれかが実を付ける。 誰もいない場所に乗り込んで行くのはアマチュアの特権。できたばかりの新しい世界にはまだプロがいないので全員アマチュア。多くのプロは既存のものを少しずつ広げていくのが仕事。ある世界にどっぷりつかると、新しく起きていることが面白さに、逆に気がつけなくなってしまうこともある。 行動の人だなー。

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2026/01/27

☆4.5 山形浩生の率直さは翻訳に活かされてゐる  これはよい本だ。専門家よりジェネラリストでないと、広範にまたがった分野の翻訳はつとまらない。山形は自身をジェネラリストと自称する。  世のなかの多くの訳者が専門的でないために、原書とシンクロできてゐない。そのため、ユーモアやジョ...

☆4.5 山形浩生の率直さは翻訳に活かされてゐる  これはよい本だ。専門家よりジェネラリストでないと、広範にまたがった分野の翻訳はつとまらない。山形は自身をジェネラリストと自称する。  世のなかの多くの訳者が専門的でないために、原書とシンクロできてゐない。そのため、ユーモアやジョーク・わざと不鮮明にした原文の意図を読み取れないで、わかりやすくなったり、堅苦しくなったり、仰々しかったりするといふのだ。そのとほりである。  哲学やポモなど、わからないことをありがたがる読者すら斬り捨ててゐるが、これも科学的な姿勢としては正しい。わからないことをありがたがる・楽しむ、それはただの娯楽であって、学問の態度としては不健全だらう。わからないことはわからない。それだけだ。  なかではキューバの社会主義の話や、ノマドがあまり動いてゐない話、バロウズなどのSFや海外文学の批評も載ってゐるので、おもしろくて必見だった。

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2026/01/20
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※このレビューにはネタバレを含みます

翻訳家という世界にて、山形浩生さんという方を恥ずかしながら始めて知りました。 翻訳をする上で、直接言語を日本語にするのではなく、読者や視聴者が理解しやすく馴染みが深い言い回しへ変換されている事を理解いたしました。 そして、原作者の方特有の言い回しや、通常の場合ではその意味を内包している言葉であっても、異なる意味が含まれている為、汲み取る作業をされており、これは実社会でも活かせる事が出来ると理解いたしました。 そして、翻訳をする為のツールや方法、それ以外に、積読に対しての所感知る事ができました。

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2025/12/30
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

分かりやすい翻訳をするが、主流な翻訳ではないから批判もされやすい翻訳者。…らしい。著者の翻訳した本を読んだことがないから、そこらへんは分からない。 章立ては「翻訳の技術」「読書と発想の技術」「好奇心を広げる技術」の3章構成。そこからもわかるように、翻訳だけについて書いているわけではない。また、著者は業界的に普通とされる翻訳をする人ではない(らしい)ので、書かれているのはあくまで著者にとっての翻訳論であって、翻訳の一般論を語っているわけでもない。そういう意味では、著者に興味がある人が読む本というような感じがする。 翻訳のところでは、原文の書かれた状況を考えて、原文のニュアンスなどを日本語に落とし込むべし、というようなことを書いている。当然のような気もするが、専門書なのにくだけた調子で書いていたり、原書でもわざと不自然に分かりにくく書いていたりする場合、それを表現するのにはそれなりの技量が必要だし、それができる人は多くない、ということらしい。訳書が分かりにくいときに、原文がそもそも分かりにくいのか訳が悪いのかがふつうの読者は分からないので、翻訳の評価は難しいよね、ということも言っている。 「翻訳するときは原書と同じ順番で言葉が読者に届かないといけない」とかいう考えで、英語の並びを保ったままで翻訳すべしという不思議理論を唱えた人もいたとか。これと通じるかは分からないけど、専門書とかで、やけに読みにくい翻訳があるのはそういった考え方もあるのだろうか。(それとも特に読みやすさとかそういうことは考えていないだけなのか。)専門書を専門家が訳すのは、言語的にだけでなく、内容的にも読者に分かるように翻訳することを期待されているからだと思うのだけど。 翻訳者や、その他色んな人を本の中で結構こき下ろしていて、関係性とかは全然分からないけど、大丈夫なのかなと思ったりした。 その他、印象的だったりしたこと。 ・日本の翻訳者は、他言語と比べてしっかり仕事をする傾向にあり、その分評価も高い?他言語だと本の表紙に翻訳者が載らない場合もあるそうな。 ・最初から最後まで精読しなくてよい。あるジャンルの入り口となるような薄い入門書を読んで、概略を掴み、次に分厚い本を読んで細かいネタを掴むと、その後に読むものをつまみ食いしても細かい所が分かるようになる ・「説明してください」と言われて説明できるようなことはもうとっくにわかっていて、まだ言葉になっていない非常に根本的なところや、説明するまでもないと思っているところに問題の根本がある。(p170)コンサルの仕事について。

