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気の毒ばたらき きたきた捕物帖 三
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気の毒ばたらき きたきた捕物帖 三

宮部みゆき(著者)

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気の毒ばたらき きたきた捕物帖 三

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 PHP研究所
発売年月日 2024/10/17
JAN 9784569858098

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気の毒ばたらき

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商品レビュー

4.3

114件のお客様レビュー

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2025/11/24
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

3作目とは知らず、これから読んでしまった。とはいえ、問題なく楽しめました。 北一が喜多次と組んでいろんな事件を解決していくお話なんですが、北一があまりにも感情的すぎて合わず……。探偵役は情に流されず、理性的であってほしいのよ。でも喜多次はかっこよかったです。お前がいなかったら最後まで読めなかったかもしれない。

Posted by ブクログ

2025/10/06
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

 きたきた捕物町第3段。今ごろ気がついたけど、この「きたきた」っていうのは主人公北一と忍?喜多次のことなんだな。 連作集。二話。一話目「気の毒ばたらき」千吉親分が残した文庫屋が火事になる。意地悪な兄弟子万作・おたま家族が住んでいた。しかも付け火で、犯人は雇い人のお染め。お染は婦人系の病気にかかり、余命が幾ばくもないことを覚悟していた。さらにお染には若い頃に産んだ息子がいて、その子は貧乏医者をしていた。お染は自分の病気のことを告白した際、おたまから、いくらかのお金をもらえるという約束をもらっていた。しかし、おたまは結局それを出し惜しみし、お染はつけびをしたのだった。お染は水死体で発見される。万作一家は田舎へ引っ込むことになり、北一は万作長男の長作を預かることにする。  二話「化け物屋敷」。なんだか、だんだん岡っ引きの仕事を請け負うことになった北一。腕っ節は弱いので喜多次に稽古をつけてもらっている。貸本屋村田治兵衛。北一は彼と一緒に仕事をしたい。しかし、北一の下で働く職人は嫌がっている。かつて、治兵衛の妻殺害された事件を気にしているのだ。そこで北一は事件の捜査に乗り出す。手助けをしてもらったのはおでこさん。驚異の記憶力の持ち。その結果、同じような事件が、この村田屋の妻から続いていることを突き止めた。  さらに隠居した沢井の旦那父から、下手人について教えられる。それは先代沢井の旦那の手下、お恵たちが突き止めていた。郊外にある屋敷。きたきたコンビは持ち主が変わった屋敷の周りを捜索する。すると沼?池?のようなところに社があるのを見つけた。そこに置かれた帳面は犯罪の記録だった。首謀者は廃業した種苗問屋の主人だった。 【感想】 けっしてすっきりする終わり方ではない。カタルシス?というのかな、そうのはないと思う。 一話目は結局裏切られたお染の犯行だし、二話目も首謀者がわかったが、誰も罰せられていない。しかしそれが世の中だよなーと納得してしまう。悔しい気持ちも憤りの行動も丁寧に書かれているからだろう。江戸時代なんて今よりもっと不条理だったんだろうし。一話目は辛いが、北一がとうとう跡取り?貸本屋として、岡っ引きとしても歩き出すエピソードとも読める。 ほっこりする場面もあった。新年の親分が死んで寂しく、慎ましいけれども、おかみさんのところへ挨拶にいく様子や、喜多次が銭湯の仲間とお祝いをしているところ、北一が喜多次の犬に懐かれているところもほんわかした。  政五郎親分のもとにいる。根元の八太郎という新キャラも楽しみ。今後出てくるのかな。

Posted by ブクログ

2025/10/06

きたきた捕物帖シリーズ第3巻。昨日、第2巻を読み終えたばかりなのに、すぐさま続けて第3巻に突入し、どちらも一日で読みきってしまった。 分厚い本の半ば、第2話の前半あたりで、正月を迎える。そこで、実は物語のはじまりからまだ一年も経っていないんだとハッとする。主人公の北一と同じタイミ...

きたきた捕物帖シリーズ第3巻。昨日、第2巻を読み終えたばかりなのに、すぐさま続けて第3巻に突入し、どちらも一日で読みきってしまった。 分厚い本の半ば、第2話の前半あたりで、正月を迎える。そこで、実は物語のはじまりからまだ一年も経っていないんだとハッとする。主人公の北一と同じタイミングで同じように驚いてしまうのだ。なんとまあ濃い一年だったのだろうと。(作中では「たまり醤油みたいに濃い口の一年」と形容されている。秀逸な例え!) ささやかな幸せが、ある日あっという間に粉々になる。弱っちい北一が、そこからまた自分の足で歩き始め、弱っちいけれどへこたれずに、新しい日常を作り上げていく。身の丈に合った幸せと、身の丈を越えて手を伸ばしたからこそ得られる成長。 あたたかさも厳しさも、理不尽なやりきれなさも、抑えきれずに抗う矜持も、まるっとそのままそこにあって。北一と同化したり見守ったり、不思議な現実感に、なんだかいつまでも読んでいたくなる。第4巻はいつ出るのだろう。

Posted by ブクログ