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愛しさに気づかぬうちに
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商品詳細
内容紹介 | |
---|---|
販売会社/発売会社 | サンマーク出版 |
発売年月日 | 2024/09/25 |
JAN | 9784763141040 |
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商品レビュー
3.6
13件のお客様レビュー
今回も癒されるお話でした。過去に出てきた登場人物が今回もつながり合っていて、以前のお話も思い出しました。第3話で泣けました。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
川口俊和の連作小説『コーヒーが冷めないうちに』の第6巻『愛しさに気づかぬうちに』を読んだ。都内神保町にある、過去や未来に行ける席がある喫茶店フニクリフニクラを舞台に、過去や未来に生きたい人とそこで出会いたい人との人間関係を中心に描かれた人情小説。しかし、過去や未来に行くにはめんどくさいルールがあった。 1.過去に戻っても、この喫茶店を訪れた事のない者には会うことが出来ない。 2.過去に戻ってもどんな努力をしても、現実は変わらない。 3.過去に戻れる席には先客がいる。その席に座れるのは、その先客が席を立った時だけ。 4.過去に戻っても、席を立って移動することは出来ない。 5.過去に戻れるのは、コーヒーをカップに注いでから、そのコーヒーが冷めてしまうまでの間だけ。 このルールに諦めた人の多い中、それを守って過去または未来に言った人の物語は、いつかネタ切れで終わってしまうだろうと思って居たのだが、なんと今回で6冊目。都合24人の人が過去か未来に行ったことになる。 さて、肝心の6巻に収められたのは、 第一話 お母さんと呼べなかった娘の話 第二話 彼女からの返事を待つ男の話 第三話 自分の未来を知りたい女の話 第四話 亡くなった父親に会いに行く中学生の話 実はルールの1と4から分かるように、過去や未来に行っても会いたい相手が店に居ないと話にならない。と思っていたのだが、作者・川口は憎い手を考えた。 例えば、第一話では過去に戻った女は店の電話を借りて相手と話して目的を達することが出来たし、中には第三話のように病死した未来に行って店には不在だった夫からのメッセージ(その内容に泣ける)を受け取って現実の世界に戻ってきた女と言うように、直接目的の相手に会えなくても時空を移動したことに満足出来る話を作り上げた。いま二つの例を挙げたけれど、ここに載っている四つの話、読めば泣けてくる切ない話ばかりだ。本を読んで泣きたい人、是非この本を読んで欲しい。第7巻も期待している。
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好きなシリーズの新作。 前作くらいから新展開はないなぁと感じていたけれど、今回もやっぱりちょっとマンネリ感。 お話の進め方、言葉回し、優しい雰囲気は変わらず好き。読みやすい。 次の新作も出たら読むだろうけど1回読めたら満足かも。
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