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ある晴れた夏の朝 文春文庫
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 文藝春秋 |
発売年月日 | 2024/07/09 |
JAN | 9784167922429 |
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ある晴れた夏の朝
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商品レビュー
4.5
15件のお客様レビュー
皆さんの間で「夏の課題図書」みたいに言われていた本。かなり季節を外したが、BOOKOFFの棚で見つけたので読んでみた。 アメリカで高校生8人が、ディベートで原爆投下の是非を問いながら、「戦争と平和」について考えるというお話。知っていることも多くあったが、知らなかったこともまた多...
皆さんの間で「夏の課題図書」みたいに言われていた本。かなり季節を外したが、BOOKOFFの棚で見つけたので読んでみた。 アメリカで高校生8人が、ディベートで原爆投下の是非を問いながら、「戦争と平和」について考えるというお話。知っていることも多くあったが、知らなかったこともまた多くあった。 真珠湾攻撃や日中戦争、ナチズムにアメリカマイノリティなどにも話が及び、原爆の是非という本筋からはやや話が拡散したきらいもあるが、原爆を落としたアメリカ側の視点、様々なルーツを踏まえた受け止め方には、いずれの立場の意見も考えさせられるところがあり。 純粋にディベートの内容を提示して読者に勝敗を委ねるのではなく、作者の思いが多分に入っているところがあるような気もするが、意図的な“分断”が罷り通る現在において、様々な話題が正面から取り上げているのを読むのも良い機会。 最後のスピーチで引かれた『われわれ人類は一致団結して、われわれの共通の敵、すなわち、無知や憎悪や偏見と戦わなければならないのだ。憎しみという敵はわれわれの外側ではなくて、内側にいるのだ』という言葉が胸に響いた。 と書いている目の前のTVで、イスラエルによるガザへの攻撃のニュースが流れている。 自分にできることに限りがあることに心がざわつく。
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児童向けだからわかりやすく論理立ててあって読みやすかった。このテーマ(原爆)の本ってそんなに読む機会ないんだけど、ディベートを扱ってるから、なかなか考える機会のない"肯定するならどんな論がある?"みたいなのも考えることができて良かった 物事を多面的に見るって大...
児童向けだからわかりやすく論理立ててあって読みやすかった。このテーマ(原爆)の本ってそんなに読む機会ないんだけど、ディベートを扱ってるから、なかなか考える機会のない"肯定するならどんな論がある?"みたいなのも考えることができて良かった 物事を多面的に見るって大事だね
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そんなに厚くはない、手軽に読めそうな一冊。でも、ページをめくると、1枚1枚が重厚で深い、どんどん読み進められて引き込まれていく作品でした。 ディベート=ケンカではないこと、当然だけど、尊重し合うってこういうことだよね、と何度も共感しまながら読みました。お互いが違う意見で話し合うけ...
そんなに厚くはない、手軽に読めそうな一冊。でも、ページをめくると、1枚1枚が重厚で深い、どんどん読み進められて引き込まれていく作品でした。 ディベート=ケンカではないこと、当然だけど、尊重し合うってこういうことだよね、と何度も共感しまながら読みました。お互いが違う意見で話し合うけど、最終目標は同じ。とても素敵な討論会でした。この本に出会えたことに感謝です。
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