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星を掬う 中公文庫
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商品詳細
| 内容紹介 | |
|---|---|
| 販売会社/発売会社 | 中央公論新社 |
| 発売年月日 | 2024/09/19 |
| JAN | 9784122075634 |
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星を掬う
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商品レビュー
4.3
354件のお客様レビュー
途中は胸を抉られるような場面も多く、こんなことが本当にあるのだろうかと苦しくなりました。 それでも読み終わった後は、ほっとした気持ちになりました。辛い過去を抱えながらも、それぞれが前を向いて歩き始める姿に救われた気がします。 認知症になっても大切な人を思う気持ちは変わらず、「...
途中は胸を抉られるような場面も多く、こんなことが本当にあるのだろうかと苦しくなりました。 それでも読み終わった後は、ほっとした気持ちになりました。辛い過去を抱えながらも、それぞれが前を向いて歩き始める姿に救われた気がします。 認知症になっても大切な人を思う気持ちは変わらず、「生きなさい」という母親の言葉がとても印象に残りました。 過去に縛られるのではなく、自分の人生を生きること。人との出会いや支えによって、人は生き直すことができるのかもしれないと感じた一冊でした。
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「自分のために生きる」ということは難しい。自分の過去を割と前向きに捉えられるようになってきたと思えていてもその実、塞がりかけた瘡蓋を自分で剥がしては血を流して、痛いと叫ぶことをたまに繰り返して生きている。それはきっと、わたしには自分のために生きる覚悟がまだ無くて、だから自分を傷つ...
「自分のために生きる」ということは難しい。自分の過去を割と前向きに捉えられるようになってきたと思えていてもその実、塞がりかけた瘡蓋を自分で剥がしては血を流して、痛いと叫ぶことをたまに繰り返して生きている。それはきっと、わたしには自分のために生きる覚悟がまだ無くて、だから自分を傷つけた人に自分の人生の責任を押し付けるためにやっているのだと思う。今すぐにそれを止めることはできないけれど、自分の人生は自分だけのものという大切なことに気づかせてくれた本でした。内容は苦しい場面もあったけれど、読了後は心が温かくなって泣いちゃった
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
私はセンチメンタルな気分になると本を読みたくなるだが、そんな時にちょうど心に響く良作だった。 主人公の千鶴とその母親である聖子。2人を取り巻くそれぞれ複雑な境遇の恵真と彩子。少しずつ背景は違うもののお互いの足りない部分を補い合って共同生活を始める。一つ屋根の下、同じ時間を共有することで心を通じ合わせていく展開に心温まった。 主人公と母親のすれ違いにより、自分の不幸をその境遇のせいにし続ける。どうしようもないことなのかもしれないが、いつかはその呪いから解放されなければならない。辛くても自分の人生は自分のものだ、と聖子の言葉が思い起こされる。 また、聖子は認知症患者であり、「かえりたい」と口にする。「かえりたい」とは場所だけではなく、時間でもある。昔のあの時に戻りたいのだ。 自分の半生を顧みた時、両親の「かえりたい」ところを作ってあげられているだろうか。過去を取り戻すことはできない。今できることを一生懸命に取り組んでいくしかないのだ。
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