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恋愛社会学 多様化する親密な関係に接近する
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恋愛社会学 多様化する親密な関係に接近する

高橋幸(編者), 永田夏来(編者)

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恋愛社会学 多様化する親密な関係に接近する

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 ナカニシヤ出版
発売年月日 2024/10/07
JAN 9784779517662

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恋愛社会学

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商品レビュー

3.8

7件のお客様レビュー

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2025/05/01

社会というのは、つねに変化している。ひと昔前には常識だったことが、今では時代遅れになることはザラである。その移り変わりを、データなどを用いて研究する社会学は、どんな分野であっても興味深い。 さて、恋愛という分野は、とくにここ数十年で大きな意識変化があったもののひとつだ。私が若かり...

社会というのは、つねに変化している。ひと昔前には常識だったことが、今では時代遅れになることはザラである。その移り変わりを、データなどを用いて研究する社会学は、どんな分野であっても興味深い。 さて、恋愛という分野は、とくにここ数十年で大きな意識変化があったもののひとつだ。私が若かりし頃の恋愛観と、いまの子ども世代の恋愛観は、まったく異なると言っても良い。 本書は、各研究者の論考がその詳細を裏付けるが、大きく全体をとらえると、前半は恋愛至上主義の歴史的変遷と現状といったところ。 後半は、LGBTQから推し活まで、多様な「恋愛」を考察する。 読み終えて、これまで用いてきた「恋愛」ということばの定義が、いかに画一的な価値観に基づいていたかということに気づいてハッとした。

Posted by ブクログ

2025/04/28

恋愛と社会学ーー理論とアクチュアリティ 社会科学的な視点から多様化する親密な関係としての恋愛に接近する 恋愛に関する悩みが、社会的に議論できる共通の問題である 私秘的・個人的な経験を他者と共有可能なものとして発見する 社会がどのように構成されているのかを見通すことの面白さ 恋愛が...

恋愛と社会学ーー理論とアクチュアリティ 社会科学的な視点から多様化する親密な関係としての恋愛に接近する 恋愛に関する悩みが、社会的に議論できる共通の問題である 私秘的・個人的な経験を他者と共有可能なものとして発見する 社会がどのように構成されているのかを見通すことの面白さ 恋愛が個人の個性を承認する機能を果たした 本人だけが理解できる「愛」を根拠に、周囲の干渉を排することが可能に 現代の若者においては**「恋愛至上主義」が衰退** 恋愛しなければならないという規範の解体 恋愛をリスクとして捉える意識 現代の若者が状況に合わせて柔軟に規範を運用 強い恋愛感情に基づく結婚が家族の絆を支えるという価値観(日本) 「ロマンティックラブ・イデオロギー」 マジョリティの恋愛と比較する**「異同を探る視差し」の問題性**(男性同性愛研究) 「恋愛」概念自体が、男女二元論を基盤とするヘテロセクシズムに依存 他者の情報が「反面教師」として機能し、「出会えなさ」を強調する逆説(マッチングアプリ) 片思いと障害の境界を探る(交際経験の乏しい異性愛男性) 相手との独自の「ストーリー」を構築し、反応を誤解しながらアプローチ 親しくしてくれた女性を理想化し「女神化」する現象 交際経験の乏しい異性愛男性の過度な接近行動の背景に**「(再)接近戦略」** ドミナントな男性性やジェンダー役割におけるケアの非対称性 問題は個人の性質ではなく、うまくいかない実践方法にある可能性 アイドルに対する恋愛感情**「ガチ恋」**の苦悩 「手が届かない」相手への感情はストーカー等を連想させ断罪されやすい 自身の「好き」という気持ち自体が「疑似」であると捉えられることに抵抗 周囲からは「現実を見ろ」「気の迷い」といった非難 「理性」と成就する「可能性」の葛藤が感情抑制を困難に 「認知の歪み」といった心理学用語の安易な適用への疑問 2次元キャラクターへの恋愛:単なる「趣味」を超えた議論 「フィクトセクシュアル」と「フィクトロマンティック」:新しいセクシュアリティの言語化 アイデンティティ・カテゴリーとして機能し、政治的なカミングアウトの側面も 「原作/公式」との関係や、キャラクターを「個別体」として捉える見方 ジェンダー平等な恋愛に向けて:「恋愛の性別役割」が作り出す社会的権力構造 この構造が性暴力と密接に関係してきた可能性 性別役割に基づいた儀礼的行動が**「性的同意の曖昧化」**をもたらす 性を強く要求する態度を「男らしい」と評価する規範の問題点 受動役割を課せられてきた人々の性的自己決定権の軽視 好意的性差別:好意的な評価がステレオタイプや役割期待を強化する問題 クワロマンティック:恋愛指向モデルに抵抗し、「コミットメント」を重視 若者が「恋愛を経験しないと大人になれない」等の従来の言説にうんざりしている現状

Posted by ブクログ

2025/04/06

恋愛感情について、特に性愛にクローズアップした場合、ほんとうに様々な分類がなされ、定義されているのは理解していたが、さらにその一部が細分化され、新しい属性として分類されていたことには驚いた。人間の感情や精神はやはり広範であり、明確に区切られたものではないのだと改めて感じた。ただ、...

恋愛感情について、特に性愛にクローズアップした場合、ほんとうに様々な分類がなされ、定義されているのは理解していたが、さらにその一部が細分化され、新しい属性として分類されていたことには驚いた。人間の感情や精神はやはり広範であり、明確に区切られたものではないのだと改めて感じた。ただ、これまでのカタチではそんな区分、感情などない世界で進んできたのだから、夫婦別姓だったり同性婚を普通に受け入れ、大きく横たわる家父長制の考え方をあの頃は…と過去の歴史として振り返るような時代はまだまだ先なのかもしれないな、と同時に痛感した。ただ、多面的な事象を調査結果を元に、今を伝えながら論考していくことはとても重要だし、続けていくべきことと思う。本書では含まれていなかった項目についても、参考文献など読んでみたいと思います。

Posted by ブクログ