パーティーが終わって、中年が始まる の商品レビュー
積読チャンネルの紹介でたどり着き、同日読了。 phaさんと比べるとまだまだひよっこのような27歳ですが、そんな自分にも刺さる内容。将来を懸念してなのか、日本での生活からアメリカでの生活へと変化したためなのか。それとも社会が前に進んでいく速度に対して自分が全く前に進めず置いていか...
積読チャンネルの紹介でたどり着き、同日読了。 phaさんと比べるとまだまだひよっこのような27歳ですが、そんな自分にも刺さる内容。将来を懸念してなのか、日本での生活からアメリカでの生活へと変化したためなのか。それとも社会が前に進んでいく速度に対して自分が全く前に進めず置いていかれるからなのか。 ありもしなかったが憧れていた人生を生きる別の世界線の自分。みたいな感じがして哀愁感溢れる何度か帰って来たくなるようなそんな本でした。
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phaさんははじめて知ったのだけど、タイトルからして好み。 元気がなくて淡々として俯きながら独り言をこぼすかのような哀愁漂う文章が心地よかった。 自分も毎日をやり過ごして逃げ切ろうとしているから、この温度感があっていたのかもしれない。 といっても、phaさんが仕事を辞めたのは...
phaさんははじめて知ったのだけど、タイトルからして好み。 元気がなくて淡々として俯きながら独り言をこぼすかのような哀愁漂う文章が心地よかった。 自分も毎日をやり過ごして逃げ切ろうとしているから、この温度感があっていたのかもしれない。 といっても、phaさんが仕事を辞めたのは28歳で、そこからシェアハウスやらインターネットの人とのらりくらりパーティをしていたのは28〜40だから、今の自分はパーティーが始まるくらいの歳ではあるんだけど。 今からシェアハウス初めてこの熱量で生きられないな。 枯れているように描かれているけど、40歳でバンドを始めて、バンド仲間と旅行に行ったりしていて、人と落ち着いて付き合えるように、いわば普通の社交性ができたようにも思えたな。 パーティは終わったのかもしれないけど、隅でおじさん達でひっそり話している2次会ないし3次会が始まったんじゃないかなと。 猫は救い。 家族やパートナーがいなくても、猫がいたら幸せだよね。 と思っていたのであとがきは切なかった。 これからはパーティも二次会もお開きになった後が始まってしまうんだろうか。
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「この世界は本当は断片的で非合理的なものの集合なのに、人間はいつもわかりやすい物語や起承転結を求めすぎてしまう。ランダムパターンの中に顔をみつけようとしてしまう」 「本屋でぶらぶらと本棚を見て回るうちに、少しずつ心の中が整理されて、自分が何に興味を持っているのか、自分の悩みはな...
「この世界は本当は断片的で非合理的なものの集合なのに、人間はいつもわかりやすい物語や起承転結を求めすぎてしまう。ランダムパターンの中に顔をみつけようとしてしまう」 「本屋でぶらぶらと本棚を見て回るうちに、少しずつ心の中が整理されて、自分が何に興味を持っているのか、自分の悩みはなんだろうか、というのを 自覚していくのだろう」
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作者のこと今まで知らなかったんだけど、40過ぎまでパーティーできてたんが衝撃的でした。そんな生き方もあったのだ!と。
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京都大学卒っぽいな〜と思ったら当たってた。 シェアハウス運営を40歳でやめて一人暮らしを始めた著者。私は運営はしてないけどシェアハウス暮らしだからなんか分かるかも。
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蟻とキリギリスを思い出した。別に好き勝手生きたらツケがまわってくるということではなく、蟻もキリギリスも歳を重ねることでお互い生き方を理解できるようになるし、羨んだりするのだなと思う。 どちらの生き方をしても、後悔や虚しさはあるし、生きるのは難しい……
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サクッと読みやすいエッセイ。 あまりにも明け透けに内面を吐露しててすごい。 20代の自分が読んでも、やはり著者が書いてる老いによる身体的・感性的な衰えは、怯えてしまう。怖い。 同じ生活を続けてたら、刺激が少なくなって飽きるかもという不安も人類の普遍的なものだろう。 著者は、...
サクッと読みやすいエッセイ。 あまりにも明け透けに内面を吐露しててすごい。 20代の自分が読んでも、やはり著者が書いてる老いによる身体的・感性的な衰えは、怯えてしまう。怖い。 同じ生活を続けてたら、刺激が少なくなって飽きるかもという不安も人類の普遍的なものだろう。 著者は、老いたことによる内面の変化みならずなら、時代の空気感の移ろいなども捉えるのに長けてる。(ファストフードのチェーン店、特にハンバーガーの良さについて記述してるとこが好き)
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
印象に残ったのは、男性は同質性を前提に個としてではなく集団に溶け込むという話。ややこしいことを話し合わなくても、同じようなやつらだから、個人的な感情を掘り下げないまま、なんとなく集まれる。そして、その男性集団の良い部分は、男性以外にも共有できる。学生の頃、女子より男子の中のが楽だな、って思ってた時があったけどその理由がこれなのかな。
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40にたり、ふらふら生きてきた自分にとっては共感できる部分も多くスラスラ読めた。総じて言うと欲も年を食うと衰えるし、不思議なもんでそこに順応していくということにつきるかな。
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たまに気が向いてエッセイを読むことがあるが、 これまであまり刺さる作品に出会ったことがなく… 本書も評価が高かったから買ってみたけどあまり刺さらず目新しい内容もなく… いつもながらにふーん…という感じ。たぶん感受性が足りない。
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