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日本外交の劣化 再生への道
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商品詳細
| 内容紹介 | |
|---|---|
| 販売会社/発売会社 | 文藝春秋 |
| 発売年月日 | 2024/05/14 |
| JAN | 9784163918426 |
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日本外交の劣化 再生への道
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商品レビュー
3.3
9件のお客様レビュー
日本の外交の外交官の意識までが赤裸々に描かれており、読み応え満点。 外務省が徐々に内向きになっている。在外が評価されてない。 安倍外交は、アメリカ重視の姿勢など評価されている一方で、ロシアに対する曖昧な対応、2島返還が問題視されていた。 語学力が超重要。
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YouTubeで著者の動画を見て興味を持ち、図書館で借りて読了。 非常に興味深い一冊だった。 外交という普段まったく馴染みのない世界について書かれた一冊。そのため、知らないことばかりで、外交自体に関して非常に興味深く感じたのだが、本書のメインは外交世界一般に関することではなく、...
YouTubeで著者の動画を見て興味を持ち、図書館で借りて読了。 非常に興味深い一冊だった。 外交という普段まったく馴染みのない世界について書かれた一冊。そのため、知らないことばかりで、外交自体に関して非常に興味深く感じたのだが、本書のメインは外交世界一般に関することではなく、タイトルにあるように、日本外交の劣化に関すること。著者が本書のことを「外交官としての遺言」と述べているように、著者が思いの丈をこれでもかとぶつけにぶつけた一冊となっている。衝撃的なのが、「ここまで実名を出していいのか!?」と驚きを禁じ得ないほどの実名エピソードの多さ。本当に著者はもう後戻りを考えていない、まさに遺言と呼ぶべき一冊となっている。 日本外交への著者の嘆きがこれでもかこれでもかと本当に終始繰り返して続き、最後のほうは若干食傷気味になる。もう少し良いエピソードも挙げて欲しいところではあったが、著者から見た日本外交とはまさにこのような実態なのだろう。著者の一方向からの意見だけを鵜呑みにするわけにはいかないが、書かれている内容が事実なのであれば、一国民として外務省や日本の外交に期待するイメージと実態が大きく乖離していると言わざるを得ない。 もっとも、著者も言及しているように、これは外務省という一組織の問題に留まらず、日本のあらゆる組織、そしてその構成員となる組織人のこども時代からの国の教育にまで及ぶ根深い問題だとまさに思う。すべては昨今の日本の風潮に起因していると思われる。 そのような観点もあり、本書は外務官僚に対して多くの辛辣な物言いがされているが、外務省とは無関係な自分としても、それは他人事のように流し読むことはできず、自分としても非常に身につまされる内容も多かった。一言で言うと、プロフェッショナリズムの欠如ということになろう。 プロフェッショナリズムとも関係するが、非常に基本的なあるべき姿勢に関して、「個の底上げ」として特に以下が取り上げられている。 ・語学力 ・知的好奇心の伸長 ・挨拶と身だしなみ なお、本書では具体事例への言及も多く、以下のような問題に関しても簡潔に理解を深めることができる。 ・なし崩しの北方領土問題 ・腰の引けた対中外交 ・米国にNOと言えない日本 ・慰安婦像乱立の大罪 また、本書で初めて「歴史戦」という言葉を知った。 とにかく非常に興味深い一冊だった。ぜひ多くの人におすすめしたい。 ただし、再熟読するまでではないかなという印象。再読の際はかいつまんで読んでいきたい。
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読み進めるにつれ、タイトルにある日本外交の劣化に関して、焦燥感とやるせなさ、絶望感だけが募る。 著者の山上氏は、駐オーストラリア全権大使であったが、上司に対しても物言う姿勢から外務省内では異端であった。外務省組織内の多くが事なかれ主義と保身に明け暮れ、政治家も含め、日本の国益を...
読み進めるにつれ、タイトルにある日本外交の劣化に関して、焦燥感とやるせなさ、絶望感だけが募る。 著者の山上氏は、駐オーストラリア全権大使であったが、上司に対しても物言う姿勢から外務省内では異端であった。外務省組織内の多くが事なかれ主義と保身に明け暮れ、政治家も含め、日本の国益を守るという高い職業意識が希薄である、もしくは皆無である事が様々な事例と共に指摘されている。 本書の構成は、問題点がまず上げられ、その背景が語られ、更に解決策の提言がなされている。問題点だけ論うだけだれば単なる文句を言っているだけという事を著者も意識しているのであろう。しかしながら、山上氏のような気骨があり全権大使まで務めた人が中にいても組織は全く変わらないのであれば、問題が解決に向かうとは到底思えない。外務省の問題は、各省庁でも共通であり、さらに言えば民間企業でも概ね状況は似たり寄ったりである。ここで描かれている事は、日本の組織、日本人の本質な問題と言い換えることもできる。かつて福沢諭吉が「愚民の上に苛き政府あり」と喝破したように、我々国民の民度の問題であると言うことか。根は深い。
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