商品レビュー
3.3
22件のお客様レビュー
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
句読点の少ない文章で平凡な日常の描写が続くので読みづらく、最後まで辿り着くのに忍耐が必要だった。どうタイトルに繋がるのかという疑問を抱えながら読んが、ラストの1文で全てが回収された。"何かを伝える喜び"、これは全ての人が持つ喜びかも知れない。作者が幼い娘をもつ母親であり、高校の国語教師である事は、日本の未来にとって大きな価値があると感じた。
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独特のリズムで一つの文章が長く、一度で頭に入るようになるまで時間がかかる。 温度感のある解像度の高い心理描写で、「あなたは」という書きぶりのせいか自分の過去の経験と思わぬところで急に結びついてビックリする。 エンタメとして消費せず、風景を文章を味わってもらいたいというメッセージ...
独特のリズムで一つの文章が長く、一度で頭に入るようになるまで時間がかかる。 温度感のある解像度の高い心理描写で、「あなたは」という書きぶりのせいか自分の過去の経験と思わぬところで急に結びついてビックリする。 エンタメとして消費せず、風景を文章を味わってもらいたいというメッセージのようなものを感じる。
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三編の短編集。 表題になっている『この世の喜びよ』 は読んでいて なかなかその文章に慣れることができなかった。 主人公は“あなた”という二人称で語られる 穂賀という ショッピングセンターの喪服売り場で働く中年女性。 社会人と大学生の娘がいる。 ある日“あなた”はフードコートに...
三編の短編集。 表題になっている『この世の喜びよ』 は読んでいて なかなかその文章に慣れることができなかった。 主人公は“あなた”という二人称で語られる 穂賀という ショッピングセンターの喪服売り場で働く中年女性。 社会人と大学生の娘がいる。 ある日“あなた”はフードコートに頻繁に一人で来ている十五歳の少女と話しをするようになるのだが 何度か話すうちに口下手な“あなた”は 少女を怒らせてしまう。 文章がなんとなく詩のようだ。 “あなた”の目に映っている場面や、その時々に入り込んでくる回想を思いつくまま語っているような感じで、まとまりがなく 散らばっているような印象を受ける文章だった。 正直 私には なかなか手強い作品だったけれど、売り場に立つ人間の目線や広いのに閉塞感が漂うショッピングセンターの空間はよく描かれていると思った。
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