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アブダクション 新装版 仮説と発見の論理
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アブダクション 新装版 仮説と発見の論理

米盛裕二(著者)

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アブダクション 新装版 仮説と発見の論理

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 勁草書房
発売年月日 2024/09/30
JAN 9784326154890

アブダクション 新装版

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商品レビュー

4.2

7件のお客様レビュー

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2025/09/24

「示唆がないね」と言われて、「カッコつけた言葉使ってドヤってんじゃねえよ。。。」と思ったことがある人にオススメ。 ニュートンやケプラーのような歴史的な科学的発見の推論方法、アブダクションについて解説している本。りんご木から落ちた時に、「木になる果物落ちる」と一般化の推論を行う帰納...

「示唆がないね」と言われて、「カッコつけた言葉使ってドヤってんじゃねえよ。。。」と思ったことがある人にオススメ。 ニュートンやケプラーのような歴史的な科学的発見の推論方法、アブダクションについて解説している本。りんご木から落ちた時に、「木になる果物落ちる」と一般化の推論を行う帰納法とは異なり、「りんごが木から落ちるということは、ものとものの間に引き合う力があるからではないか」と飛躍した仮説による推論を行うのが、パースの提唱したアブダクション。 わかりやすいと言いたいが、内容の大半は帰納法との違い、パース以外の論理学者とこ違いを解説していたりと、お世辞字も読みやすいとは言えない。読みやすかったら満点で万人にオススメできる本だった。

Posted by ブクログ

2025/08/10
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※このレビューにはネタバレを含みます

 本書では、チャールズ・S・パースの提唱した「第三の推論形式」であるアブダクションを中心に据え、演繹・帰納との比較を通して、その構造や役割を丁寧に解説している。アブダクションとは、限られた観測事実から「もっともらしい説明仮説」を導き出し、その仮説を演繹的検証や帰納的蓄積の枠に組み込む思考プロセスであり、科学的探究や創造的発想の出発点として位置づけられている。  アブダクションの重要性は、AIと対比することによってより際立つ。現代のAI、特に大規模言語モデルは、膨大なデータに基づくパターン認識や統計的予測に優れ、既知の情報から規則性を抽出する「帰納」に近い処理を得意とする。しかしAIが導く仮説は、基本的に既存知識の組み合わせに基づくものであり、未知の事実を説明するための思考の飛躍や方向付け──パースがいうアブダクションの核心──とは異質である。歴史的にみても、地動説や進化論のような科学的革新は、網羅的検証よりも、未確証の段階での大胆な仮説生成から始まっており、この点でアブダクションは不可欠な役割を担ってきた。そのため、AIは検証やパターン抽出を加速させる道具となり得るが、探究の方向を決定する「仮説の一手」を打つ役割は、依然として人間の創造的思考に依存している。本書に以下のような一節がある。 「人間の精神には本来、自然について正しい推測へとわれわれを導く自然的性向があり、つまり考えられうるあらゆる理論をいちいち吟味しなくても、有限回の推測によって唯一の真なる理論を考え当てることのできる本能的能力が備わっている、と考えなくてはなりません。」 この一節は、パースの「abductive instinct」という概念に通じる。人間は、あらゆる理論を逐一検証せずとも、限られた情報から正しい理論に辿り着く本能的能力を持っている。この力は進化の過程で形成され、生存や環境適応の中で培われてきたものであり、不確実性の高い状況でも有効に働く。一方で、AIにはこうした生得的傾向はなく、データとアルゴリズムに基づく統計的最適化によって最尤の答えを選び出すため、過去の分布に縛られやすく、「唯一の真なる理論」に到達する保証はない。  この対比から分かるのは、AIが網羅的探索や計算力に優れていても、人間の持つ直感的なアブダクションは依然として探究の羅針盤であり続けるということだ。AI時代においてこそ、人間はこの本能的推論能力を磨き、AIの生成する膨大な情報や可能性の中から、有望な問いや仮説を選び取る力を発揮する必要がある。アブダクションは単なる推論形式にとどまらず、未知に挑む際の人間的思考の出発点であり、その意義はAIの進化とともにむしろ増しているといえるだろう。

Posted by ブクログ

2025/08/09

初めて学んだアブダクションという概念。 非常に興味深く、面白かったです。 推論の中でも、アブダクションが科学を進化させる得る推論であること、その仮説を作るためにも観察がとにかく大事であること。 ですが、個人的に気になったのは、「アブダクション」という考え方そのものではなく、演...

初めて学んだアブダクションという概念。 非常に興味深く、面白かったです。 推論の中でも、アブダクションが科学を進化させる得る推論であること、その仮説を作るためにも観察がとにかく大事であること。 ですが、個人的に気になったのは、「アブダクション」という考え方そのものではなく、演繹と比べて、帰納と比べてどうなのかという説明が多かったかな。確かに帰納と似ていると思うが、それゆえに帰納と区別するのにかなりページを使っている印象。 また、アブダクションの概念的な説明であって、どのようにして、仮説を見つける・作るのかはあまり書かれていなかったです。 概念を知って、それに合わせて実践を行うのが個人的に好きなので、まずはこの概念や思考法を学べたのは大きいですね。

Posted by ブクログ