商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 集英社 |
発売年月日 | 2024/07/05 |
JAN | 9784087881042 |
- 書籍
- 新書
ジャパン・ホラーの現在地
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ジャパン・ホラーの現在地
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商品レビュー
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動画や漫画や小説の一大ジャンルであるホラーにて、今何が怖いものとされているのか、それぞれのカテゴリでその怖いものがどういう変遷をだどってきたのかを作家やオカルト研究家として活躍している吉田悠軌氏がTVプロデューサー、映画監督、配信者などのクリエイター側の人たちと考えていく論考集 ...
動画や漫画や小説の一大ジャンルであるホラーにて、今何が怖いものとされているのか、それぞれのカテゴリでその怖いものがどういう変遷をだどってきたのかを作家やオカルト研究家として活躍している吉田悠軌氏がTVプロデューサー、映画監督、配信者などのクリエイター側の人たちと考えていく論考集 いずれの章もおもしろく読んだけれど、おもしろかったのは民俗ホラーの箇所だった。私は地方出身ということもあり、恐怖の対象=田舎と短絡的につなげられることを遺憾に思っていたのだけれど、なぜそういうつながりができるのかの理由の一端が示されていた 今は都会にいる人はすでに数代に渡って都会で暮らしている人が多く、田舎全体を怖いもの、やばいものとしがちで、その内実なんかはあまり想像されない。だから容易にその地域ごと恐怖の対象となってしまう、というのがなるほどなあと納得したんであった ほかにもホラーはネットと相性がよく、だからこそ2ちゃんねる発祥のネット怪談などが隆盛を極めたみたいなこととかも書いてる。映画でも配信でもホラーものが好きな人は読んでみるといいかも
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編者の吉田悠軌氏と、テレビ、小説、実話怪談、配信、漫画……各界で活躍するクリエイターとの対談、論説等を通じて、ここ数年新たな盛り上がりを見せる日本ホラーの(文字通り)現在地と、その原点がよく理解できる良著。 ・令和の今TVでできるホラーをテレ東のプロデューサーが語った1章 ・『近畿地方のある場所について』を作者自らが語る2章 ・“書かれた”怪談と“語られた”怪談との差異について編者と黒史郎氏が議論を交わす3章 ・各媒体のホラー作品で変わらすの人気要素となっている“民俗ホラー”を、澤村伊智氏と民俗学の飯倉教授との鼎談で批評的に再確認していく6章 ・フィルム、ビデオカメラ+VHSテープからスマホ動画へ。心霊ドキュメンタリー映像の変遷と今後が語られる7章 ・現代ホラーを語る上で欠かせないファウンド・フッテージを作家・梨氏と語った8章 が個人的には特に面白かった。 "ホラー映画"の章がなかったのは少々意外だが、映画はもうそれだけで1冊が編めてしまうからか。 また、現代ホラーの最前線にいるクリエイターの多くが、その原点に2ちゃんねるの「洒落怖」を挙げていることはとても興味深い。ほんの少し前のような気もするが考えてみればもう20年以上前になるのか。 印象に残ったのは「読者による考察ありきのホラーに対しては早晩揺り戻しが来て、骨太な作品、キャラクターが立っている、小説として面白いものが来るのでは」といった8章での梨氏の考察。 確かにエンタメとしてホラーを愉しむならそういったものがあくまでも主流というか基本にあって欲しい……と勝手ながら思ったり、する。
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テレビ・ネット・小説・ゲームにおけるホラーを語る対談集。今もっとも勢いのある作者たちが語るホラーの軌跡は非常に興味深い。過去から現在までどのような下地、またその発展がなされてきたのかを知る事ができる貴重な資料とも言えます。ジャパン・ホラー好きは必見。
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