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愛と名誉のためでなく 南アルプス山岳救助隊Kー9 光文社文庫
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愛と名誉のためでなく 南アルプス山岳救助隊Kー9 光文社文庫

樋口明雄(著者)

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愛と名誉のためでなく 南アルプス山岳救助隊Kー9 光文社文庫

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 光文社
発売年月日 2024/08/07
JAN 9784334103897

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愛と名誉のためでなく

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商品レビュー

4.2

6件のお客様レビュー

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2025/04/04

お久し振りに<南アルプス山岳救助隊K-9>シリーズ、12冊目。 今回は山岳救助隊と救助犬のレスキュー活動の日々を描く8つの短編集。 「孤老の山」「愛子とアイコ」「銀嶺の彼方に」 最初の3話は要救助者の捜索・救助の話が中心になり、怪我したり亡くなったりしている人も出てくるので、ど...

お久し振りに<南アルプス山岳救助隊K-9>シリーズ、12冊目。 今回は山岳救助隊と救助犬のレスキュー活動の日々を描く8つの短編集。 「孤老の山」「愛子とアイコ」「銀嶺の彼方に」 最初の3話は要救助者の捜索・救助の話が中心になり、怪我したり亡くなったりしている人も出てくるので、どれもよい話だが、いささかしんみりした話が続く。 ここまでは、まあ水準。 「影なき男」「愛と名誉のためでなく」 ここから、過去にも登場した山梨県警や南アルプス署の刑事たちが登場するミステリー仕立ての話が続く。 とりわけ、場面切換えがスピーディーで長編をギュッと凝縮したような展開の第4話が良かった。 いつもは見上げるだけのバットレスだが、第5話ではそこを登攀する場面が出てくるのが珍しく、その描写だけでホーッと息つく緊張感あり。 「COLD WAR」 雪崩に巻き込まれたカップルの救助に、間一髪で間に合うと分かっていてもハラハラ。戦闘機も恐れぬ〈はやて〉の操縦士の心意気に胸がすく。 救助劇とは別に、低空飛行する米軍機の姿には、かつての戦争や日米安保条約に頼るこの国の課題、今世界で起こっている紛争が思い起こされる。 敗戦から80年、いまだ戦後が続いており、また新たな“戦前”が訪れているかもしれないという作者の懸念や世界のどこにあっても戦争が起こってはならないという作者の思いが強く伝わってくる。 「南アルプスの山賊」 これは静奈との一騎打ちかと思えば肩透かし、さればメイが飛びかかるにはナタが怖いぞと思ったらそれもなく、活劇を期待したのであの結末にはやや脱力。 「両俣奇譚」 山岳救助隊が一瞬しか出てこない異色作。 追う者の執念と追われる者の諦観が織りなす奇妙な関係に山小屋を管理する女性と猫が絡んで味わい深い話になった。

Posted by ブクログ

2024/11/23

このシリーズの前の作品も読みたいけど、色んなところから出ててややこしい、、、 本屋さんに行った際はとりあえず見てみよ。 もうちょっと、イヌ出てきてほしい。

Posted by ブクログ

2024/11/14

様々な出版社から発売されているK-9シリーズが、初の光文社から。 短編から構成されていて、山岳救助隊の話もあるが、山で生計を立てる他の人たちの物語も描かれていて、今までシリーズとはまた違った楽しみも。 「レスキュードック・ストーリー」だったかな? それに近い感じ。

Posted by ブクログ