商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 集英社 |
発売年月日 | 2024/06/26 |
JAN | 9784087881165 |
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商品レビュー
2.8
6件のお客様レビュー
格差是正とポリコレは大事なことではあるが、そのなかでもの言えなく不自由さや、蓋をすることで煮詰まってしまう現状を、しかしものやわらかに指摘する流石の酒井節。
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漠然と思っていた格差社会を筆者が丁寧に読み解いており、分かりやすい。(あくまで筆者の主観なので、本当にそうであるかは知らないが。) 振り返ると、私自身も陥っていた罠があった。実年齢より若く見える人に対しての「○歳には見えない」という褒め言葉(?)について深く考えたこともなかった...
漠然と思っていた格差社会を筆者が丁寧に読み解いており、分かりやすい。(あくまで筆者の主観なので、本当にそうであるかは知らないが。) 振り返ると、私自身も陥っていた罠があった。実年齢より若く見える人に対しての「○歳には見えない」という褒め言葉(?)について深く考えたこともなかったが、これは「歳を取ること=良くないこと」である印象が強いからこそなのだと。若い方が見た目も溌剌としていて、何でもチャレンジできる、若い方が偉いという意識が私の底に染み付いてしまっているのだろう。そうは言っても、歳を取ることからは逃げられないし、どうにかこの若者礼賛社会から脱出したいのだが、今の日本に住み続ける限りは無理かもしれない…。 面白いと思ったのは、孤独でいることへの差別がなくなってきたこと。「クリぼっち」って確かにもう聞かなくなって久しい。誰かが誰かを下に見て馬鹿にする理由が減るのは良いことだと思う。 また、「推し」がいる人の方がいない人よりも幸せという説も興味深かった。私も「推し」がいる人を凄いね…そんな活力と時間とお金をかけられるんだ…くらいの遠い目で眺めていたが、本当はそこまで情熱をかけて活動している人が羨ましいのかもしれない。 かつては人から敬遠されていた事象が、現在は羨ましがられたりする様になってきた。 社会の格差はまだまだ変化していくのだろうと思う。それが悪い変化であれ良い変化であれ、幸せに生きていきたい。
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あるなー、と思いながら読んだ。 違いはいいが、差は許されない。 勉強ができる子は性格悪い、という低学歴信仰。 その一方で東大への礼賛。 高齢化社会において若さの価値が上がっていること。 ミヤコとアズマ において、京都ぎらい という本のエピソードが出てくる。 嵯峨出身の若者に、洛...
あるなー、と思いながら読んだ。 違いはいいが、差は許されない。 勉強ができる子は性格悪い、という低学歴信仰。 その一方で東大への礼賛。 高齢化社会において若さの価値が上がっていること。 ミヤコとアズマ において、京都ぎらい という本のエピソードが出てくる。 嵯峨出身の若者に、洛中で300年続く名家の主人が、嵯峨に住んでいるお百姓さんが肥を汲みに来た、という話をすることによりマウントを取る話だ。 読もうかなあ。でも胸糞悪くなるかしら。 この本を面白く読んだが、繰り返し読むということはないだろうな。 ・男高女低神話のゆらぎ ・五十代からの「楢山」探し ・まぶた差別と日韓問題 ・“親ガチャ”と“子ガチャ” ・東大礼賛と低学歴信仰 ・『ドラえもん』が表す子供社会格差 ・「有名になる」価値の今昔事情 ・「ひとり」でいることの権利とリスク ・おたくが先達、“好く力”格差 ・バカ差別が許される理由 ・ミヤコとアズマ、永遠のすれ違い ・「かっこいい」、「ダサい」、「センスいい」 ・超高齢化時代のおばあさん格差 ・姫になりたい女の子と、姫として生まれた女の子 ・デジタル下層民として生きる ・男性アイドルは無常の風の中に ・世代で異なる、斜陽日本の眺め方 ・反ルッキズム時代の容姿磨き ・モテなくていいけど、出会いたい ・稼ぐ女と、使う女 ・遅ればせながらの金融教育
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