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サリエリはクラスメイトを二度殺す
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サリエリはクラスメイトを二度殺す

額賀澪(著者)

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サリエリはクラスメイトを二度殺す

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 双葉社
発売年月日 2024/10/17
JAN 9784575247756

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商品レビュー

3.1

8件のお客様レビュー

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2024/12/06

なんとも言えない負の連鎖。 人は弱いから、ちょっとしたきっかけで壊れる。 そのきっかけを作ってしまったのは私では無いのかと、疑心暗鬼になってしまう気持ちもよく分かる。 けどなんだかなぁ… モヤっとするんだよなぁ…

Posted by ブクログ

2024/12/04

Amazonの紹介より 朝里学園大学附属高校の卒業演奏会の最中に、出場者の恵利原柊が音楽科クラスメイトの雪川織彦を殺してしまう。 作曲家アントニオ・サリエリがモーツァルトの才能に嫉妬して毒殺を企てた説にちなんで、事件は「サリエリ事件」と呼ばれた。卒業演奏会に出た残りのクラスメイト...

Amazonの紹介より 朝里学園大学附属高校の卒業演奏会の最中に、出場者の恵利原柊が音楽科クラスメイトの雪川織彦を殺してしまう。 作曲家アントニオ・サリエリがモーツァルトの才能に嫉妬して毒殺を企てた説にちなんで、事件は「サリエリ事件」と呼ばれた。卒業演奏会に出た残りのクラスメイト4人は朝里学園大学に進学し、四年後、同じ卒業演奏会で再び顔を合わせることに。そして、演奏会の最中に、再びクラスメイトを殺す事件が起こってしまう。何故、二度も殺人事件は起きたのか。週刊現実の記者である石神幹生は二つの事件を追っていた。 あの日あの時、何が起きていたのか?現在と過去を行き来しながら、事件の詳細が明らかになっていきます。事件を通じて垣間見る嫉妬や憧れなど、そこにはそれぞれの家庭事情が浮き彫りになっていて、ピアニストを目指すことの難しさが伝わってきました。 冒頭では、誰が誰を殺したのか?といった具体的ではないものの、そういったことが起こるということを予告しているので、ある程度分かってからの始まりでした。 それぞれの登場人物の背景を知ることで、なぜこのような事が起きてしまったのか?といったことを探っていくのですが、それにしても、モヤモヤ感の残る真相だなと思いました。特に過去パートでの殺人事件は、突発的であり、犯行に及ぶまでの過程も、それで犯行に及ぶ?という疑問が湧いてきました。 ある出来事をきっかけに、急に殺意による沸点が上がるのではなく、ヌルっと上昇して、犯行に及ぶ解釈だったので、終始モヤモヤしてしまいました。 その一方で、現在パートでは、急激に沸点が上がっての展開だったので、そういった意味では納得がありました。 ただ、あまりにも突発すぎて、思わず「えっ⁉」と驚いてしまいました。 同級生達の仲睦まじい雰囲気とは裏腹に、陰ではドロドロの雰囲気に、読みごたえがありました。 特に、何気ない言葉が時として「凶器」へと化すことが印象的でした。相手にとっては、トリガーになりうる可能性があります。なかなか難しい事が、相手のことを思って、言葉を発信しなければいけないんだなと思いました。 他にも、女性達の嫉妬による執念が印象的で、「悪女」としての表現が凄いなと思ってしまいました。 もうとにかく切なすぎる物語でした。ピアノのために切磋琢磨して努力したのに、家庭の事情やお金の事情、周りとの成績によるランキングなどピアノとは違った影響で、断念せざるを得ない状況に、やるせない気持ちになりました。 そして、犯罪へと進化することに、複雑な気持ちにもなりました。 最後の展開でも、また新たな驚きの真実と展開が待ち受けるのですが、なんだか歯に何か挟まったまま終わったかのような読後感とモヤモヤ感が残りました。 一応、謎は明らかになるのですが、それにしても、犯罪にまで染めるのか?という突発さと大胆さがあって、被害者にとってみれば、あまりにも不憫だなと思ってしまいました。

Posted by ブクログ

2024/12/04

図書館に行ったとき、新刊の棚を眺めていてタイトルが気になったのがこの本。額賀澪さんっていつかどこかで聞き覚えがあったし。ただウィキってみても思い当たるタイトルが見当たらず…記憶が…それはさておき、この本、装丁の通りピアノ、音楽学校のお話。そこの卒業演奏会で殺人事件が起こった過去が...

図書館に行ったとき、新刊の棚を眺めていてタイトルが気になったのがこの本。額賀澪さんっていつかどこかで聞き覚えがあったし。ただウィキってみても思い当たるタイトルが見当たらず…記憶が…それはさておき、この本、装丁の通りピアノ、音楽学校のお話。そこの卒業演奏会で殺人事件が起こった過去がある。それを音楽関係者ならわかる「サリエリ事件」と名付けられた。そしてその四年後にも再び殺人事件が起こった。感想は、まぁまずまずだった。ただ動機が人間ぽくて良かった。ジャンルは違えどピアノの描写は名作「蜜蜂と遠雷」には勝てないか。

Posted by ブクログ

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