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おじさんは傘をさせない PHP文芸文庫
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おじさんは傘をさせない PHP文芸文庫

坂井希久子(著者)

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おじさんは傘をさせない PHP文芸文庫

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 PHP研究所
発売年月日 2024/07/10
JAN 9784569904146

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おじさんは傘をさせない

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商品レビュー

3.5

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2025/03/04

『おじさん』の会社内での様々な立ち振る舞いにまつわる悲哀さを描いた5話からなる連作短篇集。話ごとに違うおじさんが登場する。前の話に次の話に登場するおじさんがちょこっと登場するバトンリレーのような形式。 それぞれの話は…皆んな雨に関するタイトル。 ●人事からセクハラを注意された...

『おじさん』の会社内での様々な立ち振る舞いにまつわる悲哀さを描いた5話からなる連作短篇集。話ごとに違うおじさんが登場する。前の話に次の話に登場するおじさんがちょこっと登場するバトンリレーのような形式。 それぞれの話は…皆んな雨に関するタイトル。 ●人事からセクハラを注意された課長。だが、どの部下が訴えたかわからない。次の日から犯人探しに躍起になるおじさん。(「スコール」) ●元部下の女性社員が役員に昇進し、シニア向けのセミナーに出席させられそろそろ引き際かと考えるおじさん。(「時雨雲」) ●浮気で離婚され、窓際に追いやられ風俗でウサを晴らしていたが、ある日そこで十年ぶりに会った娘と再会するおじさん。(「涙雨」) ●四十代で経理事務の派遣社員として働き、正社員との壁に虚しさを感じ、SNSでは若い女性になりすましているおじさん。(「天気雨」) ●定年退職後、渋谷を歩きながら公共マナーを注意することが生きがいとなり『世直し』をしているおじさん。(「翠雨」) …5つの話それぞれに『今』を生きてるおじさんがいる。人生って人それぞれだから、何がよくて、何が悪いわけでもなく、正解がどれということもない。ただはっきりしてるのは、皆んな第一線からは退いて、人生を折り返し、ゴールという人生の終焉に向かっているということだ。 『おじさんは傘をさせない』…このタイトルについて本文中には説明が無い。勝手な解釈だが、おじさんってトレンドや空気に鈍感であり無防備すぎるから、雨が降っても(世の中の流れ)傘をさせない(我が身を守る防具が無い)という意味かなあと思った。

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2025/02/27

おじさん達が切ない。石清水の回、エース営業の門前がいつかおじさんになったらめっちゃ悲惨な人生送ってますように…

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2024/12/19

仕事から離れれば何も残らない、その事に気づいた中年おじさん達のままならない日常を描いた連作短編集。 セクハラを注意された男、左遷された猛烈社員、正社員になれずに燻っている派遣社員など会社や仕事から突き放された男達。しかしそこ以外に生きていく道を持たない彼ら。 時代錯誤なセクハラ、...

仕事から離れれば何も残らない、その事に気づいた中年おじさん達のままならない日常を描いた連作短編集。 セクハラを注意された男、左遷された猛烈社員、正社員になれずに燻っている派遣社員など会社や仕事から突き放された男達。しかしそこ以外に生きていく道を持たない彼ら。 時代錯誤なセクハラ、パワハラ思想のオンパレードでムカムカするような一幕もある。その男達がちょっとした出来事をきっとに変わっていく。 どこか切ない物語。

Posted by ブクログ