1,800円以上の注文で送料無料

その復讐、お預かりします 双葉文庫
  • 中古
  • 書籍
  • 文庫

その復讐、お預かりします 双葉文庫

原田ひ香(著者)

追加する に追加する

その復讐、お預かりします 双葉文庫

定価 ¥814

715 定価より99円(12%)おトク

獲得ポイント6P

在庫なし

発送時期 1~5日以内に発送

商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 双葉社
発売年月日 2024/12/11
JAN 9784575528169

その復讐、お預かりします

¥715

商品レビュー

3.9

28件のお客様レビュー

レビューを投稿

2025/01/23
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

「復讐なんてしない方がいい」 まさにその通りだ。 復讐される人間なんて、ほっといても不幸になる。不幸にならずとも、心からの幸せは掴めない。まぁわからないけど。 とにかく自分の人生に関係のない人間。とっとと忘れて自分のために時間を使った方がいい。 とはいえ、そんなの綺麗事で。わかっていても気持ちは収まらないだろう。 そこで「その復讐、お預かりします」だ。 その復讐心は、復讐屋に預けてしまう。 「お預かりします」とは、そういうことか!と読み進めながら納得した。 他者に執着せず、自分の人生を生きる! これは幸せに生きるための鉄則だと思う。

Posted by ブクログ

2025/01/22
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

原田ひ香さんの小説を以前にも読んで、とっても良かったのでまた買ってみました。読みやすいのでライトノベル風なのに、読んでみれば全然ライトじゃないところがすごい。生きるって何なのか、人生って何、本当の幸せって何ってすごく深く考えさせられる・・・。「考えさせられる」というと、幸せとは何か著者も小田をもっていなくて、幸せって何なんでしょうね?というような小説もあるかもしれないけど、著者はこの小説で、「幸福とは何か」をちゃんと軸としてもっている。と、思いました。 主人公の美菜代は、大手企業の社長秘書として誇りをもって働いていたが、会社内での恋に破れ、傷心の末「復讐屋」のドアをたたく。そこでは、依頼は引き受けてもらえないのだが諦めきれず、なぜかそこで秘書として働き始めてしまう。所長の成海は、セレブの依頼しか請け負わず、手付金は100万円で、手付金を受け取るだけであとは特に何もしない。「復讐するは我にあり」と言って、何もしなくても神様が必ず復讐してくれるから、「復讐したい」と思われるほど悪いことをした奴には必ず報いがあるのだ、というのが持論。で、美菜代が見ているとなぜか本当に、依頼者が復讐したいと思っている相手は、あれよあれよと不幸になり、復讐の必要がなくなる。 成海は何もせずにことの成り行きを見守っているだけのように見えるが、時々突然行動を起こす。依頼者にちょっとした助言みたいなことをすると、急に流れが変わったりする。 何パターンか読んで、あぁ、復讐なんかしなくても「あんなやつと結婚しなくて良かったわ、こっちの方から願い下げよ!」と自分が幸せになるのが一番だ、という話なのかな?そいうのがいくつか続いて、まぁそういう連作短編なのかな、と思ったら、さすがの原田ひ香さんで、そんなことはなくて、所長の成海の過去がわかり、主人公の美菜代が、「それでもやっぱり私は復讐しないと気が済まない」となり、最後にすごいドラマが待っていた・・・。 美菜代のキャラがおもしろくて、そんなにすごい美人っていう設定じゃないんだけど魅力的で、映像化するならやっぱりけっこう可愛い人にしなきゃな、と思いました。最後の最後、美菜代は成海に本当の意味で「救われる」のだが、そこに恋愛感情があった方がいいのか、ない方がいいのか、考えながら読んでいました。 著者の選択は、「あり」の方でした。泣けました。

Posted by ブクログ

2025/01/22
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

とっても面白くて一日で読み切り!!! 「人生で大きな選択をしたら、反対側の道には決して行けないのよ。」このセリフ、、、心に刺さりました! ちょっぴり現実離れした設定が今の私には現実逃避になって救われる。 素敵な作品でした!!!

Posted by ブクログ