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インドの台所
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商品詳細
| 内容紹介 | |
|---|---|
| 販売会社/発売会社 | 作品社 |
| 発売年月日 | 2024/07/02 |
| JAN | 9784867930311 |
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インドの台所
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商品レビュー
2.8
6件のお客様レビュー
インドの多様な地域性とともに経済の成長に伴う変化をとらえた一冊。地域ごとに大まかに分かれており、地域ごとの歴史についても触れられており、読み応えたっぷり。知らない料理ばかりだった。 読んで食べたくなったので、近所のインド料理屋に食べに行った。
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現地の食器の輸入販売会社経営の著者がインド中を飛び回り、高級レストランの厨房からホームレスの調理シーンまで様々な土地・民族・生活形態の台所を見せてもらった記録をまとめた紀行文的な本。短いエッセイをたくさん収録してある感じで、その多種多様さも相まって結構読みごたえがある。 フランク...
現地の食器の輸入販売会社経営の著者がインド中を飛び回り、高級レストランの厨房からホームレスの調理シーンまで様々な土地・民族・生活形態の台所を見せてもらった記録をまとめた紀行文的な本。短いエッセイをたくさん収録してある感じで、その多種多様さも相まって結構読みごたえがある。 フランクに台所を見せてくれる場合もあれば、5つ星レストランや宗教上の理由でなかなかOKが出ない場合もあり、台所を見せてもらうまでのつて探しや交渉も見どころがある。台所での調理という営みは著者も書いているように実際それほど違いはないのだが、風俗、生活水準など調理を取り巻く環境はあまりにも違いが大きい。 地域の違い、宗教の違い、民族の違い、生活水準の違い、ライフスタイルの違い、食のトレンドなど、その違いを解説してくれる部分が勉強になったしとても面白かった。細かく本文で解説してくれてはいるものの、馴染みのない名前の食器がたくさん出てくるので豊富なカラー写真も嬉しかった。現地のディープなインド料理、食べてみたい!
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著者はインド食器屋という若干変わった肩書。 インド・ネパールの食器や調理器具を輸入販売している会社の代表だそうである。 本書は、北は夏でも朝晩は冷えるカシミールから、南は呼吸するだけでも汗が出るタミルの南部まで、インド各地を回って台所を見せてもらう、という、なかなかディープな1冊...
著者はインド食器屋という若干変わった肩書。 インド・ネパールの食器や調理器具を輸入販売している会社の代表だそうである。 本書は、北は夏でも朝晩は冷えるカシミールから、南は呼吸するだけでも汗が出るタミルの南部まで、インド各地を回って台所を見せてもらう、という、なかなかディープな1冊である。豪邸の台所から、つつましい庶民の台所まで、バラエティに富んでいる。 料理に地域性があるように、食器にも地域性がある。とはいえ、インド全体としての共通項もある、といった趣。 台所を見る、食器や調理器具を見るだけに留まらず、もちろん、料理も紹介される。 広いインドを著者と一緒に旅行しているような気分にもなる。 台所。食堂やレストランでは比較的気軽に見せてもらえるが、一般家庭の場合はよそ者にはなかなか敷居が高い。現地出身で日本在住の知人の伝手であらかじめ手配することもあるが、一か八か、行った先で本当に初対面の人(乗せてくれたタクシーの運転手や街中で出会った人)に頼み込んで見せてもらったりしている。断られた数も多いのだろうが、本が完成するほどの事例が集まったところを見ると、意外に成功しているのだろう。熱意や目的があると、結構人はOKしてくれるということなのかもしれない。 インドでよそ者に対する台所見学の敷居が高いのは、おそらく、そこで働くのが主に女性たちだからだろう。一般に、客が訪れると、もてなすのは主人の仕事で、女性たちは給仕役である。食事の際は、主人が客のそばに座ってホスト役を務め、給仕役は台所と客間を行ったり来たりして、焼き立てのチャパーティー(インド式パン)を1枚ずつ持ってきたりするという。 客に対しては比較的鷹揚で、一般家庭を客として訪れる場合、気前よくもてなしてくれるようで、著者も特に対価を払っているようでもなく(いや、払っているのかもしれないけれど?)、少々不思議な感じである。 個人的には地域性の違いがわかったというよりも、全体としてインドの台所をへぇぇと見せてもらった読後感である。 いくつか挙げれば: ・昔ながらの台所は座って作業するタイプが多い。刃物は足で固定する形で、刃物ではなく食材の方を動かして皮をむいたり切ったりするタイプのものがある。 ・冷蔵庫をあまり使用せず、食材はなるべく短期間で使い切るという人もいる。 ・バナナの葉を食器として使用するようになったのは、比較的最近である。 ・辛いものが名物だという印象のある地域では、実はそれほど辛い物は食されておらず、「〇〇料理=辛い」といったイメージ先行型のことが往々にしてある。 ・若い働き手が条件のよい地域に流出してしまい、「△△料理」といいながら、作っているのはまったく違う地域の過疎地から出てきた若者だったりする。 ・昔の台所仕事は、それはそれは大変で、水汲みから豆の皮むきから、酒の蒸留まで、女性たちが担っていた。台所は清浄でなければならないから、と、最上階に設える地域もある。このような場合、特に、井戸から水汲みに何往復もするのはさぞ大変なことだっただろう。 伝統の食事は丁寧に作られており、味わい深いものではあるけれど、これを作るには陰に誰かの労働力が必要である。便利な道具で代替できるもの、そうはいっても代えがたいもの、さまざまありつつ、さて、どのあたりが落としどころなのだろうか、と何だか考えさせられる。
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