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翳りゆく午後
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翳りゆく午後

伊岡瞬(著者)

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翳りゆく午後

定価 ¥2,090

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 集英社
発売年月日 2024/12/13
JAN 9784087718881

翳りゆく午後

¥770

商品レビュー

3.8

59件のお客様レビュー

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2026/03/09

高校教師大槻敏明の目下の悩みは、息子の反抗期ともの忘れが出てきた父親武の車の運転に関すること。 しかも武は年下の女性とドライブしているらしい。 ある日ついに「人を轢いたかもしれない」という連絡が… 高齢者ドライバーとその家族の不穏な日常を描いた物語。 噛み合わない会話や高齢者の...

高校教師大槻敏明の目下の悩みは、息子の反抗期ともの忘れが出てきた父親武の車の運転に関すること。 しかも武は年下の女性とドライブしているらしい。 ある日ついに「人を轢いたかもしれない」という連絡が… 高齢者ドライバーとその家族の不穏な日常を描いた物語。 噛み合わない会話や高齢者の不安感がリアル。 主人公の敏明が他力本願で他責思考気味で、そんなところも妙にリアルでした。

Posted by ブクログ

2026/01/25

四十七歳になる大槻敏明は妻の香苗と反抗期の息子の幹人の三人で東京の西の外れにある団地に住んでいた。 同じ市内には八十歳になる父親の武が一人で暮らしていた。 大槻家は旧家で 武は校長職を経て教職を退いた後 市民講座で講師をつとめる地元の名士だった。 もともと頑迷な性格だった武に半年...

四十七歳になる大槻敏明は妻の香苗と反抗期の息子の幹人の三人で東京の西の外れにある団地に住んでいた。 同じ市内には八十歳になる父親の武が一人で暮らしていた。 大槻家は旧家で 武は校長職を経て教職を退いた後 市民講座で講師をつとめる地元の名士だった。 もともと頑迷な性格だった武に半年ほど前から“ある症状”が現れだした。 武の車に傷が増え、敏明が免許返納を勧めているなか近隣で轢き逃げ事件が発生した──。 高齢者の免許返納問題を主軸としたサスペンス。 西尾千代子の一件は本当にこんなこと可能かなぁ〜 と思いながら夢中になって読んでしまった。 読み終えて思ったのは、認知機能が衰えて それを自覚して備忘録ノートまでつけていた武には息子の敏明のことがちゃんと見えていたのに、敏明は息子の幹人のことを全く見ようともしなかったということ。 武の事件は確かに大きなきっかけだったのかもしれないが、ひとつのきっかけに過ぎなかったと思う。 事件後 敏明のおかれた境遇は多少同情の余地はあるけど 自業自得だったんじゃないかな。

Posted by ブクログ

2025/12/05

ー 人を轢いたかもしれない ー ニュースを見れば必ずと言っていい程流れてくる「高齢者ドライバーによる交通事故」 その度に明日は我が身と身構え、「車に気を付けてね」と、毎朝 通勤 通学する家族を見送る人も多いのではないだろうか 又は、私のようにいつ車が突っ込んで来てもひらり...

