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闇より暗き我が祈り ハヤカワ・ミステリ文庫
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商品詳細
| 内容紹介 | |
|---|---|
| 販売会社/発売会社 | 早川書房 |
| 発売年月日 | 2025/02/19 |
| JAN | 9784151865015 |
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闇より暗き我が祈り
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商品レビュー
3.8
21件のお客様レビュー
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※このレビューにはネタバレを含みます
暴力まみれの品性に欠けるハードボイルド 評価 3.0 kindle 400ページ 私立探偵だか葬儀屋だかの主人公が殺人事件の捜査に挑む。いかにもアメリカぽいワイルドな表現が多いが、ワイルドというよりもやや品のない表現と言う方が正しそう。品性にかける表現が多く、ハードボイルドと下品とは同義なのだろうかとも勘違いしそうになる。いくらアメリカンジョークでも普通はもう少し品が良いものであるような気がするが。 主人公もいかにもな感じで、当初から暴力シーンが多い。まあこの手の主人公としては強いのは最低限の必要条件か。おまけに殺人を犯した過去も描かれる。同情すべき余地はあるが。 こんな感じで単純な正義とはほど遠くやや品性に欠ける話が続く。まあ、殺された牧師も大概であり、関係者一同あまり普通の人が出て来ない。結局、情報を得るために人を殴り、気に入らなのが出てくればそいつも殴る。そんなこんなで最後は何人か殺して事件解決。 なんか続編もあるような終わり方だが、ちょっと読むのは勇気が入りそう。この手の話は嫌いではないしスムーズに読めたが、なんかちょっと求めているのとは違う様な気がする。もう少しだけ上品にしてくれると助かる。
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このミス大賞で海外部門の1位に選ばれた『頬に哀しみを刻め』のS.A.コスビーの長篇デビュー作 アメリカ南部ヴァージニア州を舞台とし、人種問題や南部独特の闇を描いているのはデビュー作から一貫しているようだ 主人公のネイサンはヴァージニア州の田舎町の葬儀社に勤めている 元は保安官...
このミス大賞で海外部門の1位に選ばれた『頬に哀しみを刻め』のS.A.コスビーの長篇デビュー作 アメリカ南部ヴァージニア州を舞台とし、人種問題や南部独特の闇を描いているのはデビュー作から一貫しているようだ 主人公のネイサンはヴァージニア州の田舎町の葬儀社に勤めている 元は保安官だったネイサンに牧師殺害事件の調査が信徒から依頼される やがて牧師の裏の顔が浮かび上がり… ネイサンは町を支配する悪に立ち向かおうとするのだが、ネイトへの衝撃はすざましい… 解説にも書かれていたが、とにかくS.A.コスビーの作品は暴力描写に手を抜かない! しかし、この主人公ネイサンが何とも陽気でやたらに強い… だからなのかひどい描写であるにも関わらず、どこか痛快に読み進めてしまうのだ! そして何といっても作品の根底にある家族や仲間との絆がすごい まぁ、そんな絆があっていいのか?と思わなくはないが…(笑)
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
S・A・コスビーの小説には、さまざまな匂いがする。 暴力の匂い。差別の匂い。土と汗の匂い。そして、人と人とが寄り添う温もりの匂い。 きれい事だけでは済まされない、この世界の理不尽そのものの匂いだ。 コスビーの登場人物は、自らの正義を貫くためなら相手を傷つけることをためらわない。 そして、その代償を一生背負って生きていく。 主人公ネイサン・ウェイメイカーもまたその一人だ。戦場で人を殺し、さらに、両親をひき逃げしながら権力に守られて裁かれなかった男を、自らの手で裁いた過去を持つ。 その罪は消えない。しかし彼は、その罪を抱えたまま前に進もうとする。 ハードボイルドの主人公といえば孤独な男を思い浮かべる。 しかし、コスビーの主人公は孤独ではない。従兄弟のウォルトは静かにネイサンを支え、相棒スカンクは命を懸けて駆けつける。 彼らがいるからこそ、この物語は単なるハードボイルドでは終わらない。 コスビーが描いているのは、暴力ではない。暴力の中でもなお失われない家族や仲間との絆である。 物語はハッピーエンドでは終わらない。 しかし、救いがないわけでもない。それは、人生とは罪も喪失も抱えたまま、それでも誰かのために生き続けることなのだと、このアメリカ南部の物語が静かに語りかけてくるからだ。
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