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方舟 講談社文庫
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商品詳細
| 内容紹介 | |
|---|---|
| 販売会社/発売会社 | 講談社 |
| 発売年月日 | 2024/08/09 |
| JAN | 9784065358542 |
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方舟
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方舟
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商品レビュー
4.2
1741件のお客様レビュー
『方舟』は、極限状況における人間の選択を通して、「合理性」と「倫理」の関係を問いかける作品である。 閉鎖された環境の中で「誰を犠牲にするか」という選択が迫られる展開は一見非現実的であるが、登場人物たちの思考や葛藤が現実的に描かれているため、読者にも「自分ならどうするか」と考えさ...
『方舟』は、極限状況における人間の選択を通して、「合理性」と「倫理」の関係を問いかける作品である。 閉鎖された環境の中で「誰を犠牲にするか」という選択が迫られる展開は一見非現実的であるが、登場人物たちの思考や葛藤が現実的に描かれているため、読者にも「自分ならどうするか」と考えさせる力がある。 本作の犯人の行動は冷酷に見えるが、状況を踏まえれば非常に合理的であり、最も筋の通った判断であったとも感じた。そのため単純に悪と断じることはできず、自分も同じ状況であれば同様の選択をしてしまう可能性があると考えた。 また、犯人は合理性だけでなく感情も持った人物として描かれている。主人公に生き残る選択肢を与えた行動は、関係性を試すような側面もあったのではないかと感じた。 さらに、本作は内容や構成が非常に分かりやすく読みやすいにもかかわらず、それでも読者を騙す巧妙さを持っている点が印象的であった。隠されているというよりも、見えているのに気づけないという構造にこそ、この作品の面白さがあると感じた。 本作を通して、利己的であることは必ずしも悪ではないと感じた。しかし他者を犠牲にする以上、その選択を完全に肯定することもできない。この矛盾こそが本作の魅力であり、読者に強いインパクトと問いを残す作品であった。 そして最後に、物語の前提そのものを裏切られたことで、随所に散りばめられた伏線が覆され、物語の内容はより一層濃いものとなった。改めてミステリーというジャンルの面白さを強く実感した。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
これまで自分が読んだ本の中で最もおもしろい作品であり、最高の読書体験だった。 「週刊文春ミステリーベスト10 2022 国内部門 第1位」等の複数の受賞歴、当アプリ内での高評価は納得のいくものだと感じた。 なんといってもラストシーンが印象的だった。どんでん返しがあることは知っていたため推理をしながら読み進めたが全く通用せず、最後のシーンでは何とも言えない恐ろしさと爽快感で全身に鳥肌が立った。そこまでのストーリーも大変面白くて、あっという間に読み進めてしまった。自分も方舟の中にいるような感覚になり、犯人がわかったあとに犯人に懇願するシーンの不気味な状況や、主人公が犯人との別れ際に生への渇望に勝てない気持ちを想像できてとてもつらい気持ちになった。最後のシーンでもし自分が主人公の立場に置かれていたらと考えたが、死の恐怖、殺人犯である真実、旦那との関係性、・・とその行動を阻むものが多すぎてやはり一緒に残ると言えなかったのではないかと思った。 当作品を読んだあとのこの気持ちを誰かと共有したいと強く感じた。まだ身の回りで読書好きな人と出会えていないので早く話したい。
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読みやすくて、続きが気になるからさくさく読めた。面白い。 最後、あの短い文が良いって言う人もいると思うけど、私はもう少しどうなったか書いて欲しかった。
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