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ルール?本 創造的に生きるためのデザイン
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商品詳細
| 内容紹介 | |
|---|---|
| 販売会社/発売会社 | フィルムアート社 |
| 発売年月日 | 2024/05/18 |
| JAN | 9784845921447 |
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ルール?本
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商品レビュー
3.7
8件のお客様レビュー
思ったよりワクワクしなかった。読み手である自分の状態のせいだろう。読んでいくうちに説教されているように思えてくるから不思議なものだ。実際に展覧会?にいけば、また感じる世界も違うのだろう。本書によればかなりの盛会だったようだ。生活の中に馴染んでいるルールを意識的に捉えることで新たな...
思ったよりワクワクしなかった。読み手である自分の状態のせいだろう。読んでいくうちに説教されているように思えてくるから不思議なものだ。実際に展覧会?にいけば、また感じる世界も違うのだろう。本書によればかなりの盛会だったようだ。生活の中に馴染んでいるルールを意識的に捉えることで新たな認識や工夫、思い込みへの気付きが生まれる。テーブルのこの場所に座るのも自分ルールだけど、それは100%自分で決めているわけではなく環境からガイドされている、なんて話はよくする。個人的にはルールは制約として機能する考え方が好きだ。
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●ルールとは、自由を縛るものというイメージはないだろうか。確かに一つの側面として、ルールは不自由さを強いるものになりうるだろうが、人がルールを求めるのは、より豊かに円滑に社会を生きるためではなかろうか。本書は、人が生きる上で意識せずとも当たり前のように存在するルールというものを、...
●ルールとは、自由を縛るものというイメージはないだろうか。確かに一つの側面として、ルールは不自由さを強いるものになりうるだろうが、人がルールを求めるのは、より豊かに円滑に社会を生きるためではなかろうか。本書は、人が生きる上で意識せずとも当たり前のように存在するルールというものを、本書を読む人に意識させ、考えをめぐらせるきっかけとルールに対する新たな視点を与えてくれる。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
ルールがあることで、多くの人が安心して、自由に生きることが可能となっている。 ルールは問題から生まれ、ひとつのルールを実行することが他人の利益や欲望と矛盾したり、さらに別の問題が表れてしまったりする。だから、ルールを事項することで刻々と変化する状況を常に観測しながらアップデートすることを前提とする必要がある。 ルールリテラシーとは「ルールの理解度を上げようと自ら勉強したり、教育や啓蒙の重要性を説いたりするアプローチ」を指す。一方、ルールコンピテンシーとは「ルールについて対話し、意見を言うなど行動し、参加・関与していくという主体性や行動特性」を指す。このうち、ルールを自分事としてとらえる視点や、ルールの受け手でなく作り手となって参加し、過程を楽しむという後者の能力が私たちには欠けている。 宇野重規「異なるルールによって運営されるコミュニティが多数存在することを前提に、どのコミュニティのルールが居心地よいかを考え、移動を繰り返しているのが、現在の私たちである。その意味で、ルールは「与えられる」ものから「作る」ものへ変わった後の今、「選ぶ」対象になりつつある」 「行動を誘導する」ナッジは「ルールを考える」ということにはそぐわない。また、絶対的なルールを決めてくれる人がいれば、それを守る人たちは「考える」というコストを支払わずに振舞える。よって、ルールを設定しないという野生の状態は、一見自由に見えても、ある意味すべてを民事で解決しようとすることで、必然的に個々人にコストがかかることを要求している。
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