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カフカ断片集 海辺の貝殻のようにうつろで、ひと足でふみつぶされそうだ 新潮文庫
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カフカ断片集 海辺の貝殻のようにうつろで、ひと足でふみつぶされそうだ 新潮文庫

カフカ(著者), 頭木弘樹(訳者)

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カフカ断片集 海辺の貝殻のようにうつろで、ひと足でふみつぶされそうだ 新潮文庫

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 新潮社
発売年月日 2024/05/29
JAN 9784102071076

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商品レビュー

3.7

36件のお客様レビュー

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2026/02/23

少しわかる。残りはわからない。 そういう感覚が連続する、ごく短い文章を詰め込んだ巾着袋のような一冊。 わからない、ということについて、編訳者解説のなかで全面的に肯定されます。そして、作者も友人に出した手紙の中で以下のように残しているそうです。 “自分の城の中にある、自分でもま...

少しわかる。残りはわからない。 そういう感覚が連続する、ごく短い文章を詰め込んだ巾着袋のような一冊。 わからない、ということについて、編訳者解説のなかで全面的に肯定されます。そして、作者も友人に出した手紙の中で以下のように残しているそうです。 “自分の城の中にある、自分でもまだ知らない広間。それを開く鍵のような働きが、多くの本にはある。” “ぼくらはそもそも、自分を咬んだり刺したりする本だけを読むべきではないだろうか。 ぼくらが読んでいる本が、頭をガツンと一撃して、ぼくらを目覚めさせてくれないなら、いったい何のために、ぼくらは本を読むのか? 本とは、ぼくらの内の氷結した海を砕く斧でなければならない。” 心の中の不安定な部分をくっきりとさせておいて、そのあとまたそれを、後ろ足で砂をかけて隠してしまうような、詩なのか随想なのかわからない小作品の数々でした。

Posted by ブクログ

2026/02/11

トーン・テヘレン著『ハリネズミの願い』を読んだ流れで再読。いや、再々再々読、くらい。暗い。 『ハリネズミの願い』で「絶望することはけっしてない。絶望はできないんだ(p.26)」と言う陰鬱なハリネズミに、カフカか、と思ったのですが、カフカは「あらゆることに、わたしは失敗する。いや...

トーン・テヘレン著『ハリネズミの願い』を読んだ流れで再読。いや、再々再々読、くらい。暗い。 『ハリネズミの願い』で「絶望することはけっしてない。絶望はできないんだ(p.26)」と言う陰鬱なハリネズミに、カフカか、と思ったのですが、カフカは「あらゆることに、わたしは失敗する。いや、失敗することさえできない」だった。あら思い込み。でも絶望の神といえばカフカよね。 年に1度の100冊処分祭開催時、何度も何度も処分を検討しながら、結局手元に残る本。 「手軽に絶望に浸りたい」という、あまりにもしあわせな願望がやって来たときにしっくり来る一冊。絶望の最中にいるときには読むべからず。

Posted by ブクログ

2025/11/24
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

カフカの手記やノートに残された断片。短く、未完成のまま残された小説のかけらたち。 「小説のかけら」やネガティブな嘆き、読んでいると悩んでいるカフカの姿が感じられる。 断片も面白いし解説、紹介も良かった。

Posted by ブクログ