宇宙を編む はやぶさに憧れた高校生、宇宙ライターになる

井上榛香(著者)

• 販売会社／発売会社: 小学館
• 発売年月日: 2025/01/31
• JAN: 9784093891905

商品レビュー

2025/07/15

筆者は若くて元気で宇宙の星のようにキラキラしてる。
閉塞感いっぱいで煮詰まってきている地球を飛び出して
つぎの時代は宇宙ですよね。

日本にしか出来ない宇宙への貢献もあるとか
この本のお陰で
宇宙への関心が高まりました。

2025/04/11

『深海ロボット、南極へ行く』を読んだときにも思ったが、やはり人間は深く興味があることにはとてつもないエネルギーを発揮できるんだなと感じた。
英語、ロシア語、宇宙法、、著者の学びの原動力は宇宙への興味だからすごい。
エッセイだけど、なんとなく知っていたり知らなかったりするニュースの詳しいところも知れて、学びも多い一冊だった。
文系サイドからの宇宙の話ははじめて読んだが、やはり一般の人に伝える仕事の方が書かれているため、とても読みやすかった。
著者のWeb記事も読んでみたくなった。

2025/03/08

- 宇宙取材の体験
- スペースシャトルの打ち上げ取材が描写され、取材を通じて得た感動的な体験。
- 打ち上げの際の自然との一体感や、アリゲーターが生息する湿地帯の景色が印象的。

- 宇宙への興味の背景
- 多くの人が幼少期に宇宙に興味を持ち、その影響で宇宙に関わる仕事を志すようになる。
- 自身の宇宙への興味のきっかけが、図鑑や映画だったことが振り返られる。

- 宇宙産業の成長と課題
- 最近の宇宙産業の発展について触れ、さまざまな分野からの専門家が参入していることを強調。
- 宇宙産業が成長する中で、特に航空宇宙以外の専門知識を持つ人材の重要性が増している。

- 牛の尿からのロケット燃料
- 大樹町の牧場での牛の尿を利用した液化メタンの製造と、それをロケット燃料として使用する試みについて。
- 地域の課題解決と経済効果を結びつけた取り組みが評価されている。

- 取材の難しさと責任
- 宇宙関連の取材における情報の信頼性や、未発表情報の取り扱いについての倫理的なジレンマ。
- 取材対象者からの信頼を得るための努力や、情報の正確性を保つ重要性が強調される。

- ウクライナ戦争の影響
- ロシアによるウクライナ侵攻の影響が宇宙産業にも及んでいることが述べられ、戦争の現実と宇宙産業の理想とのギャップが考察される。
- 戦争の影響で生きた心地がしない状況や、避難民との関わりが描かれる。

- 未来の宇宙旅行
- 民間人による宇宙旅行の可能性と、技術革新がもたらす新たなチャンスについての考察。
- 宇宙から地球を見た時の感動や、平和の重要性に対する思索が述べられている。

- 月面探査と新たな挑戦
- 月面探査や新しい探査技術の開発についての期待が表明されており、未来の宇宙開発に向けた希望が語られる。
- 特に、アルテミス計画や月面探査の実証フィールドの重要性が強調されている。

結論
本書は、宇宙に関する多様なテーマを通じて、宇宙産業の現状や未来への展望、また人々の宇宙への情熱を描写しています。宇宙に関わる仕事や取材の難しさ、倫理的な責任を考察し、読者に対して宇宙への理解を深める機会を提供しています。