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さくらのまち
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 実業之日本社 |
発売年月日 | 2024/09/26 |
JAN | 9784408538662 |
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さくらのまち
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商品レビュー
4.5
20件のお客様レビュー
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※このレビューにはネタバレを含みます
腕輪が健康状態を監視している社会。自殺兆候を検出し、プロンプターと呼ばれるサクラを選び、自殺を防ぐ。 主人公は中学でイジメによる無視を行われて、日々辛い中、クラス一の美少女から話しかけられて一緒に帰るなど仲良くなる。途中でクラス一の秀才も合流して楽しく日々を過ごすのだが、ある日2人はサクラではないか?と気づく。 美少女には今までありがとうと言うと肯定され、秀才にはプロンプターかと問うと肯定される。 実はどちらもサクラではない。秀才は美少女を好きで、美少女こそサクラ恐怖症で秀才が関係を壊させるための策略。 7年後、美少女が死んだ事から物語は動き出す。美少女の妹と共になぜ美少女が死んだかを探り、また妹も自殺する。 美少女は周りに喧嘩を売りまくり、自殺を仄かし、主人公にサクラになって貰おうとして死んだ。
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有りえたかもしれない幸せな未来がボタンのかけ違いが重なって永遠に何処かに行ってしまった。 もし誰か妄想に囚われていなかったら、そうも思わずにいられないが、自分がこの世界にいたらきっと同じ妄想を抱いていることだろう。
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人は理性と感情という2つの間で揺れ動く生き物だ。他人から向けられる親切は、一方的に与えられるものであり、こちらにはそれを拒否する権利は与えられない。こちらが受け取れるのはその「受け取り方」だけで、こちらが相手の中に「理性」を見い出せば親切は「疑念」に、「感情」を見い出せばそれは...
人は理性と感情という2つの間で揺れ動く生き物だ。他人から向けられる親切は、一方的に与えられるものであり、こちらにはそれを拒否する権利は与えられない。こちらが受け取れるのはその「受け取り方」だけで、こちらが相手の中に「理性」を見い出せば親切は「疑念」に、「感情」を見い出せばそれは「愛情」という正反対のものにそれぞれ形を変える。 人の心には防衛機制というシステムが存在する。自分の心が傷つかないようにするための自衛システム。自分が傷つきたくないがために、人は他者の中に打算を見、下心を見、ついには偽善の烙印を押す。裏切られた、傷つけられた経験のある者ほど防衛機制は強く働き、他者への疑心暗鬼は強まっていく。 人はリスクに弱いのだ。さらにそれが防ぎ得るものであればあるほど、明確であればあるほど、リスクを取ることができなくなる。「囚人のジレンマ」がそれだ。隔離された2人の囚人は互いを信用し短い刑期を受け入れることができず、相手の裏切りを想定して先に裏切ろうとする。人への信頼もまた例外でなく、相手から与えられるものがなんの計算もない手放しの愛情だと信じることは難しい。たとえそれが1番幸せになれる道であっても、人は1番の不幸を避けることを優先してしまう。 今私は多くの人の愛情の中にいる。ゆりかごのような暖かく柔らかいところで、時折誰かに愛を与えながら確かに愛を享受しながら生きている。いつか人生の岐路に立った時、その事実が、今の幸せが、私に最も幸福な選択肢を選ばせてくれることを、切に願う。
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