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深海世界 海底1万メートルの帝国
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深海世界 海底1万メートルの帝国

スーザン・ケイシー(著者), 棚橋志行(訳者)

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深海世界 海底1万メートルの帝国

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 亜紀書房
発売年月日 2024/05/27
JAN 9784750518411

深海世界

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2024/07/26

自分の深海探査情報はジェイムズ・キャメロンの個人的探査艇建造時点から更新されていないかった!宇宙開発関係のニュースはどこかの社長がロケットに乗ります含めてどんどん発信されてくるのに海中の探査のニュースは全然出ない。この本も本屋さんをぶらぶらしていて偶然見つけたもの。ネットでもリコ...

自分の深海探査情報はジェイムズ・キャメロンの個人的探査艇建造時点から更新されていないかった!宇宙開発関係のニュースはどこかの社長がロケットに乗ります含めてどんどん発信されてくるのに海中の探査のニュースは全然出ない。この本も本屋さんをぶらぶらしていて偶然見つけたもの。ネットでもリコメンドで上がってこないしどういう情報を分析してるんだろうね?こうして自分の関心領域も、意識しないと変なバイアスがかかったものだけが流れてきて影響を受けていることがよくわかった。 深海探査すごい進化してるぞ。本は付箋だらけ。深海探査は国家プロジェクトとしてやっているのかと思いきや、金持ち企業家が各分野のプロを集めた個人的プロジェクトによって推進されているのも驚き。一周回ってもはベルヌのSFやスペオペの世界になってる! もはや有人潜水艇のデザインもランチパックを立てたみたいな格好!ダイオウイカを見つけた時の透明アクリル球体の船体にも驚いたけどこれはすごいね。カーボンを取り込んだ植物プランクトンを深海域からのプランクトンが夜間に取り込んで深海に溜め込んでいくサイクルがあるとか、気候は海から始まっていることがよくわかる。 ショックだったのは深海域を資源開発のために切り売りする国際機関があるとか、その資源開発開発会社の科学顧問として伝説のアルヴィン号の唯一無二の女性パイロットだったバン・ドーバーがついてめちゃめちゃな開発に関与していたということ(昔彼女の本読んですごい感動したのになぁ)。中国の深海探査挺は中であたたかい食事まで取れるデカさなんていう情報は誰も流さない。欲とエゴと政治にまみれた科学探査の世界の情報は流れてくる情報を漫然と受け取るだけでは正しい姿は見えない。もっと積極的に取りに行かないといけなのね。恐ろしくも面白い世の中になったものだ。

Posted by ブクログ

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