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ムスコ物語 幻冬舎文庫
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商品詳細
内容紹介 | |
---|---|
販売会社/発売会社 | 幻冬舎 |
発売年月日 | 2024/05/10 |
JAN | 9784344433830 |
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ムスコ物語
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ムスコ物語
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商品レビュー
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誰かの何かである事 何かに所属している事 誰かに認められている事 誰かに愛されている事……などなど 作者はそう言う事の前に 「すべての人は、何よりこの地球に受け入れられているのだ」 と言う。 私は学校を卒業してから、ずっと仕事をして来た。 子供が産まれてしばらくは、いわゆる専業...
誰かの何かである事 何かに所属している事 誰かに認められている事 誰かに愛されている事……などなど 作者はそう言う事の前に 「すべての人は、何よりこの地球に受け入れられているのだ」 と言う。 私は学校を卒業してから、ずっと仕事をして来た。 子供が産まれてしばらくは、いわゆる専業主婦をしていた。 その頃○○ちゃんのママではあったものの、 「何処にも所属していない自分」という認識があった。 それは誰かの目を意識していたのか? 今も、いろいろな事を意識しているのだろう。 しかし作者には、そんなものは無い。 自分はこの惑星の生き物として、受け入れられているのだと言う確固とした自信。 シングルマザーで、身寄りもいない海外で1人で子供を産み、その後も苦労は人並みはずれているのだけれど、だからこそ得られた世間の目など振り切ったその眩しさ。自分の道をまっすぐ歩く事のできる強さ。 こんな、人として大きな母親に育てられたデウス君。 自立した、魅力的な人間にならない筈が無い。 あとがきとして、デウス君の書いた「ハハ物語」 には、「母は失敗を含めたありとあらゆる経験を推奨し、逆に勉学や教育がそれの妨げとなる事を望まなかった」 「そしてあんなに楽しげに、いろんな所へ行き、いろんな人と接する母の姿に、ただ憧れていただけなのだ」……と。 子供に心底憧れられる親。 今までの、そしてこれからの生き方を考えてしまう。
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地球規模で移動し、若い頃から規格外(?)の生活をしてきたヤマザキマリさんが、ムスコや家族との関係、ムスコに対する思いを綴ったエッセイ。 "他者という鏡に自分を投影することで自らの存在を確認などしなくても、地球に受け入れられているという自覚だけ持って堂々と生きて欲しかったし、私の息子である以前に、この惑星の生き物として生まれてきたことを感じてほしかった"という信念で子育てをしてきたヤマザキさんもすごいが、子どもの側から見ると必ずしも子ども中心とは思えない暮らし方、生活の変化を強いられてきたにもかかわらず、グレることもなく、両親や祖父母への気遣いを見せられる人に育った息子のデルス君も素晴らしい。 とはいえ、あとがきにかえてデルス君が書いた「ハハ物語」を読むと、やはりムスコとしては辛い面もある子ども時代だったことがわかる。 それでも、人間性の大きい(と勝手に想像する)人に育ったのは、どんな環境であれ、親の愛情がきちんと届いていたからだと思う。 ヤマザキさんの夫も含め、独特で素敵な家族。
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マリさんの漫画は、自伝的なものしか読んでないけど、エッセイはいくつか読んだことがあり、この本もこれまで同様、内容も興味深く読みやすい文章で、息子さんにある程度フォーカスしつつ、生活全般に触れられ、楽しく読めた。 シリア時代についてもっと聞きたいと、いつも願っているが、今だと内戦に...
マリさんの漫画は、自伝的なものしか読んでないけど、エッセイはいくつか読んだことがあり、この本もこれまで同様、内容も興味深く読みやすい文章で、息子さんにある程度フォーカスしつつ、生活全般に触れられ、楽しく読めた。 シリア時代についてもっと聞きたいと、いつも願っているが、今だと内戦に絡む内容を求められて、方向性が自由でなくなるのかな、、、とか思ったり。
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