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商品詳細
内容紹介 | |
---|---|
販売会社/発売会社 | 集英社 |
発売年月日 | 2024/06/26 |
JAN | 9784087881165 |
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商品レビュー
3.4
16件のお客様レビュー
酒井順子さんの言語力の高さや文体、それとテーマ的なものもあって、やや堅い印象を持つエッセイ本(というか、これはもう考察本に近いかも)ですが、内容としてはそこまで難解というわけでもなく。 「これをそういう視点から見たことはなかったな」という気付きが沢山あり、酒井さんの観察力や分析力...
酒井順子さんの言語力の高さや文体、それとテーマ的なものもあって、やや堅い印象を持つエッセイ本(というか、これはもう考察本に近いかも)ですが、内容としてはそこまで難解というわけでもなく。 「これをそういう視点から見たことはなかったな」という気付きが沢山あり、酒井さんの観察力や分析力に感心しました。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
久しぶりのサカジュンさん。相変わらず筆が冴えています。(いやタイピングが?) この一冊がどういう一冊なのかということが「はじめに」に書かれてますがもうここからサカジュン節全開といいますか。 「序列をつけることは生き抜くための知恵」と。確かにそうですね。そんな風に考えたことなかったですがそう感じる序列・順番・差異はたくさんある。 どの話もじわり(というかニヤリ)と面白いのですが、とりわけ超高齢化社会の中で長生きしたくないと同世代と会話をする話があり、p162「そんなに長生きしたくないといいながら健康のために運動したりサプリメントを飲んだり毎年人間ドックに行ったりしている」という状態が出てきて吹き出しました。自分もそうだわと深くうなづき、しかしこんな人結構いるだろうなと改めて思いました。 モロヘイヤやキヌアを食べながら長生きしたくないと呟いている、というすごく健康に気を使ってる感がでている食べ物なのがまた何とも言えず面白い。 誰よりも健康に生きたいという欲をすごく感じる場面(笑) それから昨今の海外旅行の仕方について書かれた章は、自分も「へぇ!今ってそうなのか」と驚きました。自分が20代だった30年近く前は、まだネットというものがなく旅行会社へ行って飛行機のチケットを買い、海外旅行の時はトラベラーズチェック(今の何歳くらいまでの人知ってるんだろう…)を買ってそれから両替をして…という時代でした。全く飛行機さえも乗らなくなったので今の海外旅行事情にすごくウラシマ(太郎)感を感じました。 同じ章の「ASMR動画」というのも見たことはあるけどあれをそういうのか、ということも初めて知りました。 延々と大量の食べ物を可愛い女の子が食べ続けるだけの動画を自分は「大食いの動画」と思っていましたが(そういう側面?もあるかもですが)あれは咀嚼音を聴かせる動画だったんですね。 どおりで「ごくん」とか「くちゃくちゃ」とか随分聴こえるけど気にしないんだなあと。聴かせてるんですもんね。 知らないことがたくさんあるなぁ!と本当に驚きました。 サカジュンさんはやはりアンテナが立ってるんだなぁと改めて好奇心の強さやモノの見方に感心させられました。 でも「おわりに」でもちょっと触れてましたがポリコレにうるさい世の中となった今、そしてもっとそうなってくだろうこれからを思うとサカジュンさんのようなエッセイは発表しにくくなっていくんでは、と懸念します。この毒舌風(褒めてます)が面白いのに。 これからも社会の「正しさ」に負けずにエッセイを出していただきたいと願います。
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普段、そこまで巷のあれやこれや、時代だの流れだのについて、あーだのこーだの語る機会が少ない中、酒井さんのエッセイは、近しい仲間とのたわいもない、あーだのこーだの議論(雑談)に近しいものと思いつつ、そこに気づきや知識が入ってくるので、さらにやめられない、欠かせない本になっています。...
普段、そこまで巷のあれやこれや、時代だの流れだのについて、あーだのこーだの語る機会が少ない中、酒井さんのエッセイは、近しい仲間とのたわいもない、あーだのこーだの議論(雑談)に近しいものと思いつつ、そこに気づきや知識が入ってくるので、さらにやめられない、欠かせない本になっています。昨今、会社での本当にくだらないこと、それはこと格差、階級が根幹にあることが多く、タイトルからグッときてしまったわけで。今後も息抜きできるエッセイを読ませて欲しいと切に思ってしまったのでした。
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