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チーヴァー短篇選集 ちくま文庫
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チーヴァー短篇選集 ちくま文庫

ジョン・チーヴァー(著者), 川本三郎(訳者)

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チーヴァー短篇選集 ちくま文庫

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 筑摩書房
発売年月日 2024/12/12
JAN 9784480439956

チーヴァー短篇選集

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商品レビュー

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2025/02/11
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※このレビューにはネタバレを含みます

アメリカのイメージってめちゃくちゃ陽の雰囲気なんだけど、ここで描かれるアメリカ市民たちはこれでもかってくらいに負の感情に囚われていて、どんよりした空気感の作品がひたすら続くので、一話読み終えるたびにこちらの生命力が吸い取られる感じで、読み終わるまでにすごい時間がかかってしまいました。 以下特に印象に残った作品 「さよなら、弟」 他の家族と全然性格が違う変わり者の弟を受け入れられない話。アメリカってもっと個を尊重するイメージだったけど、異質なものを無理やり同化させようとする感じが意外だった。 「小さなスキー場で」 ラストがとにかく重い 「離婚の季節」 近所の夫妻の夫が妻にアプローチするのを非難すればするほど2人の距離が縮まっていく感じが怖い。 「兄と飾り箪笥」 兄を悪い見本に古いものへの執着から解き放たれるラストが良かった。 「故郷をなくした女」 スキャンダルによってアメリカに住めなくなり、故郷を捨てアメリカ人と距離を置いて生きる女性が、心の奥底では故郷を捨てきれていなくて、結局苦しい思いをする話。主人公が一回帰国した時に歌を聴いてしまうところに作者の意地悪さを感じる。 「父との再会」 母と離婚した父と久々に再会し、デリカシーのない言動をひたすら繰り返す姿を見せつけられるお話。ラストの1行に、そうするのが一番と納得。

Posted by ブクログ