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団地のふたり 双葉文庫
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団地のふたり 双葉文庫

藤野千夜(著者)

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団地のふたり 双葉文庫

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 双葉社
発売年月日 2024/07/10
JAN 9784575527650

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団地のふたり

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商品レビュー

3.9

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2025/11/23

築六十年の古い団地に古くからの友人と二人、テレビを見ながらお喋りし、文句を言いあい、おいしいご飯を分け合いながら、日々を過ごす五十代の女たち。 今さら気取ったりいい人ぶったり、何かの「ふり」をする必要のない関係は、微笑ましく、そして少し羨ましい。 『へこんだ心をぷーぷーと膨らませ...

築六十年の古い団地に古くからの友人と二人、テレビを見ながらお喋りし、文句を言いあい、おいしいご飯を分け合いながら、日々を過ごす五十代の女たち。 今さら気取ったりいい人ぶったり、何かの「ふり」をする必要のない関係は、微笑ましく、そして少し羨ましい。 『へこんだ心をぷーぷーと膨らませて』もらっているという、保育園時代から一緒に過ごした幼なじみという存在は、家族よりもいろんなことを知っている。 楽しい思い出だけではない、かいた恥も失恋もほとんどを知っている相手と過ごす五十代というのは、どんな楽しみが待っているものなのか。 古い団地に住む年配のご近所さんたち。 壊れた網戸を直し、 大晦日にデパートへ寄ると言えば、メモにまとめたおつかいを頼まれ、 ひとりでは食べ切れないからとピザをデリバリーして一緒に頬張る。 一見微笑ましく交流盛んなやりとりに反して、高齢化に伴ってできないことが増えていくお年寄りと、もうじき無くなってしまうかもしれない、築年数の経過した団地の姿が寂しく際立った。 適当さと無責任さを楽しめる幼なじみの五十代の女二人は、人生折り返し地点と言われる年齢を過ぎていても妙に楽しそうだ。 嫌でも勝手に来てしまう明日をちょっと歓迎しているような、少しだけ億劫にも感じているような、そんな未来の受け入れ方を楽しんでいるのだろう。

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2025/11/22

2022年初版。こういう作品を読むと何だかホッとします。登場人物が、すべて善人。最近、クライムサスペンスばかり読んでいたので最後まで心穏やかに読めました。時代に取り残された団地で暮らす主人公50代の彼女には、幼稚園の頃からの親友がいます。二人の穏やかな生活。団地の住人たちとの善意...

2022年初版。こういう作品を読むと何だかホッとします。登場人物が、すべて善人。最近、クライムサスペンスばかり読んでいたので最後まで心穏やかに読めました。時代に取り残された団地で暮らす主人公50代の彼女には、幼稚園の頃からの親友がいます。二人の穏やかな生活。団地の住人たちとの善意に満ちた関わり方。少し幸せになります。NHKで小林聡美さんと小泉今日子さんでドラマになったようなので、オンデマンドで観ようと思います。

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2025/11/16

50代の女性たちのなんでもないような毎日を 描いてくれている。 奈津子の不用品を売ったお金で少し贅沢をしたり、 少し多めに届く野菜を幼なじみのノエチと 二人で食卓を囲ったり。 丁寧なようでいてそうでもない平凡な2人の日々が いいなぁと思う。 ずっと住む団地のご近所付き合いも、 心...

50代の女性たちのなんでもないような毎日を 描いてくれている。 奈津子の不用品を売ったお金で少し贅沢をしたり、 少し多めに届く野菜を幼なじみのノエチと 二人で食卓を囲ったり。 丁寧なようでいてそうでもない平凡な2人の日々が いいなぁと思う。 ずっと住む団地のご近所付き合いも、 心地よい距離感があってとてもほっこりとする 物語だった。 来年の抱負に、ノエチとやりたいことを書ける 奈津子のポジティブさがにやりとしてしまった。

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