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翳りゆく午後 の商品レビュー

3.8

62件のお客様レビュー

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  3. 3つ

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2026/04/14

昨今の高齢ドライバーによる事故の問題を 提起した作品かと思って読んでいたら、 高齢ドライバーの事故によって、普通の家庭が 崩壊していくサスペンスだった。 敏明は父親を心配しているように見えるがそれは 保身からであり、妻の香苗に詳しい事を話さない。息子の幹人とはうまくいっておらず、...

昨今の高齢ドライバーによる事故の問題を 提起した作品かと思って読んでいたら、 高齢ドライバーの事故によって、普通の家庭が 崩壊していくサスペンスだった。 敏明は父親を心配しているように見えるがそれは 保身からであり、妻の香苗に詳しい事を話さない。息子の幹人とはうまくいっておらず、息子は自分とは口もきかない。そんな息子は実は祖父と仲が良く、祖父の武は幹人のやりたい事をひそかに応援していることなど、敏明は全く知らなかった。 敏明が後に、大きな分岐点があったとしたら 渓谷でそれらしきものを見つけた時、武に訊かれて「何もない」と答えてしまった瞬間だったと述べて いるが、実はその前から家族内の崩壊は始まって いたのかもしれない。 全てを認めた武が、認知症が進む前に書いたと 思われる最後の手記が悲しい。 敏明、嫁の香苗、孫の幹人の幸せを願い、 これ以上の翳りがなきことを願う手記だが、 嫁の香苗は夫を見限り、孫の幹人も離れていった。 武の中で、家族で過ごした美しい記憶は永遠に 色褪せることなく胸に留まるが、一人残された 敏明は武の面倒をみる‥ 高齢ドライバーによる事故の問題は 誰にでも起きそうで怖い。 内容は決して楽しい話ではないけれど 一気読み。

Posted byブクログ

2026/04/13

誰しもが他人事ではない話しで 何がどうと言うわけではないけど もう読んでいる最中ずーっと 眉間にしわ寄せてたし、読んでてしんどい。 そのくせ、スルスル読める。←矛盾の極み 高齢者の親をもつ世代だし いずれ自分たちも子供に心配される年齢になるし 車がないと買い物とか本当に困るし ...

誰しもが他人事ではない話しで 何がどうと言うわけではないけど もう読んでいる最中ずーっと 眉間にしわ寄せてたし、読んでてしんどい。 そのくせ、スルスル読める。←矛盾の極み 高齢者の親をもつ世代だし いずれ自分たちも子供に心配される年齢になるし 車がないと買い物とか本当に困るし あぁものすごく現実的過ぎてしんどかった。 読了後も全然スッキリしない。

Posted byブクログ

2026/04/09

認知症の初期かも?の父武とあれこれ考えすぎてそうだった47歳高校教師の息子武俊。影が薄かった奥さんと幹人。わけありな喫茶「カトレア」のマダム。 2時間ドラマだった。結局、息子武俊は自分のことしか考えてなかったな。

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2026/03/09

高校教師大槻敏明の目下の悩みは、息子の反抗期ともの忘れが出てきた父親武の車の運転に関すること。 しかも武は年下の女性とドライブしているらしい。 ある日ついに「人を轢いたかもしれない」という連絡が… 高齢者ドライバーとその家族の不穏な日常を描いた物語。 噛み合わない会話や高齢者の...

高校教師大槻敏明の目下の悩みは、息子の反抗期ともの忘れが出てきた父親武の車の運転に関すること。 しかも武は年下の女性とドライブしているらしい。 ある日ついに「人を轢いたかもしれない」という連絡が… 高齢者ドライバーとその家族の不穏な日常を描いた物語。 噛み合わない会話や高齢者の不安感がリアル。 主人公の敏明が他力本願で他責思考気味で、そんなところも妙にリアルでした。

Posted byブクログ

2026/01/25

四十七歳になる大槻敏明は妻の香苗と反抗期の息子の幹人の三人で東京の西の外れにある団地に住んでいた。 同じ市内には八十歳になる父親の武が一人で暮らしていた。 大槻家は旧家で 武は校長職を経て教職を退いた後 市民講座で講師をつとめる地元の名士だった。 もともと頑迷な性格だった武に半年...

