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西洋の敗北 日本と世界に何が起きるのか
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 文藝春秋 |
発売年月日 | 2024/11/08 |
JAN | 9784163919096 |
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西洋の敗北 日本と世界に何が起きるのか
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3件のお客様レビュー
ウクライナ紛争の今後を予測する
発売日はアメリカ大統領選挙でトランプが勝利した日とほとんど重なったが、トッド氏は断言する。トランプが言うようにウクライナ戦争が24時間以内に終わるなどは有り得ない。ロシアが闘っている相手は「アメリカ大統領」ではなく「アメリカそのもの」であるからだ。さて、トッド氏が言う「欧州各国は...
発売日はアメリカ大統領選挙でトランプが勝利した日とほとんど重なったが、トッド氏は断言する。トランプが言うようにウクライナ戦争が24時間以内に終わるなどは有り得ない。ロシアが闘っている相手は「アメリカ大統領」ではなく「アメリカそのもの」であるからだ。さて、トッド氏が言う「欧州各国はすでに国民国家ではない」という認識は、EU官僚制が異常に膨張した事から容易に理解できる。しかし彼はアメリカも国民国家では既になくなっていると断言する。国家としての共通の価値観も喪失し、巨大な軍隊組織そのものがモンスター化しそれ自体だと述べている。これらに対してロシアは国民国家としての主権を保持している。すなわちこの戦争は「主権を喪失した西洋と国家主権を維持しているロシアとの」戦争であると規定する。もちろんトッド氏も私も、プーチン大統領の権威主義を賛美するものではない。しかし戦況が圧倒的にロシア有利であるという現実は認めなければならない。その原因をトッド氏は「アメリカの軍需産業自体の劣化」にあるという。ウクライナに十分な武器と弾薬を補充できていないアメリカの支援の枯渇が戦況悪化の原因だという。だがアメリカもすんなりと敗北を受け入れない。ロシアもそれを理解しているので最近軍事ドクトリンを大変革した。「戦術核の先制使用」を自らに許可したのだ。つまり、この戦争が際限なく拡大し人類の危機にまで達する危険性はむしろ増大している。日本も無関係ではいられない。
まだ第一章までしか読んでいない段階で、この本は驚くべき閃きと人類学的統計数字に表れた事実の重みを伝えてくれる。400ページもある割には装丁も簡素化して値段も控えめに設定されている。
奥田末治
西洋の敗北のフランス語版が発売された時から日本語翻訳版が出版されるのをずっと待ち侘びていました。本日通販で購入し、明日届く予定です。混沌とした世界情勢の中、これからの日本はどうなっていくのか。どのようにして生き残っていけばよいのか。トッド先生の見解が恐ろしくもあり楽しみでもありま...
西洋の敗北のフランス語版が発売された時から日本語翻訳版が出版されるのをずっと待ち侘びていました。本日通販で購入し、明日届く予定です。混沌とした世界情勢の中、これからの日本はどうなっていくのか。どのようにして生き残っていけばよいのか。トッド先生の見解が恐ろしくもあり楽しみでもあります。文藝春秋社さまのサイトで試し読みできます。大野舞先生、いつも翻訳ありがとうございます。
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【米国と欧州は自滅した。 日本が強いられる「選択」は?】和平は可能でも戦争はすぐには終わらない。だが、確定しているのは、ウクライナの敗北だ。日本は敗北する「西洋」の一部なのか。
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