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室町ワンダーランド あなたの知らない「もうひとつの日本」
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 文藝春秋 |
発売年月日 | 2024/05/27 |
JAN | 9784163918501 |
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室町ワンダーランド
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商品レビュー
3.6
8件のお客様レビュー
文春の連載コラムのまとめか。 一つ一つのエピソードは短くて分かりやすい。のだが、それだけやなあ。 特段、室町がどれだけワンダーランドだったかってのが見えてくる内容でない。実際、何も残ってない。 歴史エピソードを、昔とは通説が違って来てるところもあるよって視点で軽く読めばいい本...
文春の連載コラムのまとめか。 一つ一つのエピソードは短くて分かりやすい。のだが、それだけやなあ。 特段、室町がどれだけワンダーランドだったかってのが見えてくる内容でない。実際、何も残ってない。 歴史エピソードを、昔とは通説が違って来てるところもあるよって視点で軽く読めばいい本だと思う。 日本文化、伝統ってのが実は室町以降の近代までに出来上がって来てて、このところはむしろそれが失われているので、「近代までが室町時代」でそれを記録しないと的な一文には惹かれたが、そこはあまり効いてない。 最後の方にあった、歴史学者の分類、情熱と、史料と、研究の文脈にどう関わるかで、優れた歴史学者、歴史ファン、業界通、職人、学者バカ、バカ学者、エセ学者と呼称するところが実は一番面白かったかも。 最近のSNSで見るセンセイ方の顔を思い浮かべながら。別に歴史学者だけではないような気がするし、その辺で一冊書いていただいてもいいように思った。
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歴史の本当のところは、素人にはなかなかわからないが、こういう本を読むと目から鱗体験ができて面白い。 特に個人的に興味がある室町時代なので尚更。
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「週刊文春」に連載のものをまとめたものとあって、気軽に読める。 最初は「室町捕物帳」 著者の専門とする室町時代は江戸時代に比べいまいち現代になじみがない。それならば、テレビで「室町捕物帳」とでも名付け、大岡越前ばりの番組でも作れば、もっと室町時代に皆が関心を持つのではないか、と...
「週刊文春」に連載のものをまとめたものとあって、気軽に読める。 最初は「室町捕物帳」 著者の専門とする室町時代は江戸時代に比べいまいち現代になじみがない。それならば、テレビで「室町捕物帳」とでも名付け、大岡越前ばりの番組でも作れば、もっと室町時代に皆が関心を持つのではないか、と考えたものの、いや待て、室町の司法・警察業務には「職権主義」という発想はなく、「当事者主義」で被害者からのアクションが無い限り司法は動かないのだっだ。当時は「獄前の死人、訴えなくんば険断なし」 死人は転がり放題、中世の政治権力は犯罪の取り締まりや、たとえ判決したとしてもそれを守らせるのは後ろ向き。・・なので人々は自力救済の道を選び、ゆえに中世は争いが絶えなかった。・・そうか、なるほどなるほど。「七人の侍」なんてそういうわけか。それじゃあ「室町必殺仕事人」といくか。 と、筆はリズミカルに進み、やっぱりよく分かっていない室町時代のあれこれを知ることができました。 1971年生まれの著者、歴史に興味を持ったきっかけは、1981年、小学3年の時、正月時代劇で「関ケ原」を父とみたことだそう。司馬遼太郎原作で、家康・森繁久彌、三成・加藤剛、秀吉・宇野重吉だそう。この初見の”刷り込み体験”は強烈で、しかし強烈すぎるゆえ、織田信長を演じる俳優が最近は自分より年下になり、いまいち昔ほど歴史ドラマに没入できなくなっているとか。これは歴史上の人物を演じる人はつねに自分より年上でないといけない、という変な思い込みが根底にあるのではないか、と考察している。・・なにか著者に親近感をいだきました。 「週刊文春」連載中の「室町ワンダーランド」2022.4.28号~223.12.28号掲載分から58本を選び、再編集したもの。 2024.5.30第1刷 図書館
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