商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 文藝春秋 |
発売年月日 | 2024/05/27 |
JAN | 9784163918501 |
- 書籍
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室町ワンダーランド
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室町ワンダーランド
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商品レビュー
3.7
10件のお客様レビュー
(借.新宿区立図書館) 週刊文春連載コラムをまとめたものなので読みやすい。室町時代のあまり知られていないあれこれ。個人的には色々な意味で第五章の「歴史家の頭の中」が面白かった。
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荒ぶる混沌な室町時代について語る、日本史エッセイ。 ・はじめに―室町と現代― 第一章 中世は本日も荒れ模様 第二章 ある中世人の肖像 第三章 ルーツはここにあり? 第四章 室町は遠くなりにけり 第五章 歴史家の頭の中 参考文献有り。 以前読んだ「室町は今日もハードボイルド」が面...
荒ぶる混沌な室町時代について語る、日本史エッセイ。 ・はじめに―室町と現代― 第一章 中世は本日も荒れ模様 第二章 ある中世人の肖像 第三章 ルーツはここにあり? 第四章 室町は遠くなりにけり 第五章 歴史家の頭の中 参考文献有り。 以前読んだ「室町は今日もハードボイルド」が面白かったので、 最新作を読書。「週刊文春」連載だから4~5ページの短文で、 室町時代のあれやこれやをさっくりと語る、エッセイです。 裁判よりも実力行使、琵琶湖には海賊、荒ぶる宗教と、 アナーキー。くせ者揃いの足利将軍に宗教家、庶民に農民、 公家に、果ては乞食までも。鎌倉時代末期から戦国時代へ 向かう混沌の中で、当時の人々が存在感を示しています。 あちこちで戦乱はあるし、まだ秩序が整備されないけれども、 時代は少しずつ変化し、歩みを進めていく。 そんな様子もエピソードに盛り込まれています。 また、現代に結び付く、五島列島の感染症対策や、 災害の記録や記憶を伝える伝承石碑の話は興味深いものでした。 そして現代にも繋がるワリカンの話も面白い。 九相図の話は「呪術廻戦」がなんだか頭を過ったし。 徳川家のご先祖様については、家康が隠したい黒歴史だった のかと、興味津々。足利氏の家臣のまた家臣とはね。 その話を含め、偏諱などにより、ぐだぐだな室町幕府でも長らく 権威を保って存続されていたと考えると、なんか不思議。
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文春の連載コラムのまとめか。 一つ一つのエピソードは短くて分かりやすい。のだが、それだけやなあ。 特段、室町がどれだけワンダーランドだったかってのが見えてくる内容でない。実際、何も残ってない。 歴史エピソードを、昔とは通説が違って来てるところもあるよって視点で軽く読めばいい本...
文春の連載コラムのまとめか。 一つ一つのエピソードは短くて分かりやすい。のだが、それだけやなあ。 特段、室町がどれだけワンダーランドだったかってのが見えてくる内容でない。実際、何も残ってない。 歴史エピソードを、昔とは通説が違って来てるところもあるよって視点で軽く読めばいい本だと思う。 日本文化、伝統ってのが実は室町以降の近代までに出来上がって来てて、このところはむしろそれが失われているので、「近代までが室町時代」でそれを記録しないと的な一文には惹かれたが、そこはあまり効いてない。 最後の方にあった、歴史学者の分類、情熱と、史料と、研究の文脈にどう関わるかで、優れた歴史学者、歴史ファン、業界通、職人、学者バカ、バカ学者、エセ学者と呼称するところが実は一番面白かったかも。 最近のSNSで見るセンセイ方の顔を思い浮かべながら。別に歴史学者だけではないような気がするし、その辺で一冊書いていただいてもいいように思った。
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