四十七歳になる大槻敏明は妻の香苗と反抗期の息子の幹人の三人で東京の西の外れにある団地に住んでいた。 同じ市内には八十歳になる父親の武が一人で暮らしていた。 大槻家は旧家で 武は校長職を経て教職を退いた後 市民講座で講師をつとめる地元の名士だった。 もともと頑迷な性格だった武に半年ほど前から“ある症状”が現れだした。 武の車に傷が増え、敏明が免許返納を勧めているなか近隣で轢き逃げ事件が発生した──。 高齢者の免許返納問題を主軸としたサスペンス。 西尾千代子の一件は本当にこんなこと可能かなぁ〜 と思いながら夢中になって読んでしまった。 読み終えて思ったのは、認知機能が衰えて それを自覚して備忘録ノートまでつけていた武には息子の敏明のことがちゃんと見えていたのに、敏明は息子の幹人のことを全く見ようともしなかったということ。 武の事件は確かに大きなきっかけだったのかもしれないが、ひとつのきっかけに過ぎなかったと思う。 事件後 敏明のおかれた境遇は多少同情の余地はあるけど 自業自得だったんじゃないかな。

Posted byブクログ

2025/12/05

ー 人を轢いたかもしれない ー ニュースを見れば必ずと言っていい程流れてくる「高齢者ドライバーによる交通事故」 その度に明日は我が身と身構え、「車に気を付けてね」と、毎朝 通勤 通学する家族を見送る人も多いのではないだろうか 又は、私のようにいつ車が突っ込んで来てもひらり...

