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下町サイキック
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商品詳細
| 内容紹介 | |
|---|---|
| 販売会社/発売会社 | 河出書房新社 |
| 発売年月日 | 2024/07/18 |
| JAN | 9784309031958 |
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下町サイキック
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商品レビュー
3.7
87件のお客様レビュー
人と違う能力を持つ中学生の少女が、下町での日常を淡々と描く物語です。キヨカは霊視能力を持ち、周囲の人々との交流を通じて、人生や人間関係の深さを理解していきます。父の自殺未遂など厳しい現実に直面しながらも、友おじさんとの会話や近所の人々との関わりを通じて、彼女は独自の視点を持つ成長を遂げます。作品は、日常の中に潜む微弱な気の流れや、下町特有の人情を描写し、読者に心の温かさや懐かしさを感じさせます。大人の感覚を持つキヨカの視点が、時に哲学的な問いを投げかけ、読み手に深い余韻を残す内容となっています。
※この内容はAIが作成したものであり、ブックオフ公式オンラインストアの見解や意図を示すものではありません。
p.44 「そういうのがいないほうがいいって、それって、人生何も起きないほうがいいっていうのとあんまり変わらないじゃない。こういうことって、なにかしらあるよ。生きてればいつだって。あってもいいな、くらいでいいんじゃない?」 p.51 こんな時間が全てを大丈夫にする。この程度でい...
p.44 「そういうのがいないほうがいいって、それって、人生何も起きないほうがいいっていうのとあんまり変わらないじゃない。こういうことって、なにかしらあるよ。生きてればいつだって。あってもいいな、くらいでいいんじゃない?」 p.51 こんな時間が全てを大丈夫にする。この程度でいいということを知らない人が多すぎる。 相手が気楽に生きていると、こちらにもそれが自然に、たとえはおかしいが洗濯ものの色移りみたいにじわっと移ってくるのだ。 p.63 人の頭の中の世界は、魅惑的だけど、結局狭い狭い。そして人が人をただ単に好もしく思うさらっとした思いは、宇宙と同じくらい自由で広い。 p.64 ここで「とても餃子なんて気分じゃないから、家に帰って寝こむ」というふうに動いたら、心の中で塊になってしまったであろうあのいやな気分が、どんどん変わっていくのがわかった。 p.65 また、自分でできないことも他の人の力を借りるとわりと簡単になるんだと。 p.66 冷たくない。むしろ、その人はこうなった方が幸せって考える方がきっと冷たい。うまくは言えないけれど。まだ「憎たらしい、大嫌い」のほうがきっといい。人間関係そういうことってあるんだよ。 p.86 今の私だけを私と思っている私は、なんと傲慢なのだろう。生きてきた日数だけの私の総意を代表してることも知らずに。 p.109 私は真実を明かす夢を見たいと神様や天使にお願いしたりはしない。なにもしないと、いちばん知りたいことだけがちゃんと精査されて知らされる。 だから放っておく。すごく知りたいことがあると、知りたいという気持ちが逆に心の目をふさぐ感じがする。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
生き抜くための暮らしの知恵が詰まった話。というこの本のまとめにスッと腑が落ちる。ばななさん特有の?少しだけ現実離れした能力ありの話だが、読んでると不思議とそういうのもあるよなと思えてくる。私たちの言う、ビビビッときた「直感」というのもを、ここまで深掘って表現されているからこそ、何かの能力と結びつけるだけであって、それは私たちの世界にありふれているんだなと思った。私がずっと憧れている、家族以外の信頼した続きのある関わり。みんなで餃子を包むシーンではなんだか涙が出そうになった。そういうのでいいんだよな。日常のささいなことで安心して保っているのだということ、なんだかおまじないのようにじんわりと守ってくれそう。負を溜めやすい私は、料理やら猫を撫でることやら読書なんかで、それを少しずつ吐き出していけてるんだ、そうやって生活できてたじゃないかと感じた。そうしていけば暮らしていけるよねと。 あとがきをじっくり読んでいったら、ふるさとでの日々を思い出した。田舎ならではの、人と人とのつながり。綺麗事ばかりではないけども、人間たちの力でまわっていたんだと、思い返すと感じた。母が離婚して母の地元に戻ったまだ小さな私は、親戚のおばさんがとても気にかけてくれてよく預かってくれた。ご飯やお菓子を食べさせてくれたり、母はさせてくれない料理までちょっとさせてもらったこともあった。そんな、信頼と安心のあるあたたかさ。そんなことを思い出させてくれる本。手元に置いておきたい本だと思った。今の生活にもそんな関わりがあったらいいのにな。
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ザ・吉本ばななさんって感じの作品でした。日々の暮らしの中で起こる小さな出来事、当たり前の事、実はぶっ飛んでいる摩訶不思議な出来事は非日常じゃなくて日常なんだという、優しい感覚。もっと言えば、スリムで簡潔にまとめられた文章じゃなくて、説明が少し多めにされているような文章たちが、どう...
ザ・吉本ばななさんって感じの作品でした。日々の暮らしの中で起こる小さな出来事、当たり前の事、実はぶっ飛んでいる摩訶不思議な出来事は非日常じゃなくて日常なんだという、優しい感覚。もっと言えば、スリムで簡潔にまとめられた文章じゃなくて、説明が少し多めにされているような文章たちが、どうしようもなく私を落ち着かせてくれることも、吉本ばななさんらしいというか、「そうそう、思い出させてくれてありがとう」という感じがしてしまう。 10年後、しっかりと読み返したいと思います。
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