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箱庭クロニクル
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箱庭クロニクル

坂崎かおる(著者)

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箱庭クロニクル

定価 ¥2,090

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 講談社
発売年月日 2024/11/20
JAN 9784065369449

箱庭クロニクル

¥1,815

商品レビュー

3.8

6件のお客様レビュー

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2024/12/23
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

中短編6作 不思議と受け止められない部分とそうじゃない部分があって、ときどき行間に突っかかる 嫌いじゃないのにうまく咀嚼できないからなかなか飲み込めない けど、シュウコは好き

Posted by ブクログ

2024/12/15

 『嘘つき姫』の作者が解き放った短編集。  あらすじをまとめるのが非常に難しいのですが、私が読んだ限りでまとめると、作者が用意した箱庭の世界で起きる日常的な非日常を生きる女性達を描いた作品です。  おそらく、タイトル通り、用意された箱庭、いやもしかすると、作者の中で育った箱庭...

 『嘘つき姫』の作者が解き放った短編集。  あらすじをまとめるのが非常に難しいのですが、私が読んだ限りでまとめると、作者が用意した箱庭の世界で起きる日常的な非日常を生きる女性達を描いた作品です。  おそらく、タイトル通り、用意された箱庭、いやもしかすると、作者の中で育った箱庭が世に解き放たれたと表現するのが正しいかもしれない本作品。  現実的だけどどことなく非現実感が漂う不思議な感じが個人的には好きです。  作者の作品、実は今年の4月に出会ってから全部読んでいるという私。  そんな私の本作品の読みはじめの印象は『嘘つき姫』かなと。  正直、何を読んでいるのかわからないのになぜか読み進めたくなる感じはそれだなと。  くさやの干物とか鮒ずし、ブルーチーズという感じで癖強めですが、もう一口食べても良いかな?と思うと、いつの間にか美味しく感じて最後まで食べ切れてしまうような感じがありました。  各短編、バラバラに見えて実はある程度共通点がみられる作品だなと思ったわけですが、読んでいて思ったのは、実は私も各短編のように同じ世界にいて別の世界にいる。  住んでいる世界というのは同じできっと世界は広いはずなのですが、箱庭のように自分だけの狭い世界に生きているということになんとなく気付かされました。  どんなに世界を旅しても、どんなに有名になろうがどんなに金持ちであろうが、あるいはその逆であろうが、実は自分が見ている世界、感じている世界というのは限られているはずです。  つまり、生きるということは自分の箱庭を作るということなんじゃないかと。  そして、その箱庭の外の世界というのはなかなか見えない。  また、勿論ですが、他人の箱庭も見えません。  そうやって本作品を思い返してみると、登場人物達の秘密の箱庭を覗くような感覚だったなと思いました。  だからこそ、他人の現実の中に起きる非現実なストーリーを読むのが楽しくて仕方ないのではないか。  そんなことを思いながら感想を書いていると坂本真綾さんの『ヘミソフィア』の歌詞が頭に流れて来て、そういうことなのかもしれないなとなぜか思った作品です。

Posted by ブクログ

2024/12/12

六つの短篇は百合ではないけど女性二人を軸に置いた物語。爆発的に面白いというものでは無いものの、各話の雰囲気がまったく違っていて坂崎さんの器用さがとてもよく出てると思った。

Posted by ブクログ