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「ふつうの暮らし」を美学する 家から考える「日常美学」入門 光文社新書1317
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商品詳細
内容紹介 | |
---|---|
販売会社/発売会社 | 光文社 |
発売年月日 | 2024/06/19 |
JAN | 9784334103538 |
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「ふつうの暮らし」を美学する
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商品レビュー
3.6
10件のお客様レビュー
きれいになった、散らかっちゃったという言葉から美学をひもとく構成が面白い 椅子を構成しうる最低限の要素(スツール、合理的)、最大限の要素(とても機能的な椅子)、不要な要素が含まれている椅子(不安定そうに見える見た目の椅子など、あそびごころ)は考えたこともない要素だったので感動した...
きれいになった、散らかっちゃったという言葉から美学をひもとく構成が面白い 椅子を構成しうる最低限の要素(スツール、合理的)、最大限の要素(とても機能的な椅子)、不要な要素が含まれている椅子(不安定そうに見える見た目の椅子など、あそびごころ)は考えたこともない要素だったので感動した 美しさとは何かという観点と、芸術とは何かという観点が交差するため読みにくい 芸術の美しさを定量化するという美学の歴史上、日常のものが芸術かどうかを判定するのが重要だということは理解できるが、読むときに期待していた 日常の中に潜む美しさの見つけ方に、日常のものが芸術か否かは関係しないので、美しさとは何かについてだけ論じて欲しかった しかしながら、美学という分野の考え方や苦悩のさわりが知れて面白かった、なんでもありにしてはいけないという制約を美学者全員が強く思っているためにルール作りに勤しんでいる様子が伝わってきた
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美とは何かを問うている。日常にも転がっている。汚い・きれいの問題ではない。新奇さがとても大事。新奇さにも美が潜んでいる。芸術は五感の視覚・聴覚と触覚・味覚・嗅覚とを分断してしまったとの表現にハッとした。美学はエステティックであり、beautyでもなければ、アートでもない。美学は物...
美とは何かを問うている。日常にも転がっている。汚い・きれいの問題ではない。新奇さがとても大事。新奇さにも美が潜んでいる。芸術は五感の視覚・聴覚と触覚・味覚・嗅覚とを分断してしまったとの表現にハッとした。美学はエステティックであり、beautyでもなければ、アートでもない。美学は物事の本質を切り出す作業なのかもしれない。
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『#「ふつうの暮らし」を美学する~家から考える「日常美学」入門』 ほぼ日書評 Day811 美学に相当する考え方はギリシア時代に遡れるものの、美学がひとつのカテゴリーとして確立されたのは比較的最近(18世紀)のこと。 本書では章立てごとに、何が美であり芸術たり得るかを考察、...
『#「ふつうの暮らし」を美学する~家から考える「日常美学」入門』 ほぼ日書評 Day811 美学に相当する考え方はギリシア時代に遡れるものの、美学がひとつのカテゴリーとして確立されたのは比較的最近(18世紀)のこと。 本書では章立てごとに、何が美であり芸術たり得るかを考察、さまざまな問いを立てた後に著者なりの結論が述べられるが、もちろん哲学に唯一の正解があるわけはなく、最終的な判断は読者に委ねられる。 工業デザインに代表されるもの。座面と脚が3本の座ることに特化したスツールにも、機能美は見出される。 片付けられた机、他者の目から見た「キレイ」は? 片付けコンサルタント、近藤麻理恵氏による仕分け法に、家にあるモノが「ときめくかどうか」、そうでないものはお別れするとあるが、このときめきは優れた芸術に対したそれと比べてどうか? 高級な感覚(視覚と聴覚)と低級な感覚(嗅覚、味覚、触覚)の対比。見た目も一流の料理は美か?家庭料理は「芸術」たりうるか? 親しみと新規さの対比、どこに美しさを見出すか? ルーティーンの美学、本書の論調は正直ピンと来なかったが、個人的にはイチロー選手の打席でのルーチンには、一切の無駄が排除され、研ぎ澄まされた美を感じた記憶がある(昨今のピッチクロックのもとでは、あのルーチンもNGなのだろうか?)。 極めて散漫な評となったが、新書版ながらなかなかに深い内容なので、興味を持たれた方は是非、ご自身で各問いにそれぞれの答えを見出して欲しい。 https://amzn.to/48bdznX
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