ー 人を轢いたかもしれない ー ニュースを見れば必ずと言っていい程流れてくる「高齢者ドライバーによる交通事故」 その度に明日は我が身と身構え、「車に気を付けてね」と、毎朝 通勤 通学する家族を見送る人も多いのではないだろうか 又は、私のようにいつ車が突っ込んで来てもひらりと躱し、あわよくば即反撃の姿勢に入れるようにと常に頭の中で サイヤ人の私 をイメトレをする独り身もいるだろう あまりふざけれる議題では無いが、そんなアホ思考を許される、平和でノンストレスな環境を生きれる事は周りの人間あってこそだと感謝している だが同時に危険と隣り合わせな軽薄な思考だとも思う どちらにせよ 最愛の家族、または己自身が無事に帰宅し、次の日を迎える準備をし、日常のサイクルを維持 継続できるのは少なからずこの「意識」が役に立っているからだろう しかし、私も含めだが大体の人は何故か己を「被害者側」確定人物として脳内演出を繰り広げている なぜなのか 高齢者ではないから?...その通りだ では、高齢者では無い己自身が「高齢者ドライバーによる事故」の「加害者」になる時は一体どんな時だろう 私はその一つの例を本書で垣間見ることとなった ーーーーーーーーーーーーーーーーー 江戸時代から続く名家 「大槻家」 その肩書き、名残を、謙虚ぶってるが御鼻高々が隠しきれない傲慢さがチラ見えする袋とじ系親子を紹介しよう 国語高校教師の【大槻敏明 】本作の胸糞主人公である その父、地元の校長先生様 【大槻武】 同じく元教職員で現、市民講座をする地元の名士 絶賛認知症進行中である 厳格な父、武を取り巻く噂 認知症派生の免許返納問題と女性問題の停滞 会いに行く度に増える車のキズ 同時期に流れる遠くない場所での轢き逃げのニュース 最初こそ妻【香苗】の言葉を話半分に流していた敏明だが、重なる事実に重い腰をあげ始める そしてそれが焦りに変わるのに時間は掛からなかった ー 人を轢いてしまったかもしれない ー 武がそう告白したからだ だが、敏明の問題に向き合う動機、懸念は決して人に向けた優しい物では無い もし、轢き逃げの犯人が父だったら? 教師は続けられないし仕事はどうすれば良い 家は売れば幾らかにはなる それで遠くに越すべきか いや、それを回避するにはどうしたら良い そんなんばかりだ むかむかする! 息子の【幹人】は父の小物感を見破っていたのだろう 会話もしなければ同じ空間に居ようともしない 敏明もそんな息子を煙たがるを越して気持ち悪がっていた 幹人の過去の過ちをグチグチ言う事で自分の小ささを隠し続けた あぁ、むかむかする! ーーーーーーーーーーーーーーー 人は我が身を守る為の動機ならよく動き、回避のために我武者羅に働く そしてそれを「誰かの為の行動だった」と結論付けて 良い人で着地して自己の狡猾さを隠蔽する 更に、デタラメで穴だらけの鎧を他者に完全に見破られている事に気付かず相手の態度に腹を立てる 「こんなにしてやっているのに」 「こんなに頑張っているのに」と。 滑稽ですね、人間なのです ーーーーーーーーーーーーーーーー 謎の女【西尾千代子】はどこまで知っていて、どこまで関わっているのだろうか 息子【幹人】が犯した、父の侮蔑的視線を背負う程の罪とは一体なんだったというのだろうか 父【武】はどこまで覚えていてどこまでが本当の言葉でどこからが虚言なのだろうか 妻【香苗】が放った言葉「私は使用人というより、兵隊、そして、あなたは指揮官 黙って従えでしょう」 この闇はいつ産まれたのだろうか そして 【敏明】が真実を知り迎えた未来で何を思い、それをどう読者に突き付けるのか 敏明と武の【翳りゆく姿】の受け止め方の違いに救いの無さを感じた もう終盤ですが先に言います読了感心底悪いです‪( ` Δ´) ーーーーーーーーーーーーーー 伊岡瞬の作り出す人物は意外と意外性が無い 悪そうなヤツは大体悪いヤツだし、嫌そうな奴は大体嫌な奴だ 悪に目覚めるってより目覚めても悪って感じ どんでん返さないし、言行一致している 「自分本位の暴走(本人無自覚)」に至っては最高潮に現実を投影している作家だと思う 男性のクズさのピックアップが多い事もあり、女子ウケ悪い作家さんだろうなぁと他人事全開でケラケラしていたが、今回はちょっと多数派陣営かなぁ 反面教師うんぬん所では無く、苛立ち腹立ちばかりで久々に病みましたねぷんすかぷん! 早急に肉球とか甘い物とか肉球とか肉球とか肉球を摂取せねば..(:3_ヽ)_ 今日パフェ食べに行こ...

Posted by ブクログ