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ベスト・エッセイ(2024)
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ベスト・エッセイ(2024)

アンソロジー(著者), 日本文藝家協会(編者), 角田光代(編者), 林真理子(編者), 三浦しをん(編者), 藤沢周(編者), 堀江敏幸(編者), 町田康(編者)

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 光村図書出版
発売年月日 2024/06/24
JAN 9784813805861

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商品レビュー

3.5

18件のお客様レビュー

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2025/02/08
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※このレビューにはネタバレを含みます

毎年必読だ!と思っている、光村図書のベストエッセイ2024年版。やっと読みましたぁ! 過去の巻は、タイムリーじゃなかったのでけっこうとばして読んじゃったりしたけど、今回は知らない作家さんのもだいたい読みました。(だいたい、というのは、「〇〇さん追悼」みたいな文章は、追悼されている方のことを全く知らない場合は読まなかったから)。 今回も素敵なエッセイばかりでした。特に良かったものを記録↓ 合田文「土鍋の蓋が割れて」 私も含めて人は誰もが「無意識の偏見」というものを持っていて、脳みそはストレスをなるべく避けるために自分の考えや行動を「正しい」と解釈しやすいらしい。たしかに毎回「私の行動、まずかったかも?」と考えてばかりでは息がつまるけれど、誰かと関わるときに、相手との相対的な立場を考えるというのはやって損がないことじゃないだろうか。 内田樹「救難信号を聴き落とさないで」 私が高校生たちに言いたいことはたくさんある。孤立を怖れるな。多数派に従うな。自分の直感に従え。愛と共感の上に人間関係を築くな。ものごとを根源的に思考しろなどなど。でも、私がした話の中で高校生たちが一番はっきりとした反応を示したのは、「助けて」というシグナルを聴き落とすなという話だった。/「助けて」という救難信号を発信している人がいる。君はそれを聞き取った。周りを見渡すと誰も気づかないらしく、そ知らぬ顔で通り過ぎてゆく。でも、君は「助けて」が聴こえた。だとしたら、それは君が「選ばれた」ということである。だったらためらうことはない、近づいて、手を差し伸べなさい。 俵万智「下げて上がる 一言マジック 優しさにひとつ気がつく ×でなく〇で必ず終わる日本語 植本一子「一緒に生きていこうぜ」 『愛は時間がかかる』という著書のことが書かれていて、読みたいと思った。 いつも、手当たり次第にいろんな本を読んでいるけれど、自分で何気なく選んだ本が、どこかにつながっていてびっくりすることがある。今回は、娘と息子が交代でインフルエンザにかかって仕事を休んだりして、ちょっとできた時間に古い映画「ニューシネマパラダイス」を観ていた。好きな映画ではあるが、そうとう久しぶりに観た。と思ったら!!!ちょうど、この本の中に収められたエッセイで島村菜津さんの「シチリア島の黄色い果実」の中に、ニューシネマパラダイスのことを書いたくだりが出てきたのだ。映画を観た翌日に、ちょうどそのページが出てきたので、すごぉおおおおくびっくりした!鳥肌が立った。(大げさ笑)。 エッセイによると、映画の舞台はシチリア島の内陸の「パラッツォ・アドリアーノ」という人口2000人ほどの村で、住人の9割はエキストラとして映画に出ているらしい。主人公のトト少年も、その後俳優の道などには進まず、堅実に地元の農業高校に進んだとか。エッセイでは、その村出身の老人とタクシーをシェアした、ということがつづられている。 とても興味深かった!そして、やっぱり読書体験って尊い、これだからやめられない、と思った。

Posted by ブクログ

2025/01/19

楽に読める本。 特に私は ラランド・ニシダ「母との遭遇」 カツセマサヒコ「行けたら行く」で本当に行く人 三浦しをん「なにを食べてる?」 この3話が面白かった。

Posted by ブクログ

2024/12/13

2023年に様々な媒体で掲載された、チョットいい話のエッセイを収録したものです。 歌人俵万智さん の『下げて上がる 一言マジック』の中の短歌に「なるほど!」と共感し、作家中村文則さんの『寄り添ってくれる感覚(追悼 大江健三郎)』に「そうだったのか‥」と頷き、 コラムニストのブレイ...

2023年に様々な媒体で掲載された、チョットいい話のエッセイを収録したものです。 歌人俵万智さん の『下げて上がる 一言マジック』の中の短歌に「なるほど!」と共感し、作家中村文則さんの『寄り添ってくれる感覚(追悼 大江健三郎)』に「そうだったのか‥」と頷き、 コラムニストのブレイディみかこさんの『あいつらは知ったかぶる』に大爆笑し、翻訳家岸本佐知子さんの『塔』にファンタジーを見、角田光代さんの『慎重に選ぶ 台所用品』には、本当そう!と、相槌を打ち、そして詩人中村和恵さんの『ゆっくり という選択肢』には、日本の物流配達の正確さに頭が下がる思いがして共感し‥などなど、どのエッセイにもそれを書いた人の“本音”の部分に握手をしたくなるようなエッセイ集です。どこから読んでもOK、スキマ時間にお勧めです。

Posted by ブクログ

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