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2025/11/06

山形浩生訳とみると書籍の信頼度が増すまるでミシュラン、モンドセレクションのよう。(嫌味な含みはありません) 読み進めるうちに超人ぶりがこれでもかと沸き立つが、個人的な付言は「好奇心の広げ方」。何気ない日常生活がルーティン化している私、食事に行く店が固定化している等々、には胸が痛...

山形浩生訳とみると書籍の信頼度が増すまるでミシュラン、モンドセレクションのよう。(嫌味な含みはありません) 読み進めるうちに超人ぶりがこれでもかと沸き立つが、個人的な付言は「好奇心の広げ方」。何気ない日常生活がルーティン化している私、食事に行く店が固定化している等々、には胸が痛いお話です。今後は少しの挑戦と変化を意識しながら暮らしていこうと誓う。 読書についても自分の好奇心が惹かれるものに固執せず、全くの他分野にあえて飛び込む意識をもち自分の知識や見解を広げていかねば。 これは常々不足しているなと感じることではあるが、知識を実生活や実体験にコネクトさせることに注意を向けること。これってなかなか難しい。実生活へのコネクトという面では、他人に話すネタにしようとか、得た知識を発信してみようという心意気でいいと解釈。他人を意識した読書を試みていこうと思う。 最終章のコンサルタント話も具体的な体験からの気づきを率直に共有してくれているしおもろい。昔のベトナム気骨あるな。ただ、著者が通ってきた翻訳家や著者への批評話は前提知識がなくスーッと読み飛ばし気味になってもうた。これは個人の力量次第なのでご勘弁。そうはいっても山形浩生という稀有な存在の魅力の一端に触れられた気がした。

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2025/10/19
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

