1,800円以上の注文で送料無料

ある晴れた夏の朝 文春文庫
  • 新品
  • 書籍
  • 文庫

ある晴れた夏の朝 文春文庫

小手鞠るい(著者)

追加する に追加する

ある晴れた夏の朝 文春文庫

825

獲得ポイント7P

在庫あり

発送時期 1~5日以内に発送

商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 文藝春秋
発売年月日 2024/07/09
JAN 9784167922429

ある晴れた夏の朝

¥825

商品レビュー

4.5

15件のお客様レビュー

レビューを投稿

2024/11/03

皆さんの間で「夏の課題図書」みたいに言われていた本。かなり季節を外したが、BOOKOFFの棚で見つけたので読んでみた。 アメリカで高校生8人が、ディベートで原爆投下の是非を問いながら、「戦争と平和」について考えるというお話。知っていることも多くあったが、知らなかったこともまた多...

皆さんの間で「夏の課題図書」みたいに言われていた本。かなり季節を外したが、BOOKOFFの棚で見つけたので読んでみた。 アメリカで高校生8人が、ディベートで原爆投下の是非を問いながら、「戦争と平和」について考えるというお話。知っていることも多くあったが、知らなかったこともまた多くあった。 真珠湾攻撃や日中戦争、ナチズムにアメリカマイノリティなどにも話が及び、原爆の是非という本筋からはやや話が拡散したきらいもあるが、原爆を落としたアメリカ側の視点、様々なルーツを踏まえた受け止め方には、いずれの立場の意見も考えさせられるところがあり。 純粋にディベートの内容を提示して読者に勝敗を委ねるのではなく、作者の思いが多分に入っているところがあるような気もするが、意図的な“分断”が罷り通る現在において、様々な話題が正面から取り上げているのを読むのも良い機会。 最後のスピーチで引かれた『われわれ人類は一致団結して、われわれの共通の敵、すなわち、無知や憎悪や偏見と戦わなければならないのだ。憎しみという敵はわれわれの外側ではなくて、内側にいるのだ』という言葉が胸に響いた。 と書いている目の前のTVで、イスラエルによるガザへの攻撃のニュースが流れている。 自分にできることに限りがあることに心がざわつく。

Posted by ブクログ

2024/10/19

児童向けだからわかりやすく論理立ててあって読みやすかった。このテーマ(原爆)の本ってそんなに読む機会ないんだけど、ディベートを扱ってるから、なかなか考える機会のない"肯定するならどんな論がある?"みたいなのも考えることができて良かった 物事を多面的に見るって大...

児童向けだからわかりやすく論理立ててあって読みやすかった。このテーマ(原爆)の本ってそんなに読む機会ないんだけど、ディベートを扱ってるから、なかなか考える機会のない"肯定するならどんな論がある?"みたいなのも考えることができて良かった 物事を多面的に見るって大事だね

Posted by ブクログ

2024/10/17

そんなに厚くはない、手軽に読めそうな一冊。でも、ページをめくると、1枚1枚が重厚で深い、どんどん読み進められて引き込まれていく作品でした。 ディベート=ケンカではないこと、当然だけど、尊重し合うってこういうことだよね、と何度も共感しまながら読みました。お互いが違う意見で話し合うけ...

そんなに厚くはない、手軽に読めそうな一冊。でも、ページをめくると、1枚1枚が重厚で深い、どんどん読み進められて引き込まれていく作品でした。 ディベート=ケンカではないこと、当然だけど、尊重し合うってこういうことだよね、と何度も共感しまながら読みました。お互いが違う意見で話し合うけど、最終目標は同じ。とても素敵な討論会でした。この本に出会えたことに感謝です。

Posted by ブクログ

関連商品

最近チェックした商品