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塞王の楯(下) 集英社文庫歴史時代
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塞王の楯(下) 集英社文庫歴史時代

今村翔吾(著者)

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塞王の楯(下) 集英社文庫歴史時代

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 集英社
発売年月日 2024/06/20
JAN 9784087446579

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商品レビュー

4.3

114件のお客様レビュー

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2026/04/27

至高の矛と最強の盾 石垣を作る主人公、飛田屋の匡介。 ライバル、国友衆の彦九郎。 大津城、京極高次の元、宿命の対決、 面白かった。 石垣で守る城の話。

Posted by ブクログ

2026/04/26

歴史小説のなかでも、有名な武将や偉大な功績を残した教科書に名前が載る人物などではなく、ただ戦を終わらせたいと願う2人の職人に焦点を置いた作品だ。主人公に関しては一応、穴太衆の匡介だと思われるが、登場する人物のキャラクターはどれも濃く、主人公に負けず劣らずと言ったところだ。戦国時代...

歴史小説のなかでも、有名な武将や偉大な功績を残した教科書に名前が載る人物などではなく、ただ戦を終わらせたいと願う2人の職人に焦点を置いた作品だ。主人公に関しては一応、穴太衆の匡介だと思われるが、登場する人物のキャラクターはどれも濃く、主人公に負けず劣らずと言ったところだ。戦国時代の知識は作品をより理解する事ができるという点で非常に大切だが、この小説はあまり詳しくない人でもとっつきやすいと思う。前述したが華やかな武将でもない職人が中心である本作がなぜここまで面白いのかと考えてみると、やはりそれは場面、展開の移り変わりの丁度良さにあるのではないだろうか。とても言葉で形容しがたい自分の文章の組み立て力不足に歯痒い限りだが、とにかく丁度良い。ここぞというタイミングで話の転換がもたらされる。読者を飽きさせないこの絶妙な演出は上から目線で申し訳ないがただただ素晴らしい。個人的にはマイナーな武将が登場するのも嬉しいポイントだった。今村翔吾先生は正当な評価を得られない人物のクローズアップを作品ごとに行ってくれる。それが上から目線で重ねて謝罪させてもらうが大変気に入っている。クライマックスのシーンは誰もが手に汗握る緊迫の展開に脱帽だ。歴史小説が気になっている人は是非とも手に取っていただきたいと自信を持って本書を推薦する。

Posted by ブクログ

2026/04/10

本作は、攻める者と守る者の信念のぶつかり合いを描きながらも、単純な善悪では割り切れない構造となっている。攻める側には攻める理由があり、守る側には守る理由がある。そのどちらにも確固たる信念と正しさが存在するからこそ、両者の衝突はより重く、そして熱く感じられた。 構成としては、特に...

本作は、攻める者と守る者の信念のぶつかり合いを描きながらも、単純な善悪では割り切れない構造となっている。攻める側には攻める理由があり、守る側には守る理由がある。そのどちらにも確固たる信念と正しさが存在するからこそ、両者の衝突はより重く、そして熱く感じられた。 構成としては、特に序盤から中盤にかけての展開が個人的に強く印象に残っている。登場人物たちの信念や職人としての矜持が描かれ、非常に熱量の高い場面が続き、この作品の魅力が最も感じられる部分であった。さらに中盤から終盤にかけては籠城戦を中心に緊張感が一気に高まり、手に汗握る展開となっている。 一方で、終盤から結末にかけてはそれまでの熱量がやや落ち着き、やや尻窄みな印象も受けた。しかしこれは単に勢いが落ちたというよりも、読者に作品のテーマを考えさせるための余韻として機能しているように感じられた。 また、登場人物の中でも特に印象に残ったのは京極高次である。彼は圧倒的な武の強さを持つわけではないが、優しさや人としての在り方を失わず、それでもなお戦いの中で立ち続ける姿が非常に魅力的であった。「蛍大名」と呼ばれるその存在は、儚さの中に確かな光を持つ人物として描かれており、その生き様には強く心を動かされた。 以上のように、攻める者と守る者の泰平への信念がぶつかり合う中で、信念の大切さを深く描いた作品である。読後には、「守るとは何か」「強さとは何か」「平和とは何か」という問いが静かに心に残る作品であった。

Posted by ブクログ

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