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ミーツ・ザ・ワールド 集英社文庫
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ミーツ・ザ・ワールド 集英社文庫

金原ひとみ(著者)

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ミーツ・ザ・ワールド 集英社文庫

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 集英社
発売年月日 2025/01/21
JAN 9784087447309

ミーツ・ザ・ワールド

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商品レビュー

4.1

110件のお客様レビュー

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2025/12/24
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

『ミーツ・ザ・ワールド』を読んで、世間で「普通じゃない」とされる価値観について考えさせられた。 死にたいと思うこと、生きるために薬を使うこと、自分はすでに消えているような状態が普通だから消えたいと感じること――ライの価値観は、私にとって簡単に理解できるものではなかった。 私は生きたがりの人間で、もし「死にたい」と言う人がいたら止めてしまうと思う。けれどそれは正しさではなく、私自身の価値観にすぎないのだと気づいた。私や主人公、そしてライの考え方は、育った環境によって作られたものかもしれないし、生まれ持った性質(ギフト)なのかもしれない。 人はそれぞれ違う世界を生きていて、どれだけ愛していても、好きでも、相手の世界をすべて理解することはできない。だからこそ、相手の人生に簡単に干渉することはできないのだと思った。それでも、一緒に生きられなくても、相手の心の中に存在し続けることはできるのではないかと感じた。 私は自分は偏見が少ない方だと思っていた。しかし、「私の世界の普通」と「他人の世界の普通」は違う。その時点で、人は生まれながらに偏見を持ってしまう存在なのかもしれないと、この作品を通して考えさせられた。

Posted by ブクログ

2025/12/21

今はそばにいないけど、過去いろんな人が与えてくれた優しさで自分は生かされてるなと。もう会えなくてもちゃんと覚えてるからねと伝えたい。

Posted by ブクログ

2025/12/14

他人と分かり合うことの難しさ、いや、そもそも分かり合おうなんておこがましいということが、よくよく分かった一冊でした。 腐女子の由嘉里と、死にたいキャバ嬢のライ。 全く違う世界で生きてきた二人が出逢い、影響を及ぼし合い‥‥というお話だと思っていたら、そんな単純な物語ではなかった。 ...

他人と分かり合うことの難しさ、いや、そもそも分かり合おうなんておこがましいということが、よくよく分かった一冊でした。 腐女子の由嘉里と、死にたいキャバ嬢のライ。 全く違う世界で生きてきた二人が出逢い、影響を及ぼし合い‥‥というお話だと思っていたら、そんな単純な物語ではなかった。 読んでみて思ったこと、感じたことはたくさんあって、色々書き残したいのだけれど、とても難しい。 どんなに言葉を選んでも誰かを傷つけてしまいそうで 躊躇してしまいます。 由嘉里も最終的に自分がライに対してできることは彼女を傷つけないことだけだと気付きます。 相手をどんなに愛していても、決して分かり合えないことがある。愛していることが相手を苦しめることもある。 自分以外の世界は、どうやったって理解できない。でも、理解できないけれども存在しているということは分かりました。 読んで良かった一冊。

Posted by ブクログ