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深海世界 海底1万メートルの帝国
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深海世界 海底1万メートルの帝国

スーザン・ケイシー(著者), 棚橋志行(訳者)

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深海世界 海底1万メートルの帝国

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 亜紀書房
発売年月日 2024/05/27
JAN 9784750518411

深海世界

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商品レビュー

4.3

4件のお客様レビュー

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2024/11/11
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

・深海(水深200メートル以下)は海洋空間の95%を占めるが、今でも海底の8割は鮮明な詳細図が作製されていない。 ・世界で一番深い海淵はマリアナ海溝のチャレンジャー海淵 ・トンガ海溝のホライゾン海淵は「生命がない。冷たい。…私がそこにいることを望んでいな」いところだった。

Posted by ブクログ

2024/10/18

海愛、深海愛に満ちた一冊。 海大好きジャーナリストが、とうとう実際に潜航艇で深海に行ってしまう。 その行程と、深海愛が素晴らしく溢れ出ている。 欧米系のこの手の本の煩わしい冗長な描写は確かに鼻をつくのだが、まし。 何より、この、深海自体が素晴らしい。 本の構成としては、ただ...

海愛、深海愛に満ちた一冊。 海大好きジャーナリストが、とうとう実際に潜航艇で深海に行ってしまう。 その行程と、深海愛が素晴らしく溢れ出ている。 欧米系のこの手の本の煩わしい冗長な描写は確かに鼻をつくのだが、まし。 何より、この、深海自体が素晴らしい。 本の構成としては、ただの日記と言って仕舞えばそんな気がする。 リスク描写は最小限だし。舞い上がってる感は一杯。閉所、暗いところが苦手な人には向いてない。 また、口絵というか、その深海の写真が素晴らしい。 その一方で。 ここが掘り出すべき宝箱にしか見えない人達がいて、やばいのも事実 目の前にある自然は、征服すべきので、そこから得られる富は、あなたのものだ的なやばい動きもある。 海はなんでも受け入れてくれる、という思想でもないだろうが、廃棄したゴミが山ほど溜まっていて、代謝の緩やかな深海ではそれが、どれだけのダメージか。 つまるところ、人間浅知恵でいじってはいけないものが世の中にはいくらでもある。その謙虚さを失った時に、どんなしっぺ返しがあるか。 これまで何度も、いくらでも後悔して来たことをまた繰り返すのか。 深海は、それを突きつけてくれる。 まだ、宇宙へ拡大した方がましなんだろう。結局は。 その一方で、世界レベルのバカな金持ちが、無理矢理にでもどれだけの扉をこじ開けて来てくれたのか。 色々考える本。

Posted by ブクログ

2024/10/15

16世紀の海図から最新の研究成果まで、深海についての知見を物語のように面白くっ綴ったサイエンスノンフィクションである。何よりもわくわくするのは、著者自身が足を運んで、時には深海へもぐり、その驚異と感動を伝えてくれることである。要するに、体を張っているのだ。だからこそ、書かれている...

16世紀の海図から最新の研究成果まで、深海についての知見を物語のように面白くっ綴ったサイエンスノンフィクションである。何よりもわくわくするのは、著者自身が足を運んで、時には深海へもぐり、その驚異と感動を伝えてくれることである。要するに、体を張っているのだ。だからこそ、書かれていることが単なる知識でなく、血肉のような喜びや恐れとして感じられる。深海は孤独で静かである一方、生き物に満ちにぎやかである。そんな深海に、人間は容赦なく開発の手を伸ばそうとしている。私たちは、深海についてほとんど何も知らない。そのことをあらためて教えてくれるとともに、深海を知りたくてたまらなくさせる本である。

Posted by ブクログ

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