ー 人を轢いたかもしれない ー ニュースを見れば必ずと言っていい程流れてくる「高齢者ドライバーによる交通事故」 その度に明日は我が身と身構え、「車に気を付けてね」と、毎朝 通勤 通学する家族を見送る人も多いのではないだろうか 又は、私のようにいつ車が突っ込んで来てもひらりと躱し、あわよくば即反撃の姿勢に入れるようにと常に頭の中で サイヤ人の私 をイメトレをする独り身もいるだろう あまりふざけれる議題では無いが、そんなアホ思考を許される、平和でノンストレスな環境を生きれる事は周りの人間あってこそだと感謝している だが同時に危険と隣り合わせな軽薄な思考だとも思う どちらにせよ 最愛の家族、または己自身が無事に帰宅し、次の日を迎える準備をし、日常のサイクルを維持 継続できるのは少なからずこの「意識」が役に立っているからだろう しかし、私も含めだが大体の人は何故か己を「被害者側」確定人物として脳内演出を繰り広げている なぜなのか 高齢者ではないから?...その通りだ では、高齢者では無い己自身が「高齢者ドライバーによる事故」の「加害者」になる時は一体どんな時だろう 私はその一つの例を本書で垣間見ることとなった ーーーーーーーーーーーーーーーーー 江戸時代から続く名家 「大槻家」 その肩書き、名残を、謙虚ぶってるが御鼻高々が隠しきれない傲慢さがチラ見えする袋とじ系親子を紹介しよう 国語高校教師の【大槻敏明 】本作の胸糞主人公である その父、地元の校長先生様 【大槻武】 同じく元教職員で現、市民講座をする地元の名士 絶賛認知症進行中である 厳格な父、武を取り巻く噂 認知症派生の免許返納問題と女性問題の停滞 会いに行く度に増える車のキズ 同時期に流れる遠くない場所での轢き逃げのニュース 最初こそ妻【香苗】の言葉を話半分に流していた敏明だが、重なる事実に重い腰をあげ始める そしてそれが焦りに変わるのに時間は掛からなかった ー 人を轢いてしまったかもしれない ー 武がそう告白したからだ だが、敏明の問題に向き合う動機、懸念は決して人に向けた優しい物では無い もし、轢き逃げの犯人が父だったら? 教師は続けられないし仕事はどうすれば良い 家は売れば幾らかにはなる それで遠くに越すべきか いや、それを回避するにはどうしたら良い そんなんばかりだ むかむかする! 息子の【幹人】は父の小物感を見破っていたのだろう 会話もしなければ同じ空間に居ようともしない 敏明もそんな息子を煙たがるを越して気持ち悪がっていた 幹人の過去の過ちをグチグチ言う事で自分の小ささを隠し続けた あぁ、むかむかする! ーーーーーーーーーーーーーーー 人は我が身を守る為の動機ならよく動き、回避のために我武者羅に働く そしてそれを「誰かの為の行動だった」と結論付けて 良い人で着地して自己の狡猾さを隠蔽する 更に、デタラメで穴だらけの鎧を他者に完全に見破られている事に気付かず相手の態度に腹を立てる 「こんなにしてやっているのに」 「こんなに頑張っているのに」と。 滑稽ですね、人間なのです ーーーーーーーーーーーーーーーー 謎の女【西尾千代子】はどこまで知っていて、どこまで関わっているのだろうか 息子【幹人】が犯した、父の侮蔑的視線を背負う程の罪とは一体なんだったというのだろうか 父【武】はどこまで覚えていてどこまでが本当の言葉でどこからが虚言なのだろうか 妻【香苗】が放った言葉「私は使用人というより、兵隊、そして、あなたは指揮官 黙って従えでしょう」 この闇はいつ産まれたのだろうか そして 【敏明】が真実を知り迎えた未来で何を思い、それをどう読者に突き付けるのか 敏明と武の【翳りゆく姿】の受け止め方の違いに救いの無さを感じた もう終盤ですが先に言います読了感心底悪いです‪( ` Δ´) ーーーーーーーーーーーーーー 伊岡瞬の作り出す人物は意外と意外性が無い 悪そうなヤツは大体悪いヤツだし、嫌そうな奴は大体嫌な奴だ 悪に目覚めるってより目覚めても悪って感じ どんでん返さないし、言行一致している 「自分本位の暴走(本人無自覚)」に至っては最高潮に現実を投影している作家だと思う 男性のクズさのピックアップが多い事もあり、女子ウケ悪い作家さんだろうなぁと他人事全開でケラケラしていたが、今回はちょっと多数派陣営かなぁ 反面教師うんぬん所では無く、苛立ち腹立ちばかりで久々に病みましたねぷんすかぷん! 早急に肉球とか甘い物とか肉球とか肉球とか肉球を摂取せねば..(:3_ヽ)_ 今日パフェ食べに行こ...

Posted byブクログ

2025/12/03

先が気になり、一気に読んだ。 認知症を疑い、免許証の返納を勧める息子と嫁。認知症の疑いのある父は、ひき逃げの犯人として自首し、逮捕される。 強く正しく校長まて勤めた父の老いてからの孤独と、高校教師をしている息子の家族を信じきることなく保身にはしる姿は、寂しい。

Posted byブクログ

2025/11/29

一気読み。偶然にも父親認知症かも?の内容を2作続けて読みました。 免許返納問題です。なかなか難しい。

Posted byブクログ

2025/11/19

教職に就く47歳の大槻敏明には、同市内の実家に一人で住んでいる父親・武がいた。 武も中学の教職に就き、定年までは校長として務めあげた。 その後は市が主催している生涯学習センターの講師を務めている。 敏明が幼い頃には、ドライブが好きな武のクルマに乗り、度々キャンプ場や山へ連れて行っ...

