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「ふつうの暮らし」を美学する 家から考える「日常美学」入門 光文社新書1317
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商品詳細
| 内容紹介 | |
|---|---|
| 販売会社/発売会社 | 光文社 |
| 発売年月日 | 2024/06/19 |
| JAN | 9784334103538 |

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「ふつうの暮らし」を美学する
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商品レビュー
3.5
21件のお客様レビュー
ちびまる子ちゃんを例に挙げ、机の上のきれいさがそのままその人の評価やパーソナリティを決定づけることになりうることに深く納得した。たしかに、机上が整理されている人を見ると「この人は自分の身の回りのことをしっかり行える自立した人なんだな」という印象を持つ。机の状態に対して放った言葉で...
ちびまる子ちゃんを例に挙げ、机の上のきれいさがそのままその人の評価やパーソナリティを決定づけることになりうることに深く納得した。たしかに、机上が整理されている人を見ると「この人は自分の身の回りのことをしっかり行える自立した人なんだな」という印象を持つ。机の状態に対して放った言葉である「きれい」や「きたない」がその向こう側の人に対しても評価をしていることになりうるというのは確かに無意識のうちにしていた。 私が印象的だったのはp184の部分。著者がフィンランド滞在中に撮った写真で、著者がその場所に対して注ぐまなざしが大きく変化したかを示していたというパート。 私もオランダに留学したばかりのときはすべてのものが目新しくて、オランダらしい自転車と運河のセットの写真や、花束や風車といった風景に感動し、気取った構図で取られた写真をインスタグラムに挙げていた。 それに比べて、帰国を迎えるころに撮った写真たちはとても地味。風車や自転車、運河などは撮るはずもなく、トラムステーションに捨てられたゴミや、スーパーの前に無造作に捨てられたゴミの写真や、当の昔に見慣れた大学や町の景色だった。 これらを見ると、やっぱり私もあのロッテルダムでの生活の肌触りーー肌寒い空気や日本よりも歩きにくく警戒しながら歩いたあの地面の感触を、思い出せる。 引用:「美学者の津上英輔は、散歩のことを『小観光』と呼んでいます。散歩は、地元のような日常的な環境のなかにいながら、通勤ルートなどの日常生活の制約を逃れて自由に立ち回ることを許してくれます。 vlogを見ると、自分との生活とあまりにも異なって、余裕があるように見えて焦燥感を抱いてしまうこと、わかるー!!となった。 でも見てしまう。自分の日常の中で主体的に選択できる瞬間を探せるようにしたいと思って、疲れたときはvlog見てしまうよねぇ。
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「日常」というワードにほのぼの系を連想していたが、本書で展開する議論は想像を上回る骨太。生半可な態度では理解するのが難しいところもあり、日常美学は学問であることをまじまじと認識させられる。 美的=感性的を基軸に、日常に潜む美的経験や美的性質について検討していく。21世紀に生まれ...
「日常」というワードにほのぼの系を連想していたが、本書で展開する議論は想像を上回る骨太。生半可な態度では理解するのが難しいところもあり、日常美学は学問であることをまじまじと認識させられる。 美的=感性的を基軸に、日常に潜む美的経験や美的性質について検討していく。21世紀に生まれた新しい学問であるため、断定的な定説というものは少なく著者の主張が述べられていく構成となる。執筆期間にあたる著者個人的な出産・育児経験を下地に論理を構成しいるので、学問として突き放されるのではなく親近感が持てる。 「世界制作」というキーワード。 美術芸術はどこか崇高なもので日常生活から切り離された体験であるという一般認識は私にもある。しかし、個人が営んでいる日常に感性を働かせる意識を持つことで、個人から世界へと影響を広げ世界における認識を良い方向へ転換していこうという働き。 日常美学をきっかけとして、日々の暮らしを新しい視点で見直す。美的な経験を生みだす。忙しさにかまけてつい見逃してしまう些細な感情の揺らぎに自発的に耳を傾けて、ちょっと思考していこうかな、という思いに至るのです。
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日常美学について語った本。 日常美学とは、日々の暮らしを支える活動やモノを通じて、美を捉える学問。 印象的だったのは、ピカソのゲルニカについて。 ・現実社会を忠実に描く絵画としては、とてもいびつ、風変わりな絵画。 ・キュビスムの絵画として捉えると、典型的で優れた事例、美的な絵...
日常美学について語った本。 日常美学とは、日々の暮らしを支える活動やモノを通じて、美を捉える学問。 印象的だったのは、ピカソのゲルニカについて。 ・現実社会を忠実に描く絵画としては、とてもいびつ、風変わりな絵画。 ・キュビスムの絵画として捉えると、典型的で優れた事例、美的な絵画。 →どのカテゴリーで物事を見るかによって、美への捉えな方が異なるという考え。 また、バラを事例にした、美的性質という理論。 バラは華麗というが、どこがといわれると難しい。全体的とかしかいえない。 (例) ・深紅の色 ・くっきりと弧を描く花弁 趣味が洗練されると、対象に対する美的判断が適切になる。 つまり、趣味に秀でている人は、適切な美的判断できる人といえる。 日常美学は、新しい研究分野。 最先端の研究における理論をわかりやすく説明した本。
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