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地震と虐殺 1923-2024
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商品詳細
内容紹介 | |
---|---|
販売会社/発売会社 | 中央公論新社 |
発売年月日 | 2024/06/19 |
JAN | 9784120056864 |
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地震と虐殺 1923-2024
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関東大震災から101年を経過した2024年に出版された関東大震災・朝鮮人虐殺について記された決定版的本。 朝鮮人虐殺については多くの研究者や作家、独自に調査する在野の研究者によって数多くの本が出版されている。 郷土資料や日記までも調査され、事実として確かな強度がある。 にも関わら...
関東大震災から101年を経過した2024年に出版された関東大震災・朝鮮人虐殺について記された決定版的本。 朝鮮人虐殺については多くの研究者や作家、独自に調査する在野の研究者によって数多くの本が出版されている。 郷土資料や日記までも調査され、事実として確かな強度がある。 にも関わらず、どこかの馬鹿夫妻が記した朝鮮人虐殺はなかったなどというデマ本にネトウヨはまんまと踊らされた。そして、この10年で朝鮮人虐殺はなかった論というものが登場してしまった。 その影響はそれまで毎年形式だけでも追悼文を出していた都政のトップが、追悼文を出さないまでに発展している。 都政だけではなく、内閣の官房長官までもが事実関係を把握出来る記録が見つからないなどと発言している有り様だ。 それは地方にまで伝播し、群馬では朝鮮人虐殺碑が撤去されてしまった。 100年足らずで歴史修正主義が跋扈している状況が今である。 若干高く、ページ数も多いためこれを最初に読むのはちょっとしんどいだろうと思う。だが読んでおくべき一冊である。
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『#地震と虐殺 1923-2024』 ほぼ日書評 Day801 著者は、長年ヘイトスピーチ等と闘ってきたジャーナリストという触れ込み。 その方の手になる本書は、関東大震災直後に朝鮮人や中国人に対する大量虐殺があり、しかるに国や自治体がその事実を隠蔽していることを暴くことをテ...
『#地震と虐殺 1923-2024』 ほぼ日書評 Day801 著者は、長年ヘイトスピーチ等と闘ってきたジャーナリストという触れ込み。 その方の手になる本書は、関東大震災直後に朝鮮人や中国人に対する大量虐殺があり、しかるに国や自治体がその事実を隠蔽していることを暴くことをテーマとしている。 が、本書で示される「事実」の大半が単なる伝聞で、何らかの物証やしかるべき一次資料としての記録文書に依拠した主張は皆無と言って良い。巻末に記される参考文献・資料の「薄さ」も、それを裏付けるものだろう。 以下、いくつか例をあげておく。 京浜急行の神奈川鉄橋近くで、500名を超える朝鮮人虐殺があったと伝えられる。それほどの規模となれば軍隊の出動でもなければ不可能であろうとしながら、「だが、この近くで軍関与の虐殺があったことを示す資料は存在するのだ」とし、軍関係の記録係が「朝鮮人虐殺が行われたとされる場所を視察したという記述」を行っていることが、その証左であると結論づける。 何もなかったということはできないが、500人となれば、今時、東京の小学校の全生徒3-4校分ほどである。そうそう簡単に殺せるものでもないし、ましてやその遺体の処理をどうしたのかと、現実的な側面を想像すると、かなり牽強付会な論理の運びと言わざるを得ないだろう。 「前出『震災に伴う朝鮮人並に支那人に関する犯罪及び保護状況其他調査の件』には、中国人虐殺に関する記載はなく、警察が中国人を保護した事例だけが記録されているのであった。 一方、文書には山本らが掘り起こしてきた事例と合致するものもあった。 文書が『朝鮮人被害者42人』と記録する、横浜港埋立地における虐殺である」 もはや日本語の体をなしておらず、冷静に読むと、ネガティブイメージだけを伝えようとしているだけとしか読み取れない。 東亜日報の「編集局長・李相協が書いた連載記事」からの引用として、日本人と朝鮮人労働者の待遇の違いを示すが、これも当該資料からのニ次引用に過ぎず、例えば給与台帳等の一次資料にあたったわけでもない(「連載記事」にそうしたものが掲載されていたという記述もないので、単にコラム的な記事だったものと推測する)。これでは自らの主張に都合の良い資料だけを取捨選択して、引用のみでその根拠を示そうとしていると批判しても、否定はできないだろう。 まともな証拠・根拠を示すことなく、単なる印象操作で日本人が一方的に両国人に極悪なことをしたという主張のみを600頁の大著でおこなうのは余りにフェアでなかろうということを、今一度繰り返しておきたい。 https://amzn.to/3MIm0gH
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差別やヘイトクライムの問題を追ってきたジャーナリストが100年余り前と現在を往還し、虐殺事件が及ぼし続ける様々な風景を描く。
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