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ジャパン・ホラーの現在地
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 集英社 |
発売年月日 | 2024/07/05 |
JAN | 9784087881042 |
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商品レビュー
4.1
7件のお客様レビュー
テレビ・ネット・小説・ゲームにおけるホラーを語る対談集。今もっとも勢いのある作者たちが語るホラーの軌跡は非常に興味深い。過去から現在までどのような下地、またその発展がなされてきたのかを知る事ができる貴重な資料とも言えます。ジャパン・ホラー好きは必見。
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2年前くらいから好んでホラー小説も読み始め、この本は澤村伊智さん、背筋さん、梨さん目当てで手に取りました。 各媒介でホラーに全力投球している方の話が読めて興味深かったです。 特に製作者側視点の内容は、「怖い」って単純だからこそ深い感情で、それへの到達を様々なアプローチで目指して...
2年前くらいから好んでホラー小説も読み始め、この本は澤村伊智さん、背筋さん、梨さん目当てで手に取りました。 各媒介でホラーに全力投球している方の話が読めて興味深かったです。 特に製作者側視点の内容は、「怖い」って単純だからこそ深い感情で、それへの到達を様々なアプローチで目指していくの、さすがプロ…と感じました。 最後のホラー漫画の章は、オタクの熱量を感じて楽しかったです。絶対「裏バイト」出てくると期待していたら言及されたので嬉しい。 高校生の時、夢中で洒落怖やホラー寄りネット小説をガラケーのちっちゃい画面で読んでいた記憶がある。けれどテレビの心霊番組は見なかったし興味も薄かったな、と思い出しました。今でもそうで、やはり小説や漫画のようにガッツリ虚構、というか物語性のある作品が好きなんだと思う。もっと言えば自分で考察するより朧げにでも答えが見える方が好みで、「ホラー」を楽しむのに向いてない性格だと気付く。笑 ホラーという大枠ではなく、小説の1つのジャンルとしてホラーが好きなのかも。でも実話怪談や映像作品など、今まで触れてこなかった分野にも興味が湧いたなあ。
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TV番組、文芸、怪談、ゲーム、ネット動画、漫画といったさまざまなジャンルのホラーの現在の状況についての対談および批評。 『近畿地方のある場所について』の著者が自作について語る2章、ジャンルとしての民族ホラーについての6章、心霊ドキュメンタリーについての7章、ファウンド・フッテー...
TV番組、文芸、怪談、ゲーム、ネット動画、漫画といったさまざまなジャンルのホラーの現在の状況についての対談および批評。 『近畿地方のある場所について』の著者が自作について語る2章、ジャンルとしての民族ホラーについての6章、心霊ドキュメンタリーについての7章、ファウンド・フッテージについての8章がとりわけ面白かった。 複数の章で2ちゃんねるオカルト板「洒落怖」がベースと語られている。現代日本のホラーの重要なルーツの一つなのだろう。自分も一時期、もう10年とかそれくらい前に洒落怖や未解決事件まとめに熱中して深夜まで読み耽ったものだった。 都会からやってきたよそ者が閉鎖的な村の因習に巻き込まれて恐怖を体験する、といった民族ホラー的な話が自分は好きなんだが、本書の話者たちの対談を読むとこれってオリエンタリズムだよな、とちょっと反省した。もっともフィクションとして楽しんでいるのであって実際にそんな場所があるとは思っちゃいないが。 答えを明示せず解釈を読者に考察させる作品は読者に負担を強いるから近々揺り戻しが起きるんじゃないか、という梨さんの発言に同意。後味の悪さ、据わりの悪さはホラーの醍醐味だと思うが、もう歳だから考察は面倒くさいし疲れるのでわかりやすく作ってくれ、という気持が自分にはある。イシナガキクエとか、不気味な雰囲気はあったけれど作品としては説明不足すぎて楽しめなかった。背筋さんは近畿地方について明確に解答を用意してあると本書で語っている。
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