結論から言うと、色々な角度からめちゃくちゃ面白い。 突っ込み所、感心する所、普通に話が面白い所が入り乱れて、付箋をつけてみたら本の天面の小口が見えないくらいになった。 ・タイトルからすると翻訳者になりたい人向けのエッセイみたいだけど(自分がなりたい訳ではない)、読んでから見直すとこれは「ジェネラリスト・山形浩生の全て」という意味であって、「技術」には読書術とか勉強の仕方も含まれていることが分かる。巧妙だなぁ。 ・日本語の扱いがわりと雑(翻訳者なのに)。「うちの親は清水建設で」「ぼくが仕事の中でちょっと自慢なのが」という具合(他にもある)。 この人の訳した本のレビューでも、翻訳の口調については賛否ある様子。本人もそれを自覚していてたまに触れている。  もったいぶった言い回しに惑わされるな、まず大筋を理解しよう、というのはこの人の人生哲学的に(後述)とても頷ける話ではあるんだけど、あまりにざっくばらんすぎるとちょっと気になる。 ・読んでいくと、本業は開発援助コンサルタントであり、翻訳はその副業とのこと。 純粋な興味や仕事での必要があってちょっと訳したものを、足りないところを補って一冊の本にするというやり方でやっているらしい。 ルーツとしては、昔からSFに興味があって、大学のSF研で色々漁って勝手に(!?)翻訳していた流れで、翻訳業もやるようになったという流れらしい。 このへんの話めちゃくちゃ面白い。各大学にSF研があって翻訳のシマがあったとか、サンリオSF文庫の新人起用の話とか。 翻訳業のあるある話、色々な翻訳者の評価も面白かった。 文中でほとんど触れられていないけど、本の背表紙を見たらば、東大とMITの修士号を取っているかなりすごい人だった。大学って東大のことだったのか…。 ・文芸やITや哲学、歴史、とにかく知的好奇心と知識量がすごい。 昔だったら知識人と呼ばれていたと思うけど、黴の生えた「学者」ではなく、あくまで在野の立場から、縦横無尽に手を出してみた、というスタンス。 手を動かしてやってみること、現地に行って実態を知ることも大事。 本人も言うようにそこがこの人の真骨頂で、結構珍しいタイプだと思う。 そのため、普通は交わらない分野同士を繋ぐ発見をすることが稀にあり、その瞬間を求めている節もある。 (過去にした発見について、山形はもっと評価されてもいいんじゃないか…いじいじ、というように後書きで泣き言を言ってるの面白かったな) ・かようにすごい人なんだけど、「この翻訳はダメ」「この本の内容は見るべき所が何もない」みたいな言い回しが割と頻繁に出てくるので、翻訳者としてどうなのと思わなくもない。「この作者/翻訳者に失望した」というかなり長い下りもあったし。 でもなんかあんまり嫌味がないというか、しょうがないな…という気持ちになる。 ・開発援助コンサルタントとしての話もすごく面白かった。発展途上国にインフラを作る際の日本側の思惑、現地の人とのギャップなど。 その方面の話だけで一冊読みたい。 ・というか、名前で検索してみたら、はてなで「経済のトリセツ」を書いている人だった。道理で名前に見覚えがあると思った。 内容が難しいから流し見で読んでいたけど、漠然と抱いていたイメージが掘り下げられた感じがある。 YouTubeで話しているのを見たら普通の感じだったけど(10年前にもこの本の内容のようなことを話していた。ぶれないな)、写真で見るとシルバーのピアスをしている時があり、なんというか解釈一致だった。 ・他の翻訳者はどんなエッセイ(?)を書くんだろうと思って調べた。 瀬田貞二の子どもの本の評論集は、平易でやさしい感じ。大森望は山形浩生と文体が似ている感じがした。 一口に翻訳者と言っても、色々な文化圏があるんだな。 ・他メモ。軽井沢の「Qカルbooks」で購入。大手書店もいいけどこういう本屋がとても好き(「森の本屋」もよかった)。 旦那曰く、店長が発行したらしき「軽井沢移住顛末記」みたいな本があったらしく、その時言って欲しかった。それも読みたかったよー。 調べたら店長さんがブログをやっていて、オーウェルの「1984年」のタイトルが新訳で「1984」となっているのは村上春樹の影響なのかな。という下りがあるのだけど、それを訳したのがまさに山形氏で、本書でタイトルについても書いていた。 英語でもそもそもアルファベットと数字の両方の表記があるし、作者も特にこだわりがあった様子はない。 今回、カバーデザインで「年」がないほうが収まりが良いと言われ、作中の架空言語「ニュースピーク」の雰囲気にも合っているということで、短縮して「1984」とした、とのこと。 すごい偶然だったな。最後までチョコたっぷりで奇跡。

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2025/08/30

趣味で翻訳をしているという山形浩生氏の人生観を綴った作品。 痛烈な批評と思わず笑ってしまう小ネタの数々。 その全てに山形浩生節が炸裂している。

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2025/08/11

 とっても楽しくよみました! それにしても「トリッキーなタイトル」ですよね。わたしは「翻訳のテクニック本」かとおもっていましたが、違うようです。  タイトルをよくみれば「者」と「全」がついています。著者の山形浩生さんは、100冊以上翻訳されている翻訳家さん。つまりタイトルの「翻訳...

