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西洋の敗北 日本と世界に何が起きるのか
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商品詳細
| 内容紹介 | |
|---|---|
| 販売会社/発売会社 | 文藝春秋 |
| 発売年月日 | 2024/11/08 |
| JAN | 9784163919096 |

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商品レビュー
4.2
89件のお客様レビュー
現代の国際情勢を鋭く分析したこの一冊は、特にウクライナ戦争を通じて見えてくる西洋の現状を浮き彫りにしています。著者は、アメリカを中心とした西洋が孤立しつつあること、そしてロシアの戦略的な準備が進んでいることを指摘し、経済制裁が思うように機能しない現実を明らかにします。読者は、米国の影響力の低下や、他国との関係性における変化を理解することで、世界の見方が変わる瞬間を体験するでしょう。難解な内容も多いですが、深い洞察が詰まったこの書は、知識を深めるための貴重な手助けとなります。特に、冷静な視点からの分析が求められる現代において、日本人が直面する課題を考えるきっかけを提供してくれる一冊です。
※この内容はAIが作成したものであり、ブックオフ公式オンラインストアの見解や意図を示すものではありません。
ウクライナ紛争の今後を予測する
発売日はアメリカ大統領選挙でトランプが勝利した日とほとんど重なったが、トッド氏は断言する。トランプが言うようにウクライナ戦争が24時間以内に終わるなどは有り得ない。ロシアが闘っている相手は「アメリカ大統領」ではなく「アメリカそのもの」であるからだ。さて、トッド氏が言う「欧州各国は...
発売日はアメリカ大統領選挙でトランプが勝利した日とほとんど重なったが、トッド氏は断言する。トランプが言うようにウクライナ戦争が24時間以内に終わるなどは有り得ない。ロシアが闘っている相手は「アメリカ大統領」ではなく「アメリカそのもの」であるからだ。さて、トッド氏が言う「欧州各国はすでに国民国家ではない」という認識は、EU官僚制が異常に膨張した事から容易に理解できる。しかし彼はアメリカも国民国家では既になくなっていると断言する。国家としての共通の価値観も喪失し、巨大な軍隊組織そのものがモンスター化しそれ自体だと述べている。これらに対してロシアは国民国家としての主権を保持している。すなわちこの戦争は「主権を喪失した西洋と国家主権を維持しているロシアとの」戦争であると規定する。もちろんトッド氏も私も、プーチン大統領の権威主義を賛美するものではない。しかし戦況が圧倒的にロシア有利であるという現実は認めなければならない。その原因をトッド氏は「アメリカの軍需産業自体の劣化」にあるという。ウクライナに十分な武器と弾薬を補充できていないアメリカの支援の枯渇が戦況悪化の原因だという。だがアメリカもすんなりと敗北を受け入れない。ロシアもそれを理解しているので最近軍事ドクトリンを大変革した。「戦術核の先制使用」を自らに許可したのだ。つまり、この戦争が際限なく拡大し人類の危機にまで達する危険性はむしろ増大している。日本も無関係ではいられない。
まだ第一章までしか読んでいない段階で、この本は驚くべき閃きと人類学的統計数字に表れた事実の重みを伝えてくれる。400ページもある割には装丁も簡素化して値段も控えめに設定されている。
奥田末治
国家の良し悪し(善悪ではない)は政治体制ではなく、構成員の幸福度で決まる。 民主制であっても実質的な権力と富がオリガルヒに集中し、国民の大多数が過重労働と貧困に追いやられる国もあれば、古の賢帝が統治する幸福な帝国もある。(独裁制はトップがハズレたときの被害が甚大だが) 独裁制(...
国家の良し悪し(善悪ではない)は政治体制ではなく、構成員の幸福度で決まる。 民主制であっても実質的な権力と富がオリガルヒに集中し、国民の大多数が過重労働と貧困に追いやられる国もあれば、古の賢帝が統治する幸福な帝国もある。(独裁制はトップがハズレたときの被害が甚大だが) 独裁制(とされている)のロシアと「自由と民主主義のリーダー(…)」であるアメリカを比較すると、GDPはアメリカが圧倒しているが、新生児死亡率や犯罪発生率、死因等を注意深く分析するとロシアのスコアは「悪くない」(少なくともプーチン時代に大きく改善した)ことがわかる。 では民主制の国家が機能して――国の政策が国民の幸福度向上に結び付いて――「いた」理由は何か。著者は「中産階級(都市に居住する)」の存在を指摘する。(「市民革命」とはよくいったものだ) 中産階級が個人以上に共同体(自分「たち」)を意識して活動した結果、選挙で選ばれた代表は選挙民のため――結果として国民のため――の政治が実現する。 反対に中産階級が過度に個人(自分「だけ」)の自由を追求すると、共同体――地域、家族――は消滅し、バラバラになった個人は政治的な力を失い、一握りのオリガルヒが大多数の弱者を搾取する体制が出来上がる。 何とも皮肉な考察ではあるが、「敗北」するのがグローバリズムという名の拝金主義と、独善的なサヨク・リベラル思想であるならむしろ大歓迎だろう。
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図書館の予約行列で、刊行から2年近く経過してようやく拝読。2024年時点からの未来予測としてはほぼ順当(勿論アメリカとイランの戦争はない)なのは、ヨーロッパの冷静な地政学と近世史分析の正確さからくるもの。一番面白かったのは、6章・7章。EU離脱後のイギリスと北欧諸国の現在分析はと...
図書館の予約行列で、刊行から2年近く経過してようやく拝読。2024年時点からの未来予測としてはほぼ順当(勿論アメリカとイランの戦争はない)なのは、ヨーロッパの冷静な地政学と近世史分析の正確さからくるもの。一番面白かったのは、6章・7章。EU離脱後のイギリスと北欧諸国の現在分析はとても勉強になった。
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