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商品詳細
内容紹介 | |
---|---|
販売会社/発売会社 | 幻冬舎 |
発売年月日 | 2024/09/19 |
JAN | 9784344043480 |
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商品レビュー
3.7
43件のお客様レビュー
新しいイヤミス作家を発掘。 サスペンス調でありながら、それぞれ野村家庭の嫌な部分をえぐって話は進む。 最後はそんな終わり方ってあるかと感じで終わる。何だか消化しきれず、モヤっと感だけが残った。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
ふたりの母親たちのどちらの娘になりたいだろうか。どっちにもなりたくないと思った。温子は優しそうだが、基本移り気で愛して貰えなさそうだし、由里枝は逆に厚かましいほどの愛を持っているが、一緒にいるのが疲れそうだ。 だとすると、鈴と詩音が彼女たちの元から離れたいと思うのは当然のことなのかもしれないが、私には残念ながら鈴と詩音が理解できない。それぞれ、もっと関係を良くするために頑張ってみて、それでもダメだったら離れれば良かったのではないか。まあ、言うのは易しかぁ。大人の意見を変えるのは子どもにとって難しいもんね。 それでも、やはり母親は替えがきかない存在だし…と思ってしまう私にとって、こういう終わり方はすっきりしない。鈴と詩音はこれで幸せになると思えば、良い終わり方なのかもしれないが。 最も可哀そうだったのは死亡した女性で、折角うまく家庭生活を送れていたのに、母親のほんの一言からその生活を続けることができなくなってしまって、不憫だった。そこまで思い悩まずとも、適当に母親の一言をあしらうこともできたと思うが、女性の真面目な性格がそうはいかなかった。最期に欲しいと願っていたものを手に入れることができたことだけが救いか。
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なぜこのような不可思議なことが起きるのか、という思いを持ち続けながら物語を読み進めていく作品。真相に近づくにつれてモヤモヤし、最後には嫌な気持ちが残る湊かなえ氏に負けず劣らずのイヤミスだ。
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