 とっても楽しくよみました! それにしても「トリッキーなタイトル」ですよね。わたしは「翻訳のテクニック本」かとおもっていましたが、違うようです。  タイトルをよくみれば「者」と「全」がついています。著者の山形浩生さんは、100冊以上翻訳されている翻訳家さん。つまりタイトルの「翻訳者」さんです。そして「全技術」は、ほぼ「人生」の意味でしょう。つまり、このタイトルは「山形浩生読本」と同等なのです。山形さんの放談を、インタビュアーさんがまとめられています。  YouTubeの「ゆる民俗学ラジオ」を検索しようと、めんどうなので「ゆる」で調べたら「積読チャンネル」がでてきました。「ゆる」仲間みたい。なにげに視聴したら、この本が紹介されていました。このチャンネル、面白いんだけどちょっと長いし中身をどんどんしゃべるので、はじめの部分だけ視聴して、そこで出た「おもしろおじさん」∑(゚Д゚;) 「積読」!?(〃゜口゜)!? のワードで選書しました。  山形さんの翻訳本は、読んだことないけど「ピケティ」とか翻訳されてる有名なかただそうです。しかし、本業はコンサルタントだそうです。翻訳は、基本的に自分の興味や理解のためで、副業というか趣味みたいなものだとか。だから、既存の翻訳本が気にいらないからって、同じ本を勝手に翻訳することもままあるようです。  タイトルに「翻訳」ってはいってるし、翻訳についてもあれこれ語られています。わたしは「言葉選び」のはなしがおもしろかったです!  読みたかった「積ん読」(文中の表記法です)については、全体の約10%ほどです。「読書と発想の技術」の章で展開されています。おもしろかったです!  物理的なものとしての本の「流れ」であり、心理的な「期待」でもある「積ん読」をどう認識するかは、ひとそれぞれだなと思いました。  例えるなら、よけいな体の脂肪を「怠惰」とみるか、「美と富」の象徴とみるか、みたいな感じ? (笑)  いえいえ、『ロード・オブ・ザ・リング』のヘルムズ・ディープの戦いを例に、自由への道を示してくれます。  「積ん読」に思わず反応してしまうひとなら、読むことをおすすめします。  なつかしい本が登場したりで、なんかむしょうに本を買いたくなりす!  山形さんの興味の幅が広く、SF、パソコン、旅行、工作などから、もちろん本業のコンサルおもしろ話まで、盛りだくさんでした。ジェネラリストを自認されている通り、まさに「山形浩生読本」ですね。  ちょっとグチっぽいところがあったりして、わたしも歳の近いおじさん、共感し、応援する気持ちになりました。\(^o^)/

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2025/08/02

山形浩生の翻訳家としての考え方というか思っていることの語り書き。食いつまみで翻訳書がどんどんできてしまう英語力の高さは簡単に真似できる技ではないけれど、二流の技術を組み合わせると一流になるとか、先行者利益で一瞬だけトップの世界に入るとか色々と学びが多い。なんといっても彼の本はわか...

山形浩生の翻訳家としての考え方というか思っていることの語り書き。食いつまみで翻訳書がどんどんできてしまう英語力の高さは簡単に真似できる技ではないけれど、二流の技術を組み合わせると一流になるとか、先行者利益で一瞬だけトップの世界に入るとか色々と学びが多い。なんといっても彼の本はわかりやすいことが最大の利点。クルーグマンとか彼の翻訳がなかったら読んでなかったと思うだけにだいぶ助けられた。バロウズやレッシグとかも同様。とはいえ、彼ももう若くはないので次代はどうなるのか、という感じもする。

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