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商品詳細
| 内容紹介 | |
|---|---|
| 販売会社/発売会社 | 幻冬舎 |
| 発売年月日 | 2024/06/05 |
| JAN | 9784344042933 |

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商品レビュー
3.5
125件のお客様レビュー
「若い時はなんでも楽しめたけど、歳を取るとそれほど楽しめなくなった」ということが淡々と書かれていて、想像したものとちょっと違った。 そう感じたのは、もしかしたら、自分が著者より少し年上で、もう若さからだいぶ遠くなり、その喪失感にも慣れたタイミングで読んだからかもしれない。 とは...
「若い時はなんでも楽しめたけど、歳を取るとそれほど楽しめなくなった」ということが淡々と書かれていて、想像したものとちょっと違った。 そう感じたのは、もしかしたら、自分が著者より少し年上で、もう若さからだいぶ遠くなり、その喪失感にも慣れたタイミングで読んだからかもしれない。 とは言え、うんうん、と思うフレーズもいくつか。 「全てのものが移り変わっていってほしいと思っていた二十代や三十代の頃、怖いものは何もなかった。 何も大切なものはなくて、とにかく変化だけがほしかった。 この現状をぐちゃぐちゃにかき回してくれる何かをいつも求めていた。 喪失感さえ、娯楽のひとつとしか思っていなかった。」 「これは想像だけど、女子会などの女性ばかりの集団は、男よりもきちんとお互いの個人的なことを話し合って、通じ合う人たちで集まっているという感じがする。 それに比べて男の集団は、本当は合わないところがある人とも、あまり掘り下げないままで、なんとなく一緒にいる、という感じがある。」「深く話すと多分気が合わないけれど、そういう部分には触れず、なんとなく場を共有できる、という集まり方のよさもあると思うのだ。」
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
自分は厭世的な物の見方が好きではないので苦手かもしれないと思いきや、とても楽しめた。 シェアハウスで生きていきたいとは思わないが自分も人付き合いに対して「来るもの拒まず去る者追わず」というスタンスを持っており、「読書と散歩と新しい出会いさえあれば人生は十分に楽しい。豊かな人生にそこまでお金は必要ないだろう」という考えを持っているので、こういったスタンスを極限まで実践するとどうなるのかを垣間見た気分になった。phaさんにとって、読書と散歩と人との出会いは創作をするための手段であり、創作意欲が削がれると昔ほど楽しめなくなってしまった、というくだりには考えさせられた。私にとってここでの創作活動に該当するものはあるのだろうか。自分も歳を取ったら、似たような虚無感を抱くことがあるのだろうか。 予想していたほど厭世的でも自虐的でもなく、淡々としていてどこまでも素直で正直な文体であった。無邪気さと、どことなく幼稚さを感じるほどの素直さであった。phaさんが50代になった時に何を書くのか是非読んでみたい。
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読み終わった。いい本だった。 自分も30代が近づいてきて、10代や20代前半とは違う気持ちを抱くようになってきた。 無敵感や自分が主役な思いが抱けなくなっていったあとはどうなっていくんだろう、中年になったらどう生きていくんだろうってのが分からなくて、少しでもそれが分かればいいなと...
読み終わった。いい本だった。 自分も30代が近づいてきて、10代や20代前半とは違う気持ちを抱くようになってきた。 無敵感や自分が主役な思いが抱けなくなっていったあとはどうなっていくんだろう、中年になったらどう生きていくんだろうってのが分からなくて、少しでもそれが分かればいいなと思って手に取った本だった。 結論から言うと読めてよかった。 全体的に諦念の感じはありつつ、それを描く文章が柔らかく自然体で美しい。 気持ちの輪郭を丁寧に形取るような、本当に好きな文章だ。 書いてあることはある種想像通りというか、自分がこうなったら怖いなと思っていたことや、それ以上の現実が書いてあった。 でもそれらを諦めつつ許容している姿が美しくて、ごまかしごまかしやっていくしかないよなって言葉が、白黒はっきりつけられることばかりでないと分かった大人だからこそのうまい折り合いのつけどころというか、すごく現実的で格好良くていいなと思った。 現実的なきつさや諦めは伝わってきつつ、等身大の描き方が美しいからこそ、将来に少し期待と希望がもてた。 疲れた時にもすんなり入ってくる文章だった。 読むタイミングによって感じ方も違うような気がする。 何回か読み返したいな。
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