教職に就く47歳の大槻敏明には、同市内の実家に一人で住んでいる父親・武がいた。 武も中学の教職に就き、定年までは校長として務めあげた。 その後は市が主催している生涯学習センターの講師を務めている。 敏明が幼い頃には、ドライブが好きな武のクルマに乗り、度々キャンプ場や山へ連れて行ってもらった。 今や80歳近くになった武だが、愛車には多数のこすり傷があり、不安になった敏明は武にその理由を聞くのだが「駐車中に誰かにぶつけられたんだろう」と一蹴されて取り憑く島もない。 高齢になったことから、運転免許証の返却を考えるように敏明は意見するのだが、馬耳東風の武だった。 その武に、生涯学習センターの女性受講者と仲睦まじい姿が目撃されているとの噂を、妻の香苗が聞き及ぶことになる。 敏明は、夜のドライブにその女性が同乗しているのではとの疑いを抱き、そっと武の愛車の助手席を調べてみると、案の定、長髪の髪の毛が3本程見つかった。 そこで敏明は、武のクルマに装備されているドライブレコーダーのマイクロSDを抜き取り、新たなSDと差し替えた。 そして敏明は自宅でSDを再生すると、頻繁に一夜で200km程の距離をを、かなりの高速で疾っていることがデータから明らかになった。 そして過去のデータが部分的に削除されていることも判明する。 同乗している女性がデータ削除したのだろうか⋯。 ある日の夜中、寝入っていた敏明の携帯に武から連絡があり「何かを轢いてしまったかも知れない」と告げられる。

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2025/11/09

伊岡瞬さん、今回は、クズではない? お父ちゃんが認知症かも? うちの父親は、もういないけど、最後は、認知症やったしな。あんまり他人事とは思えず。 この話と同じように、クルマ擦ってたし。まぁ、大きな事故とかはしなかったけど。元々、クルマ関連の仕事してたから、やっぱり、運転に自信が...

伊岡瞬さん、今回は、クズではない? お父ちゃんが認知症かも? うちの父親は、もういないけど、最後は、認知症やったしな。あんまり他人事とは思えず。 この話と同じように、クルマ擦ってたし。まぁ、大きな事故とかはしなかったけど。元々、クルマ関連の仕事してたから、やっぱり、運転に自信があったんかな。 夜中に、鬼電… 「死霊館怖かった!なんで一緒に来んの!」 ちゃうわ!人違いや〜(・・;) 改めて〜 「人を轢いてしまったかもしれん」 と父親から… それが悪夢の始まり… 校長先生までいってるとプライドもあるんかな。自身の能力が下がっている事が認められない。 忘れることも多くなって来た。 轢いたかどうかは、別にして、やっぱり運転は控えて欲しい。 でも、近くに店ないし… 地元に愛着あって、今更ここから、出るのはといっても、ある程度、歩いてお買い物行けるとこに移ろ! その辺の支援は、自治体とかにしてもらって…足代わりを準備できれば、そのまま住めば良いし、運転しない方向で考えて〜 まぁ、認知症を逆手に取る悪いヤツもおるし、周りにも監視するの必要なんかな… 今今、問題視されてる高齢者の運転。今回も警察に拘束されたら、マスコミだらけ… 加害者側だと、情け容赦なし。 そこは、父親側の息子夫婦、息子が、一致団結して耐えなあかんとこやけど… まぁ、あっさりと_| ̄|○ もう!事件解決より家族崩壊の話やん! 奥さんに、「ばかか」とか「お前」とか上から目線で言ってるとバッサリいかれる〜 (−_−;) ちゃんとお風呂掃除して、洗濯してや!w *************** 最近、読んだ小説のが映画化されて、邦画よく行くわ! 「爆弾」 行ってきた〜 レイトショーやのに、結構、人おった!!(死霊館とは違うw) 原作読んでだけど、ワクワク出来た! まぁ、舞台は、ほぼ取調室やけど。 怖いなぁ。 普通に爆弾作れそうやし。 霊能力って事で、予言していくけど、あちこちで爆発!!! タゴサクと類家の対決もええ感じ! 脱線しない佐藤二朗さん良かった!(この作品は、福田組やないので) 山田裕貴さんも天才肌の類家を上手く演じてた。 私は、染谷将太さん推し!めっちゃ良かった。 何か、今年、邦画良くないか!いっぱい観てる気がする。基本、洋画派やのに…

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